みなさんこんにちは!
武田塾泉中央校 上野です!
本日は仙台3校舎でご活躍されている新井先生に地理の勉強法についてお話ししていただきます!
地理の攻略法
皆さん、こんにちは!講師の新井です。
このブログでは地理の勉強法について紹介していきたいと思います!
地理を受験で使う選択肢は以下の4パターンのいずれかだと思います。
①国公立文系志望で共通テストの社会2科目として受ける
②国公立理系志望で共通テストの社会科目として受ける
③国公立文系志望で共通テストでも二次試験でも受ける
④私立文系志望で私立の個別試験で受ける
受験で地理を使用される方のほとんどは①か②(=共通テストのみ使用)だと思います。
③だと北大・筑波・一橋・東大・京大・都立大などでは二次試験でも使用可能です!
④の選択肢は、私立で地理を使用できるのは早慶だと慶応商学部・早稲田教育のみ、MARCHだと明治、立教、法政の一部方式のみで選択肢が限られてしまうためあまりお勧めできません。。
ということで、①②の方向けと、③の方に向けて、それぞれおすすめの勉強方法を書いていきます!
~①②の方へ~
まず大前提として、①②の方の中でも、共通テストの地理の点数がどのように圧縮されるかで、目標点が変わってきます。
例えば国公立理系志望のなかでも、京大工学部志望であれば共通テスト200点、二次試験800点の合計1000点で合否が決まり、
共通200点のうち100点は社会科目となっており地理の比重が大きいため高得点を狙いたいですが、
東工大志望であれば共通テストの使用は足切りのみで理系科目や英語で十分とれれば足きりは回避できるので、
社会科目である地理は高得点でなくても大丈夫です(=地理にかける時間を理系科目などに回すほうが合格に近付く)
このように志望校の社会科目の得点圧縮率によって、どれだけ地理で取るべきかは変わってきます!
まずは自分の志望校の受験要項をみて、何点を目標にするかの戦略を立てましょう!
共通テスト地理は、
A:一般常識や中学校の地理の知識で解ける問題30点(一般正答率80%以上)、
B:高校地理の基礎知識で十分解ける問題30点分(一般正答率60%程度)、
C:高校地理の基礎知識を利用すれば2択まで絞れるがそこからは応用的な知識や地理的感覚を必要とする問題30点分(一般正答率25-50%程度)、
D:難問(一般正答率15%以下)
という構造でできています(共通テスト試行調査の問題別正解率を参考に書いてます)。
よって目標によってどの難易度の問題をどこまで取り切るのかが変わってくるので、仕上げるべきラインも変わってきます。
目標を60点程度(=ABを取り切る)にした方は、センター試験地理Bの点数が面白いほどとれる本や、
村瀬の地理Bなどの講義系参考書を表やグラフが”なぜそうなるか”を理解しながら読み込み、
基礎事項を暗記していってください!
そして共通テストやセンター試験の過去問を解き目標点に届いているか確認してください。
届かなかったら講義系参考書をもう一度読み込み、基礎事項や事象やグラフの理屈を確認し、基礎の穴を埋めていきましょう!
目標を80-90点程度(=ABCを取り切る)にした方は、目標60点の勉強を完璧にこなしたうえで、
資料集の重要なページを読み込み、頻出の統計グラフの暗記、各国の人口数把握をしていってください。
特に国の人口数は国力と相関関係が強いので、国別の人口数を把握しておくと、2択からの処理で役に立つことが多いです。
そして高得点である80-90点を獲得する1番の秘訣は、徹底した共通テストやセンター試験の過去問演習です。
追試もやってみることをお勧めします。
やれば気づきますが、何度も同じことが切り口を変えて聞かれているので、過去問演習の徹底は必ず役に立ちます。
あとは間違えた問題をまとめたノートなどを作っておくと、自分の間違え方の癖が把握できるのでお勧めです!
~③の方へ~
③の方も、講義系参考書を読み込んで基礎事項の暗記や、事象やグラフの理屈の理解が済んだら、
共通テストやセンター試験の過去問を徹底的に演習することをお勧めします。
共通テストやセンター試験の問題は、地理の理解度を問うことのできる良問が数多くあります。
それらを、なぜこの選択肢を選んだのか、なぜこの選択肢は違うのかを言語化しながら解くと論述対策にもなり非常に有効です。
また年度の古い問題は、その年度から現在までどのような推移をしてきたか、を考え言語化する練習をつむと、時系列順に説明させる問題に役に立ちます。
このように共通テストやセンター試験の過去問を論述対策教材として使用していくのがメチャクチャおすすめです。
それと同時並行で考える地理論述などで文章構成や得点に結びつく論述の仕方を学んでいってください。
そのあとは、志望校の過去問をしっかりとこなしていきましょう!
地理の問題は各学校ごとに大きく異なります。
その大学の特色に合わせた対策を自ら考えておこなっていく必要があります。
あとは字数慣れも必要です。東大の場合は30字単位で1文を書く練習、一橋の場合は25字単位で1文を書く練習が必要です(問題の字数制限が東大は30字刻み、一橋は25字刻みなため)。
都立大や筑波大なんかは400字の大論述がでるので文章構成の練習が必要ですね。
そして注意してほしいのは論述は誰か(できれば地理の先生)に見てもらうことがとても大事です!
だれかに見て(=客観視)もらわないと気付かないことはとても多いです。
必ず書いたものは人に見せるようにしましょう!
地理は、論理的かつ学習事項がつながっていくとても面白い教科です! 楽しみながら頑張りましょう!
ということで、地理の勉強方法は以上です! 受験生の春に幸あれ!!
最後に・・・
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