みなさん、こんにちは!
武田塾岩槻校です。
突然ですが、みなさんは英語の長文読解に自信がありますか?
受験相談のときに「長文読解ってどうやったら点数が上がりますか?」という質問が多かったので、今回は長文読解の勉強法についてご紹介しようと思います。
よくある間違いは、「文をたくさん読めば速読力が上がる」です。
ただ単に英文をたくさん読んでも速読力は伸びません。
なぜなら、英文を読むときに「自分の理解できるスピード」で読んでしまっているからです。
The American weekend officially begins on Friday evening, but already by Friday morning there are signs that the weekend is just around the corner.(速読英熟語 P12より引用)
例えば、こちらの例文の意味を理解するのに15秒かかったとします。
でも、実際のCD音声では10秒もかかりません。
よく「長文が多すぎてテストの時間が足りなかった」という声を聞きますが、それは大学の入試問題は「みんなの理解できる速さ」ではなく、「CD音声の速さ」で読んで間に合う量に設定されているからなんです。
もしこの例文を理解するのに15秒かかったなら、CDとの5秒の差を埋める努力をしない限り本番のテストで時間が足りないといった状況に陥ります。
そこでまずは英文を読むスピードを矯正しましょう。
これができれば、共通テスト・難関大学の長文読解も時間内に解くことができるからです。
今回ご紹介する勉強法を参考に、ぜひみなさんの勉強に役立ててください。
速読を鍛えるにはシャドーイングが必須
センター試験から共通テストへの移行に伴い、英語の問題が全て長文読解になりましたね。
センター試験までは文法などの知識問題も問われましたが、共通テストでは読解問題しか出題されません。
膨大な英文の中から必要な箇所を抜き取る情報処理能力が試されているのです。
これに対応するには速読が必須で、速読を鍛え上げるための方法がシャドーイングなんです!
シャドーイングがもたらす効果とは?
シャドーイングを行う目的は以下の2点です。
①長文を読む速さを上げるため
②リスニング対策のための耳の訓練
シャドーイングに適した教材
基本的には音声付きの教材で、読まれる英文が1文ごとに区切られていなければ問題ありません。
できれば内容が易しい長文が流れる音声付きの参考書が理想ですが・・・(使用されている英単語の意味が全てわかるレベルがおすすめです!)
ちなみに武田塾で推奨しているのがこちらの「速読英熟語」です。
こちらは大学受験対策の英熟語帳なのですが、覚えやすいように長文が載っているのが特徴です。
長文は全部で50題あるので、受験に必要な単語と文法がほとんど網羅されているんですね。
これ一冊で単語と文法の復習にもなりますし、50題全てをCD音声と同じ速さでシャドーイングができて、意味も理解できるようになれば、共通テストやGMARCHレベルの長文読解やリスニングに十分対応できます。
英熟語・速読力・リスニング力の3つを鍛え上げる一石三鳥の教材なんです!!
シャドーイングの具体的なやり方
武田塾では3段階に分けてシャドーイングを行っています。
1周目
まずは、音声のスピードに慣れてください。もちろん初めは英文を見ながらで構いませんが、CDのスピードについていくことを心がけてください。
その際、英語の発音も意識できるとリスニングの訓練になります。
シャドーイングは五感を使うトレーニングなので、スポーツと似ています。
なので1日1題を30分でいいので毎日続けてみてください。続ければ続けるほど上達が早くなります。
注意点としては、初めから完璧を求めないことです。最初から上手くいくはずがないと割り切って、ゲーム感覚でやりましょう!
2周目
1周目でCDの速さに慣れてきたら、2周目では文の意味を考えながらシャドーイングします。
ここでの目的は、CD音声の速さを維持しながら英文の意味が頭に浮かぶことです。
CD音声の速さについていくだけではただの音読になってしまうので、必ず文の意味を考えながらシャドーイングを行ってください!
3周目
仕上げの3周目では、英文を見ずにCDの音声を頼りにシャドーイングを行います。
すでに何周も繰り返している文章なので、内容もある程度頭に入っているはずです。
ですが、2周目同様に意味もしっかり考えながらシャドーイングしてください。
ここまでクリアできれば、すでに相当のリスニング力が身についています。
さらに、長文を読むスピードも見違えるほど速くなっているはずです。
何故なら「自分の英文を理解できる速さ」と「CDで流れる英文の速さ」にズレがない状態だからです!
このスピード感で英文が読めると、共通テスト・難関大学の英語に十分対応できます!
いかがだったでしょうか?
長文読解は闇雲に問題を解いても、速く読めるようにはなりません。
試験後に「長文が多すぎて時間が足りなかった」と嘆く受験生がいる一方で、しっかり時間内に解き終わっている受験生も必ずいます。
その違いは速く読むためのトレーニングをしたかどうかです。
時間内に解き終わった受験生と同じ語彙・文法を知っていても、時間的な問題で合否が分かれます。
そんな悔しい思いしたくありませんよね?
共通テストやGMARCHの英文レベルは決して難しくありません。
単語・熟語・文法・構文解釈をしっかり積んだ人なら、時間さえあればしっかり得点することができます。
積み上げてきた努力を遺憾なく発揮するためにも、今日ご紹介したやり方で速読力を磨いてほしいと思います。
武田塾ではシャドーイング以外にも様々な勉強法をご紹介していますので、興味のある方はぜひ武田塾岩槻校の無料受験相談にお越しください!
受験のことは受験のプロにお任せください。
みなさんにぴったりの勉強法をお伝えいたします!
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