はじめに
福島県JRいわき駅南口から徒歩1分、武田塾いわき校です!
ゴールデンウィークも終わり、さらに受験モードになる人が増えてきました。
焦りを感じ始める時期かと思いますが、めげずに頑張っていきましょう。
今回のテーマは、「勉強の成果を数字や時間で評価している受験生は落ちる」ということについて考えてみたいと思います。
勉強の成果を数字や時間で評価することは、多くの受験生が行っていますが、
例えば、自習室で勉強した時間や、予備校の授業を受けた時間を数えている人もいるかもしれません。
しかし、それらの時間は本当に有効な勉強時間だったかと聞かれるとYesは出せない人が多いと思います。
それに関して、3つの観点からお話ししていきたいと思います。
今回の記事はYouTubeを参考にしています。
勉強時間としてない時間を区別しよう!
勉強時間という言葉は、受験生にとって非常に重要なものです。
しかし、この言葉には、実際の勉強に費やされた時間と、勉強をしているフリをしている時間を区別する必要があります。
勉強時間を正確に把握することは、自己評価や勉強の効率性を測ることができますが、正確にカウントすることができない場合は、危険な落とし穴に陥る可能性があります。
例えば、自習室にいる時間を勉強時間と考えてしまう人がいます。
しかし、自習室にいる時間と勉強に費やされた時間を同一視することはできません。
自習室にいるときに、実際には寝ていたり、友達と話していたりする場合もあります。
そのため、自習室にいた時間が勉強時間としてカウントされるのは適切ではありません。
また、勉強時間とは、予備校や塾に通っている時間というわけではありません。
授業を受けている時間と勉強時間は別のものです。
授業を受けているときにも、集中して聞いているか、他のことに気を取られているかで、勉強時間が変わってきます。
同じように、授業を受けている時間が長いからといって、勉強時間が長いわけではありません。
これは、誤った考え方で、受験勉強においては、実際の勉強時間を正確に把握することが重要です。
勉強時間で満足しない
また、勉強時間を評価の基準にしておくと危ないということがあります。
勉強時間を単純に数えるだけでは、その人の実際の学習効果を正確に測ることはできません。
例えば、「昨日10時間勉強した」とか「8時間やった」とか、勉強時間だけを強調すると、それが一番重要なことのように捉えられ、
実際の学習内容や学習効果が見落とされる可能性があります。
もちろん、勉強時間は重要な指標の一つではあります。
大学受験を例にとると、多くの受験生はだいたい同じくらいの勉強時間を取っていると思われます。
また、現在では、放課後に6~7時間も勉強することが推奨されていることもあります。
しかし、これだけで自分の生活として考えると、まずいと感じる人もいるでしょう。
勉強時間だけにこだわりすぎると、自分自身の生活に対する負担が増えるだけでなく、実際の学習効果も低下する可能性があります。
受験生には、勉強時間だけでなく、学習内容や学習効果も重要です。
受験に合格する生徒と合格しない生徒がいる中で、どちらも勉強時間を数えているかもしれませんが、合格する生徒は、
「今日参考書ここまでやりました」「単語これだけ覚えました」「問題集これだけ解き込みました」といった具体的な学習内容を記録することが多いです。
一方、勉強に時間を取っている割に成績がよくない生徒は、
「何時から勉強するか」ということが先に目標になってしまっている場合があります。
例えば、自習室が夜10時まで開いている塾に通っている生徒は、「10時までとりあえず机に向かって自習する」ということがゴールになっていて、実際にどの程度学習したかについては見落とされる可能性があります。
したがって、効率や集中力など、他の要素も勉強に取り入れることが重要で、どの程度定着したかという指標で評価することが大切です。
参考書の完成を目指せ!
学習において、参考書の周回数はよく言われるテーマの1つです。
例えば、単語帳を3周したり、チャートを2周したりすることが推奨されます。
しかし、参考書を何周したらいいのかという疑問に対して、参考書を何周することが目的なのでしょうか?
それは手段であり、目的ではありません。
基礎問題を何周するかは、それぞれの学力や勉強の進め方によって異なります。
重要なのは問題について、それを完全に再現し、その式や理論を説明できることです。
参考書を使ってそれを実現するために、何周かかったのかは人それぞれです。
ただ単に繰り返しているだけの場合もあります。
それに、勉強する際にできなかった問題をチェックをつけて、2周目にやるというやり方もありますが、これはややナンセンスだと思います。
できなかった問題を2周目にやるとしたら、1周目はただできた問題とできなかった問題を仕分けしただけです。
できなかった問題については何も学べていないため、1周目は無駄な時間であったと言えます。
参考書の周回数にこだわるのではなく、重要なのは効果的な勉強法を見つけることです。
自分に合った勉強法を見つけ、それに集中することが大切です。
何度も周回することで、その分野に対する理解が深まる場合もありますが、何度も周回することが必要な場合は、それは勉強法に問題があるか、学力不足であることが考えられます。つまり、参考書の周回数を追いかけるのではなく、参考書の完成度を高める方にフォーカスしましょう。
まとめ
今回は、自分の勉強法について正しく評価していくためのアドバイスについて書いていきました。多くの受験生は本記事で紹介したように、時間ベースの勉強法に固執しています。しかし、
本質は、参考書に記載されているパターンの解き方を完璧に身につけることだと考えられます。
それぞれの参考書には、周数ではなく、目標やゴールが設定されています。
その目標にどれだけ近づけたかを評価することが重要であり、それが身についたかどうかを確認することが目的になります。
音読の多くの場合、10回読むことが目的になっていることが多いようですが、
10回読んだからといって、内容を完全に理解できるわけではありません。
単に文字を追って口で音読するだけでは、意味のある音読になりません。
十分に意味のある音読を行うことが目的であり、そうすれば、スカスカな10周回りよりも成果が得られることがあります。
滞在時間や勉強時間、周回数だけで判断することはできません。
完成度、これだけをしっかり意識してやっていきましょう。
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