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どうしてリスニング・速読ができるようにならないのか 速読・リスニング勉強法

はじめに

こんにちは、武田塾伊丹校です!

今回はセンター試験から共通テストへの移行により、比重が大きくなったリスニングと速読の勉強法についてなかなか出来るようにならない原因に触れながら紹介していきたいと思います。

筆者自らが実践して成績を上げることが出来たので、参考になると思います!

それでは始めます!

リスニングの勉強法

まずリスニングです!

共通テストではリーディングとリスニングの比率が基本的に1:1となり、一回しか放送を聞けない問題が出題されるなど受験生に要求されるリスニングのレベルは上がっていますが、リスニングをどうやって勉強しないといけないかが分からずに悩んでいる受験生やいくらやってもリスニングの成績が上がらない受験生は多いと思います。

そこでリスニングの点数が上がらない原因を挙げながら、それぞれの原因への対処法を教えていきます!

1つ目は「覚えた音と聞こえてくる音とのズレ」です。

この音のズレとは何なのか分からない人もいると思うので、具体例を挙げて説明します!

例えば「blood」という単語は「ブロッド」と読むように見えますが実際は「ブラッド」と聞こえてくるため、「blood」の音を「ブロッド」と覚えてしまうと聞き逃してしまいます。

こうした音のズレを矯正しないとスクリプトを見たら放送の内容は分かるのにスクリプトなしで聞くと内容が分からないという状態が続いてしまいます。

音のズレを矯正するためには、解いた問題のスクリプトを見ながらリスニングをするのを何回か繰り返し、その後スピーカーについていきながらスクリプトを音読するのを何回か行うことが有効です。

このようにすることで、覚えた音と実際の音の違いを把握し、実際に声に出すことで正しい音を定着させることが出来ます。

音のズレを矯正するために参考書を追加する必要はありませんが、なるべく実際に解いた問題全部でこのプロセスを実践しましょう!

2つ目は「使っている参考書のレベルと実力が見合っていない」です。

他の勉強をする際もそうですが、自分がやっている参考書が自分の実力とかけ離れていると参考書の内容が難しすぎて学習が全然進みません。

そのため、自分の実力と同レベルの参考書から進めていった方が結果的には効率的に学習することが出来るのです。

リスニングの参考書の難易度が自分と合っているかどうかの一つの目安は、「スクリプトを見て問題を全問正解できるか」です。

当たり前のことですが、スクリプトを見ながら解くよりも聞こえてくる英語だけで解く方が難しいため、スクリプトを見て解けない問題は音だけ聞いても絶対解けません。

最初から共通テストレベルの参考書から始めるのではなく、スクリプトを見て内容を理解できる参考書から地道に始めていって最終的に志望校合格に必要なレベルができるようになることを意識しましょう。

下の動画では今回紹介しきれなかったリスニングを勉強する上で気をつけてほしいことがまとめられています。

是非参考にしてみてください!

速読の勉強法

次は速読です!

共通テストでは従来のセンター試験で出題されていた文法問題がなくなった代わりに長文問題が増加し、一層処理能力が要求されるテストになっています。

多くの受験生はできるだけ英文を速く読みたいと思い勉強しますが、なかなか読むスピードが上がらないのが実情だと思います。

速読できるようにするためには英文を速く読めない原因を把握し、それらを一つ一つつぶしていく必要があります。

速読がなかなかできない原因は2つあります。

1つ目は「英文解釈の勉強をおろそかにしている」です。

皆さんは何のために英文解釈を勉強しないといけないかをしっかり理解しているでしょうか?意外と答えられない受験生も多いかもしれません。

英文解釈を勉強する目的とは、英文の中で分からない部分をなくし、英文をスラスラと読めるようにするためです。

英文の難易度を上げていくと、文の構造は複雑になっていき英文を読むスピードは落ちていきます。

ですが、英文解釈を勉強することで複雑な構造の英文でもスピードを落とさずに読むことができるようになります。

もちろん英文解釈を勉強してすぐに速読ができるようになる訳ではありませんが英文解釈の勉強なしに速読ができるようにはなりません。

英文解釈の勉強で一文を完璧に読めるようになってはじめて長文の速読の勉強に手を付けられるようになるということを意識して勉強してもらいたいです。

下の動画では自称解釈の鬼こと高田先生が英文解釈の勉強で気をつけたい点について話していますので、ぜひこの動画を再生して英文解釈の勉強に役に立てていただければ幸いです。

2つ目は「日本語に訳すように英文を戻りながら読んでいる」です。

実際にこのようにして英語の語順で読めていない受験生は結構多いではないでしょうか?

当たり前のことですが、戻りながら読んでしまうと戻った分だけ余計に文章を読むことになり、結果的に時間をロスすることになってしまいます。

しかし、いざ英文を英語の語順で読もうとしても、日本語でちゃんと訳せないと英文を読めないという段階からなかなか抜け出せません。

そこで有効なのは音読です。

音読をする際に是非意識して欲しいポイントは「英文はカタマリごとに区切りながら前から訳すようにする」ということです。

これがどういうことなのか具体的に英文を使って説明します。

He said, ”The book I borrowed from the library was more interesting than other books I had ever read."

上のような文を読む際、「彼は図書館から借りたその本はこれまで読んだことのある他の本よりも面白いと言った。」と英語の語順を無視して訳すのではなく、「彼は言った(=He said)/その本(=The book)/図書館から借りた(= I borrowed from the library)/面白い(=was more interesting)/他の本よりも(=than other books)/これまで読んだことのある(=I had ever read)」のように英文をカタマリごとに/で区切るように読むようにしましょう

この際意識して欲しいのは、英文の内容は7,8割程度理解できれば十分だということです。内容を完璧に理解しなければいけないと思ってしまうとどうしても前に戻って訳そうとしてしまうので、内容を大まかに分かればいいと意識しておくことは意外と重要です。実際、上のスラッシュで区切った日本語訳を順番につなぎ合わせても大体の内容はとれるとおもいます。

このように英語の語順を意識しながら音読することで、英語の語順を体にしみこませることができ、最終的には速読できるようになるのです。

音読についてもっと知りたい場合、これらの動画を見てみるといいと思います!

音読のメリット、音読をする際に気をつけたいことなど音読についていろいろ知ることが出来ます。

まとめ

いかがだったでしょうか!

今回は勉強してもリスニング・速読ができるようにならない原因、これらを踏まえた勉強の仕方について説明していきました。

これからの英語の勉強の参考にしていただければ幸いです。

これからも受験生の役に立つ情報を発信していきます。

以上、武田塾伊丹校からでした!

 

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