はじめに
こんにちは、武田塾伊丹校です!
今回は化学基礎、生物基礎、物理基礎、地学基礎の4科目から構成される理科基礎の各科目の特徴について話していきたいと思います。
今回は科目選択の実態を交えながら紹介するので、実際に受験で使う科目を選ぶ際に参考になると思います。
それでは始めていきましょう!
化学基礎
まず最初は化学基礎です。
多くの学校で化学基礎の授業が行われていることから化学基礎を受験で使用する受験生は多いです。
自分が通っていた高校では、化学基礎をほとんどの学生が受験科目として選択し(地学基礎の授業は開講されていなかったことから)残りの1科目を自分の得意不得意に合わせて物理基礎・生物基礎から選ぶこととなっていました。
化学基礎の特徴としては知識と計算をある程度こなさなければならないという点です。
元素番号や元素の特徴、様々な化学反応などについて覚えながら水溶液や化学反応式に関連した計算問題ができるようにしなければなりません。
化学基礎は暗記も計算もそれほど苦手ではない受験生におすすめです!
化学基礎で出題される計算問題は、化学基礎で初めて取り上げられる"mol"といった概念に慣れて理解できるようになればそこまで難しいものではないため、計算が苦手な文系受験生でも取っ付きやすいと思います。なので初めは化学特有の概念の理解に時間を割いておくと後々楽になることを頭に入れておくといいです。
生物基礎
次は生物基礎です。
生物基礎は一番多くの文系受験生が選択科目として使用する科目です。
また高校時代の話になりますが、物理基礎・生物基礎の内、私含めほとんどの文系受験生は生物基礎を選択していました。
生物基礎の特徴はほとんど暗記で占められていて計算問題は化学基礎・地学基礎よりも少ないということです。
計算問題はセンター試験・共通テストで毎年数問出題されていますが、知識問題中心の出題であることは変わっていません。
生物基礎の学習は暗記主体になる以上、時間をかければかけるほど点数は上がりやすいため、生物基礎は報われやすい科目であると言えますが、逆に言えば高得点を取るにはどうしても生物基礎にそれなりに時間を割かなければならなくなってしまいます。
そのため、難関大志望で受験で使用する科目が多く配点が低い理科基礎にあまり時間をかけられない受験生は本当に生物基礎を使用した方がいいのかよく考えておきましょう。
生物基礎は暗記に自信がある受験生、もしくは計算問題が苦手な受験生におすすめです!
物理基礎
次に物理基礎です。
物理基礎は理科基礎科目の中で一番選択者が少ない科目です。
恐らく、物理基礎の特徴である計算問題が出題のほとんどを占めるからだと思われます。
こうして物理基礎は文系受験生から敬遠されがちですが、計算がほとんどであるため暗記する内容は少なく済み、何より勉強時間を少なく抑えることができるというのが利点として挙げられます。
共通テストの配点が低い難関国公立大志望の受験生が重要度の低い理科基礎の勉強に時間を取られないようにするために物理基礎を選択しているといった話を聞いたことがあります。
そのため、物理基礎は数学・計算が得意な受験生はもちろんのこと、理科基礎に割く時間をなるべく減らして二次試験の科目に集中したい難関大志望の受験生にもおすすめです!
地学基礎
最後に地学基礎です。
地学基礎を選択する受験生は生物基礎・化学基礎程ではありませんが物理基礎よりも多いです。
地学基礎の特徴は暗記が中心で、計算問題が約3割を占めているということです。
そのため地学基礎は生物基礎ほど暗記量は多くなく、物理基礎・化学基礎よりも計算が少なくて済む科目であると言えます。
しかし、地学基礎にはある重大な欠点があります。
それは多くの学校では地学基礎の授業が開講されていないということです。
参考書を使って独学すればいいじゃないかと思う受験生も多いと思います。確かに地学基礎自体は独学がしやすい科目であるのですが、開講されてはいるが選択していない理科基礎科目の宿題・テスト勉強に時間が取られてしまうために、わざわざ地学基礎を独学しても理科基礎にかける時間の短縮・点数の向上につながらない恐れがあるためです。
地学基礎の授業が開講されている学校に通っている方はあまり気にする必要はありませんが、地学基礎を独学で勉強しないといけない場合は本当に地学基礎を選択すべきかどうかよく考えたほうがいいと思います。
自分が通っていた高校では地学基礎の授業は開講されていなかったため、地学基礎を選択していた同級生は自分の知る限り居ませんでした。
ですが、地学基礎は生物基礎・物理基礎のように暗記・計算のどちらか一方に偏っておらず、独学しやすくて、多くの受験生にとって手が付けやすい科目であるので本当におすすめです!
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まとめ
理科基礎の各科目の特徴について紹介していきました!
全体の簡単なまとめとして、化学基礎は暗記と計算が半々で、生物基礎と物理基礎はそれぞれ暗記・計算がほとんどで、地学基礎は暗記中心で計算問題がある程度出題されます。
計算に苦手意識がなければ、物理基礎と化学基礎・地学基礎のどちらか一方を選択し、物理基礎が合わなければ化学基礎・生物基礎・地学基礎のどれか2つ選ぶと良いと思います。
また、高田先生と清水先生が理科基礎の選び方について解説してくれている動画も紹介しておきます。
元理系で理科4科目の学習経験がある高田先生のアドバイスには目から鱗が落ちると思います。
これからも受験生の役に立つ情報を発信していきます!
以上、武田塾伊丹校からでした!
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