はじめに
皆さんこんにちは、武田塾伊丹校です!今回は 英作文の考え方と勉強法 についてお伝えしていきたいと思います。
英作文が課される大学は難関大を中心にけっこう多いと思いますが、どう勉強すればいいのかあまりイメージが付きにくいですよね。実は毎年英作文の対策が間に合わない受験生も少なくないのです。
英作文の技術は大学に入ってからもかなり役に立ちます。英検®やTOEFLではライティングが課されますし、研究の世界に行けば英語で論文を書かなければいけない場面も出てきます。
もちろん入試でも英作文は差が付きやすいところなので、長文ほどではないですが時間をかける価値はあります。
それでは具体的な内容に入っていきましょう!
英語を書き始める前に
まず大前提として英語を書くことは読むことよりもずっと難しいです。単語や文法の理解度には分かるレベルと使えるレベルの2つの段階が存在するからです。
普段使っている単語帳で試してみてほしいのですが、英→日では意味が分かった単語でも日→英になると全然出てこないということがあると思います。
つまり、英作文に入る前に基本的な単語や文法は固めておかないといけないのです。
単語や文法の基礎が固まっていざ英語を書き始める段になると、どう訳せばいいか分からない文章に出くわすことになるでしょう。例えば、
「英語の便利さが分かっている」
便利さって何だろうと悩む人もいるかもしれません。でもこの文が言いたいことをよく考えてみれば、「英語がどれほど使えるか」ってことです。これならhowを使って、"I know how useful English is." と書けますよね!同様に、
「面倒くさいというのが彼の口癖だ」
面倒くさいも口癖も英語で何というか知らない人の方が多いのではないでしょうか。こういうときはいちいち和英辞書を引くのではなく、自分の知っている単語や構文で同じ内容が言えないかと考えることが重要です。
「彼はよく(何かについて)やる気がないと言う」としても伝えたい内容としては変わりませんよね。後はこれを訳して、”He usually says he is unwilling to do something.”とでもすれば大丈夫です!
時には言い換えすぎて元の文とちょっとニュアンスの違う文しか書けないということもあるかもしれません。でも文法のミスさえなければ部分点はもらえるはずですから、何も書かないよりは全然マシです!
スペルミスはもちろん、動詞の三単現のsや時制、名詞の複数形語尾や冠詞など、細かい間違いにも気を付けてください。
例文暗記の重要性について
例文暗記は多くの受験生がやろうとしないのですが、英作文で点数を確保したい人には是非ともおすすめです。
なぜなら、日本語の文章が与えられてから英文を作り出すよりも、あらかじめ英文の型を覚えたうえで単語を置き換えていった方がミスが少なく、解答時間もかなり節約できるからです。
例文を覚える際には何も考えずに丸暗記するのではなく、どういった構文が使われていてどの単語を置き換えられるのか、といったことを意識するようにしてください。
ちなみに例文を覚える際にはひたすら黙読するよりも、CDを聞いたりそれを真似して音読したりすると効果的です。五感をフルに使うことで記憶に定着しやすくなるうえに、スピーキングやリスニングの能力も同時に身につけることができるのです。
武田塾では、まずは『ハイパートレーニング和文英訳編』の例文を覚えることを推奨しています。これ1冊で英作文の基礎はしっかりと固めることができます。あまり英作文に時間をかけたくないという人でも、このレベルまでは最低おさえておいてほしいと思います。
次に標準レベルの例文集としては『ドラゴンイングリッシュ』がオススメです。厳選された100個の例文に入試に必要なエッセンスが凝縮されています。ここまで完璧にできれば後は練習あるのみです!
参考書の特徴については以下の動画もチェックしてみてください。
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英作文の演習書
『ハイパートレーニング』が終わったらいよいよ演習に入っていきましょう。覚えた例文を実際に解答として使えるようになるには、やはり自分で書いてみることが不可欠になってきます。
まずおすすめしたいのは『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』です。例文暗記の方で既にお伝えした『ドラゴンイングリッシュ』と同じ竹岡先生の参考書ですね。時間が無い人はどちらか一方をやるだけでも十分に効果がありますが、2冊セットで使うことで英作文の力を盤石なものにすることができます。
和文英訳はできるようになったけど自由英作文が書けないという人がたまに出てきます。そういう場合は問題を見て1から考えなくて済むように、あらかじめ内容のストックをしておいてください。自由英作文といっても、入試で問われるパターンは意外と決まっているのでかなり有効ですよ。
『面白いほど書ける本』が完璧になったら志望校の過去問に入っていってください。どの教科にでも言えることですが、大学ごとに様々な出題形式があるので、早めに慣れておいた方がいいです。
基本的にはそこまでやることができれば十分ですが、旧帝大などの難関大志望者で英作文を得点源にしたい人には『大学入試 最難関大への英作文』をおすすめします。著者は『ハイパートレーニング』と同じ大矢先生です。難関大の過去問から出題されていて問題自体は難しいのですが、分かりやすく説明してあるので英作文の力をさらに伸ばすことができます。
参考書の詳しい特徴については以下の動画も参考にしてみてください。
おわりに
さて、今回は英語の中でも苦手とする人の多い英作文の勉強法に絞ってお伝えしました。
英作文はその難易度の高さに加えて、受験生の多くが例文暗記など正しい勉強法を認識していないため、結果的に対策が遅れがちになってしまう分野です。
しかしその分、今回ご紹介したようなやり方で勉強していけば周りと大きく差をつけることができます。英語を得点源にしようと考えている人には特に、英作文には力を入れてほしいところです。
それではここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!また別の機会にお会いしましょう。
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