はじめに
こんにちは!武田塾伊丹校です!今回は学校ではあまり教えてくれない 語句の効率的な覚え方 について解説していきたいと思います!
今回は受験者の多い日本史・世界史の語句の覚え方を中心に話していきますが、地理などの他の社会科目の語句暗記にも応用できる勉強法なので日本史/世界史受験者以外の受験生も必見です!
一問一答・語句帳の使い方
まず最初に一問一答・語句帳の使い方です!
皆さんはどのように一問一答・語句帳を使っていますか?
記載されている語句を隅から隅まで暗記することだと思っていませんか?
もちろん語句を暗記することは重要ですが、暗記するだけで覚えた知識を使って問題を実際に解くことができないならば、一問一答・語句帳を使いこなせているとは言えません。
覚えた語句を「使いこなす」ことができなければいくら暗記しても語句暗記に費やした時間は水の泡になってしまいます。
語句を使いこなせるようになるために気を付けてほしい点をいくつか紹介していきたいと思います。
まず最初に、自分が一問一答・語句帳で覚えなければならない範囲を把握することです。
受験生によって志望校のレベルは違っていますが、それに伴って覚えなければならない語句の難易度は違ってきます。
「東進ブックス 日本史B一問一答・世界史B一問一答」を例に挙げると、
日東駒専レベルの大学を志望する受験生は★★★または★★のついた比較的基礎的なレベルの語句だけを覚えても合格点を取ることはできますが、早慶等の難関私立大学を志望する受験生は★の語句や星が付いていない語句も覚えなければなりません。
つまり、日東駒専レベルの大学を志望する受験生は一問一答に載っている語句を隅々まで覚える必要なはく、むしろそうしてしまうと本来は覚える必要がない語句の暗記に時間が取られてしまって、時間の無駄になってしまいます。
限られた時間を無駄にしないためにも、自分がどのレベルの語句を覚えたらいいのかを実際に志望校の過去問を解いたり、一問一答や語句帳を実際に見てよく確認しておきましょう!
次に、覚えた語句の理解を深めることです。
皆さんは語句について説明することができるでしょうか?
具体的に言えば、人物の場合は、何時代の人で何をした人なのか、出来事の場合は、何が原因で起こったか・その出来事の内容は何なのか・その出来事がどのように影響を及ぼしたのかを他の人に説明することはできるでしょうか?
語句の説明ができるかできないかが語句を使いこなせるかどうかの分かれ目になります。
説明することができるようになる程の理解があれば、問題を解くことはできるのですが、一問一答を解けるだけで暗記した語句を使って実際に問題を解けないと暗記に使った時間が無駄になってしまいます。
一問一答の問題が解けることに満足せず、理想としては日本史を学習していない人に説明できるほどに語句の内容理解をするようにしましょう。
入試に出る語句はあらかた網羅されている一問一答でも、語句の内容を説明しきれていないケースは多々あるので、そういう場合は『金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』などの講義系参考書や自分が使っている教科書の記述を参照することはおすすめします。
一問一答や語句帳だけではなく講義系参考書や教科書、資料集を活用しながら勉強しましょう。
下の動画では、紹介した「東進ブックス 日本史B一問一答・世界史B一問一答」と「金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本」の使い方について分かりやすく説明されているので、こちらも是非見てみてください!
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一問一答・語句帳を使う際のテクニック
次は一問一答や語句帳を効率よく進めるためのテクニックをいくつか紹介します。
一つ目は自分が間違えやすい語句には印をつけることです。
一問一答や語句帳を使う中で、忘れやすい語句や他の語句とよく混同する語句が出てくるはずです。
その際、そういった覚えにくい語句に✓や正の字のような印をつけることで、覚えるのに時間がかかる語句を可視化することができます。
語句を覚えるときは覚えやすい語句にはあまり時間をかけずに、覚えにくい語句の暗記に時間を割いた方がいいことはよくわかると思いますが、そうすることで効率よく進めることができます。
隙間時間に間違えることが多い語句だけを集中的に覚える等適宜工夫して、自分がどの語句を間違えることが多いかを視覚的に把握できるようにしましょう。
二つ目はある程度範囲を進めたら復習を入れることです。
これは結構重要なポイントです。
一問一答や語句帳を使っているとどんどん先の範囲を進めてしまいたいと思ってします。受験生だった頃の自分も早く全範囲を終わらせたいと思って復習を疎かにしてしまうことがありました。
ですが、復習を取らずに勉強を進めてしまうと各単元の語句の定着がままならないまま先の範囲を進めることになってしまい、あまり効率の良いやり方であるとは言えません。
よって、復習の時間をちゃんと割くことは時間が限られている中で語句を定着を効率よく進めるために必要であると言えます。
復習を取る間隔は人によって違うとは思いますが、なるべく復習の間隔が空きすぎないよう注意しましょう。特に語句の暗記を得意だと思っている受験生は自分の暗記する能力を過信しないで復習する時間をなるべく取るように心がけてください。
復習をすることで初めて語句を頭の中に定着させることができるので、復習の時間を組み込んだ勉強計画を立てるようにしましょう。
三つ目はいっぺんに勉強するのではなく数回に分けて勉強することです。
一問一答や語句帳で一日に2時間勉強したとして、2時間ぶっ通しで勉強するのと30分勉強するのを4回繰り返すのどちらが語句の定着を効率よく進めることができるか皆さんは分かりますか?
答えは30分勉強するのを4回繰り返す方が効率よく語句を覚えることができます。
これは英単語や古文単語の暗記をやっているとわかることですが、一度に脳にインプットすることが可能な情報量はそれほど多くないため、一度に何百もの語句を覚えるよりも数十個単位で分けて勉強した方がより多くの語句を覚えられるからです。
加えて、数時間連続で一問一答や語句帳に載っている語句と向き合うのは正直しんどいです。
自分が受験生だった頃、語句帳を使って長時間勉強するのが苦手だったので一回の勉強時間を20~30分に区切って勉強を続けていました。
記憶力という点だけでなく、集中力という点からも、数回に分けて勉強をする方をお勧めします。
一問一答や語句帳は学校の休み時間などの隙間時間で勉強するのに適している教材なので、隙間時間も有効に使って語句の暗記を進めましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか!
今回は受験生だった頃の経験を交えながら、語句の効率的な覚え方について話していきました。
今回話した勉強法を実践してみると、同じ時間をかけても、一問一答や語句帳の使い方が違うだけで語句の定着度にかなり違いが出てくることが実感できると思います。特に復習に時間を割くことを意識して勉強を進めていきましょう。
また、今回話した暗記の仕方の一部は英単語などの他の暗記ものの勉強でも役に立つと思います。
次回も受験生の皆さんの勉強に役に立つ情報を発信していきます!
以上、武田塾伊丹校からでした!
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