こんにちは!
阪急伊丹駅から徒歩2分、武田塾伊丹校です。
今回は受験相談の声第2弾!
「単語・文法完璧なのに古文読解ができない! 」
そんな悩みを持つ受験生も多いと思います。
古文が苦手な高校生は要必見!
お急ぎの方は目次から気になるページだけでもどうぞ!
古文が読めない受験生にありがちな”間違い”
まずは、古文が読めない受験生にありがちな
”間違い”を出していきたいと思います。
1.全部現代語訳しようとする
2.古典だけに通用する変なテクニックを使う
2に関しては一部の文章では通用しますが、すべての文章には通用しません。
古文も同じ日本語ですから、現代文の小説と同じ要領で読めばいいんです。
問題は1です。はっきり言いますが、
私でも正確に全訳はできません!
そもそも、大学受験の古文に全訳は求められていないですし、
学校の古典の先生や大学教授、予備校講師でも全訳は無理です(笑)
では、どうやって古文を読んでいるか?
それは、訳せない部分の前後の文や
文章の背景から予測しているだけです。
このような読みができるようになれば文章の全体がわかり、
読み間違いなどを防ぐことができます。
そのような読み方をできるようになるためには
大きく3つのポイントがあります!
古文が読めるようになるためのコツ
1.一文の主語・述語・目的語を理解する
まずは英語を思い出してみてください。
英語長文は文構造を理解するためにSVOCを振り、
それ以外を副詞としてサッと読むことで全体の意味を把握しますよね?
古文も、それと同じなんです。
日本語の場合も主語・述語・目的語をおさえれば、
それ以外の難しい表現はサッと読み流してもいいんです。
ただし、日本語というのは主語・目的語の省略が多いです。
省略された主語・目的語をあぶりだすためには
・主語把握のルール(接続助詞「て」、「ば」など)
・敬語のルール
が必要になります。
2.述語のかかり方を追う
”かかり方”って何?と思った方が居ても、大丈夫です。
特段難しいものではありません。
”かかり方”の例を中学1年生の文法問題で見てみましょう。
問題) 傍線部はどこにかかるか?
私は宿題が終わると、家に帰った。
…こちらは「帰った」、にかかるが答えです。
このように
かかるというのは(~して、~する)のように
語と述語のつながりのことを指します。
述語がすぐ後ろにかかっていると分かりやすくていいんですが、
全てそうとはいきません。もう一度例を出します。
問題) 傍線部はどこにかかるか?
私は宿題が終わると、「帰ってゲームをしよう」と言った。
今回はカギカッコが間に入っています。
「終わる」と同時に帰ったわけではありませんよね。
カギカッコを外してみると「終わる」は「言った」にかかることが分かります。
「中学1年の範囲だからできて当たり前」
と思ってる人も居るかもしれませんが、
古文になるとこの”当たり前”ができてない人が多いんです!!
古文にはカギカッコの省略や挿入句、
現代文の小説と同じように回想シーンなどがあります。
だからできていない人が多いんですね…
述語のかかり方をマスターするには
・カギカッコの省略・挿入句・回想シーンを見抜く!
・主語・目的語を考えながら述語のかかり方を意識する!
この2つが重要になってきます。
3に入る前に、1・2のルールを習得するための参考書をご紹介!
『富井の古文読解をはじめからていねいに』
主に主語・目的語を把握するために必要な
助詞による主語の変化や敬語を使った主語把握を学習できます。
また、述語と述語のかかり方を理解するために必要な
カギカッコ、挿入句の見抜き方も学習できます。
3.古典常識と作品知識を身に着ける
「同じ日本だし別にわざわざ勉強しなくてもいいでしょ」
…と思ってるあなた、甘いです。
例えば、あなたが江戸時代にタイムスリップしたとしましょう。
そのとき、人が行列をなして移動しているのを見て、
行列に近づいて道を尋ねたらどうなるか。
時代劇や参勤交代に詳しい方ならご存知ですが、まあ斬られますね(笑)
現代と違う例を一つ上げると、
今は男性と女性が結婚すると大体は女性が男性のところへ行きますが、
古典の世界では男性が女性のところへ行くんです。
このように、現代とは常識が違うので
古典常識を知らない状態で古典を読むと
とんでもないオリジナルストーリーを作ってしまう可能性があるんです…(笑)
現代文では「常識にとらわれるな!筆者の言いたいことを探せ!」ですが、
古典は「常識を理解して、文章と空気を読め!」ということです。
では、古典常識はどうやって勉強するか?
古典の学習のついでに覚えるぐらいでOKです。
また、勉強の息抜きに古典常識の本を読むのもおすすめです。
『読んで見て覚える古文単語315』
古文単語帳ですが、古典常識が載っています。
ただ、詳しく書いていないので古典常識を整理する場合に活用します。
『マドンナ古文常識217』
古典常識をもっと知りたい!理解して覚えたい!
勉強になる息抜きがしたい人はこちらもおすすめです。
ただし、これを一から勉強するのは非効率なので、
辞書代わりに使ったり、息抜きの読書代わりに使いましょう。
最後に
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