どうも。武田塾石垣校の熊﨑です。
勉強時間を優先すると、どうしても不規則になりがちな食事。
とはいえ、もう受験生は大人だし自分のことは自分で出来るような気もします。
でも、手早く済ませられるものや、お菓子、ジャンクフードで済ませがちなんです。
受験期の食事ってどんな状況?
本来は楽しい食事のはずだけど…
受験期に入る前 おかずも多く、バランスよく食べられる
受験期に入った後 糖質の多いもの、炭水化物が中心。
まぁこのイラストほどではなくでもドカ食いをやってしまいがち。
これは仕方ない部分もあります。だって、勉強を優先したら食事の時間帯もずれますし、
食事の内容もいつもとは変わってきてしまうのもしかたのないことです。
勉強で疲れているし、軽食で済ませてきたので家に帰ってきたらもう食べるだけ食べちゃいます。
若いんだし、おなかもすいてるんだし、栄養は取るに越したことはないです。
問題はこの後。
・消化器官の不調
・睡眠の質の低下
・朝食を食べなくなる
・自律神経が乱れる
・イライラしやすくなる
半分くらいは血糖値が上がることが原因です。そして胃に血が回ってしまいます。
どういう状況かというと、寝つきが悪くなり、そして睡眠が浅くなるので朝起きにくくなります。
これは非常に受験生にとってはまずいです。
いったい何がまずいのか。
1日のペースが崩れる。
食後すぐには寝られなくなってしまうので、睡眠時間は後ろ倒しになります。
そして、起きるのが遅くなってしまいます。もしくは起きても頭にスイッチが入らないです。
もし朝食を抜いてしまうことが多いとしたらこれが原因かもしれません。
朝食を抜いてしまうと脳にエネルギーが回らなくなり、
午前中の活動はぼーっとしてしまうことが多くなるのだそうです。
脳にはエネルギーが回らなくなり、いつもの脳のパフォーマンスは出なくなってしまいます。
そしてお昼の食事はたくさん食べてしまいがちです。
これは午前中の空腹からガッツリ食べたいという気持ちが起きるからです。
でもこれは悪い事なのでしょうか。
そして訪れる睡魔
空腹も解消し、いよいよ昼からは頑張れそう?いやむしろそろそろ頑張ってほしい。
しかし、ここでさらに昼食後の眠気が襲ってきます。これは不思議。
食べると眠くなりにくいのではと思った方。これは食べ方が原因のようです。
胃に空腹の勢いに任せて大量に食べてしまうと、副交感神経が動き出して眠くなってしまいます。
こうなってしまうとお昼の勉強ももはや手につきません。
そして夕食は勉強で抜いてしまって、深夜にドカ食いのループに突入します。
ちなみにもし夕食もがっつり食べてしまっていた場合は昼食分のカロリーと夕食分のカロリーが
バッティングを起こしてしまい、もれなく脂肪になるとのことです。
結局どうすればよいのか
そもそもの原因は深夜のドカ食いですが、深夜の食事は必ずしも否定できません。
どうしてもお腹が空いてしまったり、夜もうひと頑張りして勉強したい人もいるからです。
では、どんな方法があるのかを紹介していきます。
1.食事前に水分をとる
食事前に水分をきっちりととります。コップ一杯分で良いです。
汁物もいいと思います。これは、胃の膨満感を狙う働きもありますが、
同じ働きを狙うなら野菜を先にとるのも非常に効果的です。
サラダやスープから先にいただくのはきちんとした理由があったんですね。
2.一回の食事量を少なめにする
それが無理だから困っているという人もいるかもしれません。
気持ちはわかるんですが、昼ごはんは実は一番食べる量少なくても大丈夫らしいです。
理由は「しっかり朝ご飯を食べていれば大丈夫」だからだそうです。
3.分食をする
昼食の量を少なめにしたからお腹が空いた…という方もいるかもしれません。
そんな方にオススメなのが分食です。
分食とは、食事を小分けにして食べる方法です。
おにぎり一個、パン一個を小腹が空いたら食べられるように準備しておくわけです。
出先で食べるおにぎり一個、パン一個が非常に重要で、夜食べるときに
暴飲暴食してしまうのを防ぐことができます。
4.まずは食べ方から
極論を言えば我慢せずに好きなものを食べていいんですが、戦略的に食事したいという人は
受験業界ではよくいます。炭水化物は一度にたくさん摂ってしまうと血糖値の乱高下を
招いてしまいます。でもご飯を抜くのは味気ないです。
なので、方法としては前述したまず先に水を飲む、野菜から食べる、分けて食べるのがおすすめです。
いずれも食事のストレスが減るので食べ過ぎを防ぐことができます。
特に、夕食を少量にして二回に分けて食べるのはおすすめです。
5.お夜食
色んなものがあると思います。もちろん、お菓子やカップラーメン、お弁当等は受験生の強い味方です。
ですが、ほとんどの受験生はそういった物ばかりを食べてしまいがちだということも併せて
知っていただきたいと思います。だから、家では量は少なめで温かい軽食が出せればいいと思います。
おにぎり一個とお茶、みそ汁、スープなど、少量で満腹感が得られる食事がおすすめです。
夕飯でご飯をがっつり食べてしまっている場合は豆腐、サラダチキン、納豆といった
良質のたんぱく質を中心にお夜食を作るといいと思います。
受験飯の存在
受験を乗り越えた先輩たちは必ずと言っていいほど、親が準備してくれた受験飯の話をしてくれます。
これは、栄養とか食べ方とかじゃなく、その存在自体に救われたという方がほとんどです。
最後に一つ、受験飯のレシピをご紹介して終わりたいと思います。
私もたまに作って食べますが本当に元気が出る料理です。
ネギ鍋
準備するもの
・一人用鍋(5号、口径15cm弱)
・水300ml
・豚肉(こま肉、ロース、バラなんでもOK)150g
・ネギ2本
作り方
ネギを切って鍋に敷き詰め、水をいれてネギの上にお肉を乗せて火にかけるだけです。
【解説】
ネギ鍋です。このレシピはお子様が家に帰ってきたとき、
何か温かいものを食べさせてやりたいと考えて作ったものです。
ネギで鍋を作ったのは、風邪をひいたりすることが無いようにと思ったから。
あっさりとしておいしいと言って受験直前は毎日のように食べていたそうです。
この料理に限らず、様々な料理が受験飯になりうると思います。
そんなごはんに支えられながら受験をがんばっていければ、きっといい結果に結びつきそうですよね。
第二回模試も終わり、いよいよ今年の受験生生活も半分を切りました。
しかし、やる気はあるけど何をしていいかわからない…というそこのあなた!!
ぜひ一度武田塾で無料の受験相談を受けていただき、受験の道筋を立てませんか?
そして、勉強のやり方をしっかりと身に付けて合格をいたしましょう!!
次回は模試が返ってきたらやるべきこと、模試を受ける前にやるべきことについてです。