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【現役群大生が解説】群馬大学の二次対策ってどうすればいい?!

こんにちは! 大学受験予備校の武田塾伊勢崎校です。

まずは受験生の皆様、前期試験お疲れさまでした!

全然出来なかった人、思ったよりできなかった人、まあまあできた人、かなりできた人など結果は様々だと思います。ただ、ここまでがんばってきたことはあなたにとって必ず意味があります。がんばった自分を褒めてあげてください。まだ後期試験が残っている人は、最後までやり切りましょう!

今回は群馬県にある唯一の国立大学「群馬大学」の2次対策についてお話しさせていただきます。

群大志望の方は必見です!

 

群馬大学の学部は?

・医学部

・共同教育学部

・理工学部

・情報学部

この4つがあります!

医学部医学科の対策は、以前のブログで書きました!医学科対策に興味がある方は、こちらを覗いてみてください。

また、共同教育学部に関しては、二次試験が主に小論文、面接、実技であり今回は記載の対象外とさせていただきます。

今回は医学部保健学科、理工学部、情報学部に関して、二次試験対策を述べていきたいと思います!

 

それぞれの学部の科目・配点(二次試験)について

理工学部

理工学部には、物質・環境類電子・機械類があります。

物質・環境類では、持続可能な社会を支えるための基礎となる化学・生物・物理を融合した科学技術について、幅広く学べます。

物質・環境類の二次試験の科目は、数学・理科・英語 です。

数学→「数Ⅰ,数Ⅱ,数A,数B」または「数Ⅰ,数Ⅱ,数Ⅲ,数A,数B」 200点

理科→「物基・物」「化基・化」「生基・生」から1科目 200点

英語→コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ 100点

計500点

 

電子・機械類では、Society5.0 を支えるIoTやロボットなど物理・数学を基礎とした科学技術について、幅広く学べます。

電子・機械類の二次試験の科目も、数学・理科・英語 です。

数学→数Ⅰ,数Ⅱ,数Ⅲ,数A,数B 200点

理科→「物基・物」「化基・化」から1科目 200点

英語→コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ 100点

計500点

物質・環境類、電子・機械類ともに科目は英語・数学・理科で配点も同じですが、数学・理科の内容が多少異なります。数学に関して、物質・環境類では数Ⅲを使わない選択ができるのに対して、電子・機械類では数Ⅲが出題必須となっています。また、理科に関しても、電子・機械類では生物で受験することができません。

 

情報学部

情報学部には情報学科があります。

情報学部の二次試験の科目は数学・英語です。

数学→「数Ⅰ,数Ⅱ,数A,数B」または「数Ⅰ,数Ⅱ,数Ⅲ,数A,数B」 200点

英語→コミュニケーション英語基礎,コミュニケーション英語Ⅰ,コミュニケーション英語Ⅱ,コミュニケーション英語Ⅲ,英語表現Ⅰ,英語表現Ⅱ 200点

計400点

また、数学、英語のどちらか一方しか受けないという選択することもできます。以下群馬大学の入試要項から抜粋した内容です。

「前期日程個別学力検査の合格者については、以下のとおりとします。
ア 2科目受験者の場合は数学の点数(400点満点)と英語の点数(400点満点)にそれぞれ 0.5 を掛け、各200点満点に換算して高得点順に、最大で上位40 位以内を合格者とします。ただし、一定の基準に満たなかったものをのぞきます。

イ 1科目受験者及び2科目受験者のうち、上位アに含まれなかった者を対象とし受験科目の高得点順に合格者を決定します。なお、2科目目受験者については、数学または英語のいずれか得点の高い教科により合否判定を行います。」

このようなシステムとなっているようです。1科目で受験するより2科目で受験した方が圧倒的に有利でしょう。1科目受験者はアにおいて選考に入ることが出来ません。基本的には2科目で臨んだ方が無難です。

 

医学部保健学科

医学部保健学科には、看護学専攻検査技術科学専攻理学療法学専攻作業療法学専攻があります。

医学部保健学科の、二次試験の受験科目は小論文Ⅰと小論文Ⅱです。

小論文Ⅰ→英語の能力が問われます。 225点

小論文Ⅱ→理系の能力が問われます。 225点

計450点

 

それぞれの学部の対策(二次試験)について!

理工学部

英語

文法・語彙1題読解2題の計3題の出題となっており、試験時間は60分です。文法・読解問題は設問数は多いが基礎的な文法・語法知識を問う選択式の空所補充問題と誤り指摘問題となっています。読解問題は、1題は質問の答えとして適切なものを4つの選択肢から選ぶ形式で内容説明や内容真偽などが出題されます。もう1題は空所に与えられた文字で始まる単語を補充する記述式です。1つあたりの英文の量は他学部と比べても少なめで、難易度もそこまで高くありません。ただ、時間が60分と短いので、文法・語彙問題をいかに早く処理できるかがカギとなってきます。「Vintage」や「Next Stage」等で文法問題を徹底的にやりこみましょう。文法問題をやる際は、正解の選択肢を理解するだけでなく、正解以外の選択肢がなぜ間違いなのかまで説明できるようになるのが理想です。ただ、そういったことが全てが書かれているわけではないので、分からないときは講義系参考書や学校の先生、武田塾講師に質問してみると良いと思います。

読解問題に関してはとにかく速読力をつけること!長文問題集を継続して取り組みましょう。長文に取り組む際は、速読を意識することも大切ですが、ただ早く読んで意味を理解していなければ本末転倒です。しっかりと構文理解内容把握をするようにしてください。

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数学

例年大問5題であり、試験時間は120分であり、全問記述式となっています。よく出ている範囲としては、微分・積分法、ベクトル、数列、図形と方程式、三角関数、確率です。これらの内容の複合問題も出題されることもあり、全般的な理解が要求されます。難易度としては、標準的です。特別な難問はほとんどありません。総合的な知識・理解力と基本的な計算力が問われます。つまり、とにかく基礎を極めることが大切です。応用問題を解ける必要はありません。まずは「基礎問題精講」シリーズで例題を全てできるようにしましょう。また、記述式であるため、日頃から問題集を解く際に、解答の書き方にはこだわりましょう。ただ計算式をつらつらと並べるのではなく、適宜説明を加えながら、解答を見た人が分かりやすいような答案作成を心掛けましょう。手間がかかる作業ですが記述がうまくなるにはそういった作業が必須となってきます。時間はかかっても、必ず自分の身のためになるので取り組みましょう。

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物理

例年大問3題であり、試験時間は120分です。記述式ではなく、答えのみ解答欄に記すタイプです。出題内容は力学と電磁気が1題ずつ出題され、残りの1題が波動か熱力学というパターンが多いです。全体として難問はないですが描図問題があります。

まずは教科書レベルの内容を確実におさえるようにしましょう。そのうえで、「橋元の物理(物理基礎)をはじめからていねいに」や「漆原の物理 物理基礎・物理 明快解法講座」を講義系参考書として使用しながら、「物理のエッセンス」や「良問の風」などの問題集に取り組むと良いと思います。

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化学

例年大問5題であり、試験時間は120分です。論述問題が多く、計算問題の割合が高いことが特徴です。また、描図問題が出題されることもあります。出題は理論・無機・有機から多岐にわたっていますが、特に理論と有機の割合が大きいです。理論では化学結合、気体の法則と蒸気圧、溶液と溶解度、熱化学、反応速度、化学平衡、酸・塩基、酸化還元、電池・電気分解などが出題され、有機は鎖式化合物、芳香族化合物、高分子化合物、油脂、糖類、アミノ酸とタンパク質など幅広い出題となっています。無機は理論分野と関連づいた総合的な理解力を問う問題が出題されています。このように、全体的に幅広く出題されているので、全範囲しっかりと対策する必要があります。特に、理由などを示す論述問題や有効数字を意識した計算問題に力をいれましょう。実験内容や操作が問われることもあるので、教科書にある実験はちゃんと覚える必要があります。講義系参考書として「鎌田の理論化学の講義・福間の無機化学の講義・鎌田の有機化学の講義」を使用しながら「リードライト化学(化学基礎)」や「化学基礎・化学基礎問題精講」などの問題集に取り組むと良いと思います。

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生物

例年大問4題であり、試験時間は120分です。基本的な知識を問う空所補充、用語問題が記述・選択形式で問われているほかに、論述問題、計算問題、描図問題、グラフの読み取り、正誤判定など出題形式は多様です。特に遺伝情報、生殖・発生、代謝、動物・植物の反応、細胞、体内環境が頻出です。難易度は標準ですが、1つの大問のなかに多くの小問が含まれるため、全般的な知識が必要です。

また、論述問題がよく出題されているので、教科書の目次にある項目について自分の言葉で説明する練習をしてみるのも良いと思います。(例えば、DNAや染色体) 自分では理解していると思っている内容でも、説明しようとするとスムーズにいかなくなることはよくあります。そういったときは、1つ1つの知識を丁寧に再確認していきましょう。講義系参考書として「山川善輝の生物基礎が面白いほどわかる本・山川善輝の生物が面白いほどわかる本 」を使用しながら、「生物(生物基礎)の必修整理ノート」や「生物問題集 合格177問」などの問題集に取り組むと良いと思います。

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情報学部

数学

理工学部の数学の欄をご参照ください。

英語

英語は理工学部とは形式が大分異なります!読解2題英作文1題の計3題となっており、試験時間は120分です。読解英文のテーマは文化・社会・言語・科学技術・情報など幅広くなっています。設問は英文和訳と内容説明が主で、空所補充や内容真偽の他に同意表現、語形変化などが問われます。英作文問題は短めの和文英訳の出題が続いています。

読解問題の英文は読みやすい文章ではありますが、問題を解くには確実な読解力とそれに基づく日本語の適切な記述力が求められます。「関正生のThe Rules」シリーズ等で長文問題の演習を積みましょう。

英作文に関しては、まずは教科書や構文参考書の例文暗記に努めてください。覚えるには音読がオススメです。何回も読んでいくうちに自然と覚えるはずです。それと並行して問題集にも取り組み、先生に添削してもらうなどして解答の精度を高めていきましょう。

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医学部保健学科

小論文Ⅰでは、英語の文章に対する理解力が問われ、試験時間は90分です。数百語程度の長文2題が出され、通常の国公立大学2次試験の「英語」の試験とほぼ変わりません。ですので、やるべきことは通常通り英語の勉強を進めることです。単語、熟語、文法、構文、長文をバランスよく勉強しましょう。

小論文Ⅱでは、【1】【2】では日本語の課題文が与えられて、数百字の内容説明が求められます。題材は時事的な理系の内容が多く、理系科目の一般常識に加えて読解力や記述力も要求されます。【3】では3題中から2題を選択する形式で、その3題は物理、化学、生物に関するものです。通常の理科の記述問題の要領です。問われることは理系の各科目の知識が中心となるので、基礎知識を全体的に身に付けましょう。また、専攻内容に関する医療・健康分野についても最新のニュースをチェックしたり、医療・健康分野の小論文の問題集を買ったりするのも良いと思います。

 

最後に!

いかがでしたでしょうか。本日は群馬大学の二次対策についてお話しさせていただきました。受験当日、後悔しないためにも今のうちからやれることをやっていくことが大切です。

今回の投稿が、少しでも皆様の参考になったらこちらとしても幸いです。

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