受験相談の声

医学部志望です おすすめの勉強法と大学は?Part3【医学部受験】

こんにちは! 大学受験予備校の武田塾伊勢崎校です。

今回はよく受験相談をいただく「医学部」についてお役立ち情報をお伝えいたします。

Part2に引き続き、医学部のおすすめ大学や具体的な勉強法、スケジュール(一般入試)について触れていきたいと思います。

スライド1

 

おすすめ大学

福島県立医科大学

Part2に引き続きPart3でも医学部のおすすめ大学を紹介していきます!

はじめは福島県立医科大学

福島県立医科大学は福島県という立地から、東日本大震災後、さらに人手不足となった東北地方の医療従事者育成の場所として大きな役割を担っています。地域医療の貴重な経験を学生の内から積むことができます。

さらに、震災後は放射線に関する研究が盛んに行われており、その評判は高いようです。

放射線医療に関するプロフェッショナルの育成や研究者を育てる施設が整っています。

地域医療・放射線医療に興味のある人にとっては、目指すべき大学でしょう!国家試験の合格率もトップレベルです!

福島県立医科大学のアドミッション・ポリシー(入学者の受入に関する方針)は、以下のとおりです。↓

本学は、次のような資質を持つ学生を求めます。

  • 高い倫理観と豊かな人間性をもち、命を尊ぶ心を備えた人
  • 十分な基礎学力を有し、医療に関する高度な専門的知識・技術の修得を目指す人
  • コミュニケーション能力にすぐれ、協調性を持つ人
  • 地域の発展や東日本大震災からの福島県の復興に貢献する熱意を持つ人
  • 科学的探究心と創造性を備え、医療の分野で、世界に飛躍しようとする志を持つ人

 

配点

共通テスト 650点 

ボーダー80~83%

国語150点、数学ⅠA 75点、数学ⅡB or簿記・情報 75点、英語150点(うちリスニング60点)、物理化学生物のうち2科目必須 計150点、地歴公民1科目必須 50点

※第一次段階選抜の際は、国語200点、数学200点、英語200点(うちリスニング80点)、理科200点、地公100点の計900点が採用されます

個別試験 660点  

数学200点、英語200点、理科(物理化学生物のうち2科目選択)200点、面接60点 

前期試験のみで後期試験はありません。試験は2日間かけて行われ、1日目に筆記試験、2日目に面接です。

 

【各科目の勉強法】

数学

難易度がやや高めです。

福島県立医科大学に限らず、医学部受験において最もできなくてはならない科目が数学です。

福島県立医科大学の数学は例年大問4題で(2018年以前は3題)試験時間は120分です。

全問記述式で、頻出単元は微積分とベクトルです。複素数平面や図形も良く出ます。福島県立医科大学を受けるなら、これらの単元は特に要注意です。

また、論述が求められる証明問題も出題されるので、記述の書き方に慣れましょう。ただ問題を解くのではなく、相手に伝わるような解答を書くことを普段から心がけましょう。

複雑な計算処理も多いため、日頃から計算のスピードに意識して取り組めると良いでしょう。

 

理科

物理、化学、生物のうちから2科目を選択し、その2科目を120分のうちに解き切らないといけません。

それぞれの科目について特徴を述べていこうと思います。

物理大問3題(2017年以前は4題)で難易度は標準的です。

年によりますが、基本的には力学・電磁気から1問ずつ、もう1問は熱力学、原子・波動から1問出題されています。

最大の特徴として問題の解答に簡単な説明が求められることです。

答えを出すだけでなく、普段から解答の書き方にはこだわっておきましょう。ただ、理科の中でも物理は比較的簡単なので、点数の取りどころです。

高得点を狙えるので、もし福島県立医科大学を目指すなら物理を選択しておいた方が無難です。

化学大問3題(例外的に4題になった年あり)で難易度は標準的です。

有機、無機、理論から幅広く出題されます。知識問題から計算問題、論準問題など問題が多種多様なので全分野抜け目なく抑えておきたいところです。

特に有機化学の構造式を書かせる問題は頻出なので、対策を重点的に行いましょう。

生物大問3題で難易度は標準的ですが物理化学と比べるとやや難かな?という印象です。

解答は記述式で、実験に関する設問が多くなっています。

実験内容を正確に読み取れる読解力、結果からいえることを読み取るための考察力、それを解答に示す論述力等、様々な能力が求められます。

過去問などを通して多くの問題に触れておくことも重要な対策の1つです。

 

まとめると…とにかく基礎が大切です。特段難しい問題はあまりないのでまずはとにかく基礎をやりこむことです。

問題集をやる際は難しい問題を時間をかけて解くのではなく、基礎的な問題を早く解く練習をするとよいです。

理科は英語、数学と比べるとかなり点数を取りやすいです。逆に言えば、他の受験生も理科では点数を稼いできます。理科では差が付きづらいとも言えます。

ここで点数を落としてしまうと、英語、数学での挽回はしづらいので、合格は厳しくなってしまいます…

 

英語

大問3題で構成され、試験時間は100分です。

大問は3つとも長文読解となっており、読むべき英文の量はかなり多く、文章中の単語や表現は難易度が高いものも多いです。

見慣れない単語には注が付けられていますが、問題によっては注が英語で与えられることもあります。

国公立医学部の中でも福島県立医科大学の英語はやや難易度が高い傾向があります。

大問1、2に関しては日本語で設問の指示が与えられ、日本語による下線部の内容説明や文章の論旨についての論述問題下線部和訳空所補充が頻出です。

ただ訳せるだけでは点数が取りづらく、記述力、論述力も必要となってくるので、ここで受験生間で差が生まれやすいと言えます。

先ほど数学が1番重要と述べましたが福島県立医科大学に限っては英語でも差が付きやすいので英語も重点的に取り組みましょう!

1番の際立った特徴に、大問3で比較的長めの英作文が出題されます。早めに英作文の問題集を解いて受験までに仕上げてしまいましょう。

 

面接

面接官3 受験者1で行われます。時間は15分程度で、3人の面接官から均等に質問されます。

一般的な面接形態で、和やかな雰囲気で行われることが多いみたいです。

3人目の面接官からはグラフや絵、文章などが書かれた資料を渡され、それに関しての質問がされることがあります。

出される資料は医療に関わるものだけでなく、幅広く出題されます。

福島県立医科大学医学部では1日目の学科試験が終了した後に、面接カードを記入する時間があります。

15分程度で大問2題ほど出題され、1問は時事・医療問題、もうひとつは受験者自身の考えなどが問われることが多いです。

時事・医療問題はこれまでに、STAP細胞、食育の広め方、東日本大震災についてなどが問われました。

また、自身についての問題昔の自分や今の自分へのアドバイス(悲しいことがあったときどうするか等)、故郷についてなどが出題されています。

この面接カードが翌日の面接に多少なりともかかわっている可能性が高いです。ただ、人によっては全く面接内容と関係がない場合もあるようです。

・志望理由
・大学に入ってやりたいこと、学びたいこと
・大学の特に惹かれたところ
・大学卒業後の進路
・得意教科、不得意教科
・高校で頑張ったこと
・部活動について
・医師になりたい理由
・福島に来たことはあるか
・福島県の魅力 
・最近気になった医療ニュース

ここらに挙げたようなオーソドックスな質問を一通り練習すれば及第点は取れると思われます。

面接はもちろん筆記試験に比べれば比較的重要度は低いです。

ただ、満点1310点のうち、60点を占めることをお忘れなく。年によっては50点近く差が開くこともあるようです。

面接で合否が分かれるなんてことも過去にあったはずですし、今後もあるといえます。余裕のある人は面接対策も行っておくことをお勧めします。

 

【まとめ】

福島県立医科大学は国公立医学部の中では比較的難易度は低めなのでオススメです!共通テストのボーダーも80~83%と医学部の中では低い方です!

共通テスト失敗しちゃった、、なんて人はオススメです。

共通テストと二次試験の点数比率もほぼ1:1です!

英語と数学で差が付きやすい大学ですので、英語と数学はまあまあできるけで理科は微妙、、なんて人には特にピッタリです。

是非福島県立医科大学を目指してみてください!充実した大学生活間違いなしでしょう!

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推薦入試について

皆様、推薦入試という制度をご存じですか?場合によっては、一般入試より簡単に医学部に合格できちゃう!?なんてこともある、お得な制度でもあるのです。今回は推薦入試について詳しく説明していきたいと思います。

推薦入試とは?

推薦入試とはある一定の条件を満たせば一般入試とは異なった試験科目や日程で試験を受けることができる制度です。

推薦入試を受けたからといって一般入試が受けられなくなるわけではありません。

受かってしまえば他の受験生より早く受験を終えることができるし、もし落ちてしまっても一般入試でリベンジができるのです。

推薦入試の種類は複数あります。①~③はまとめて学校推薦型選抜と呼ばれます。

①指定校推薦

②公募推薦

③地域枠推薦

④総合型推薦

 

①指定校推薦

指定校推薦は、大学側が指定した高校の出身者のみが出願対象となる入試形式です。要は大学からのオファーですので、合格率はかなり高くなります。

主に私立大学で用いられています。各校1名など人数に制限がありますが、高校内でその制度を利用したいライバルがいなかった場合にはかなり有利になります。

選考はまず学内で行われ、通過した場合には大学の選考に受けることになります。

合格した場合には必ず入学しなくてはならないので、第一志望の大学で用いることが望ましいです。

➁公募推薦

公募推薦は、国公立、私立大学で用いられている、いわゆる一般的な推薦で、高校学校長の推薦をもって出願することができます

評定平均や年齢等(評定平均4.3以上、一浪以下など)の条件を満たした方だけが出願できます。

他の推薦入試より募集人数が多めですが、必ず合格できるわけではありません。

③地域枠推薦

地域枠推薦は、出身地や出身高校の場所、大学卒業後の勤務地等に制限のある入試形式です。地方の医師不足を解消するために作られた医学部独特の制度です。

各大学によって条件は様々ですので、興味ある大学の募集要項を見てみてください。

例えば、卒業後の勤務地を指定する代わりに出身地や出身高校の場所は指定されない場合もあったり、勤務地の場所を指定されるだけでなく勤務する医療機関まで指定されることもあったりします。

さらに、大学在学中に修学資金を受け取ることができる場合もあるので、卒業後の勤務地にこだわりがない人、地域医療に貢献したいなんていう人にはかなりおすすめです。

④総合型推薦

総合型推薦とは、かつてAO入試と呼ばれていた入試方式です。

いわゆる自己推薦型入試で、大学側が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と出願条件を満たせば、誰でも出願できます。高校学校長の推薦書はいりません。

 

入試問題はどういうの?

①共通テスト

多くの国公立大学で求められるのが共通テストの成績です。共通テストの利用の仕方は大学によって様々ですので、各大学の受験要綱を確認してみてください。

・第一段階選抜

いわゆる「足切り」の基準として共通テストの成績を求められる場合です。

共通テストで指定された点数以上を取らないと、推薦入試での個別試験に進むことはできません。

・合否判断に用いる

共通テストの点数を最終的な合否判断に用いる場合もあります。

ポジティブに言えば、共通テストで高得点をとることができれば、共通テストのみで合格を手にすることが出来ます。

・推薦入試の出願条件として

共通テストの成績を合否判断には用いないものの、出願条件に共通テストの受験を示している大学もあります。

共通テストを受けないと個別試験に進むことはできません。

 

➁小論文

推薦入試の個別試験として、国公立、私立大学ともに多くの大学で小論文が課されます。普段の勉強とは違った対策が必要になります。

小論文の具体的な問題内容は各大学によってかなり異なります。

一般的には、テーマとして医療系の文章が出題され、それに対する800字程度の意見の記述が求められます。

ただ、一般的に医療系の文章が出されるというだけで、これに限らず、様々なテーマの文章が出題されています。

なかには英語の長文だったり、理科の知識が問われるような問題もあります。

推薦入試を考えている人は、小論文の過去問対策がかなり重要になってきます。

自分の志望校ではどんな問題、文章が出されるのか、時間配分はどうしたらよいか等、知っておくべきことは多くあります。

一般入試とは違い問題が特殊なので、早めに過去問を解いて、ある程度慣れてしまうとGOOD!

 

③面接

一般入試同様、推薦入試でも面接があります。

医師としての適性や人間性、コミュニケーション能力を評価されます。大学によって面接形式は異なります。

個別面接なのか、集団面接なのか、面接官の人数は何人か、他の人の発言に意見を求められたりする場合もあるか、どんな質問がされるのか、、

このように知っておくべきことは多々あるので先輩の体験談を見るなりして事前に情報収集をしておきましょう。

 

④総合問題、学力検査など

推薦入試でも学力試験が求められることがあります。

先ほど述べた小論文と枠組みは一緒なのですが、問題形式は様々で論述問題もあれば基礎学力を問う問題、一般入試のような各教科ごとの問題が出題されたりもします。

 

【まとめ】

推薦入試は医学部志望者は是非とも考えてみるべき入試です!

もちろん、推薦入試の対策に時間はかかってしまうので、一般入試の対策がそれに比例して少なくなってしまうデメリットもあります。

一般入試対策に全てをかけたい人は受けるべきではないですし、そこは個人個人の判断に委ねられます。

ただ、もし推薦入試で落ちてしまっても一般入試でリベンジできることを考えると、受けることを考えてみてもいいのではないでしょうか?

特に、高校での評定が良い人早く受験を終えたい人大学卒業後の勤務地にこだわりがない人には特におすすめです!

また、一般入試ではほとんど合格を勝ち取れそうにない…なんて人も推薦入試では合格を勝ち取れるかもしれませんので、チャレンジの価値はあります。

一般入試とは問題形式がかなり違うので、推薦入試では普段の成績がそのまま本番の結果に反映しづらいともいえます。

ただ、当然ではありますが、医学部ですので推薦入試といっても簡単に合格を勝ち取れるわけではありません。

ここまで述べてきた通り、ある程度の学力は必要です何も対策もせず勉強もせずなんて人が入れることはまずありません。

一般入試をゴールとして見据えつつ、あくまで受験のオプションの一つとして推薦入試を捉えた方が良いかなと個人的には思います。

 

もっと詳しく知りたい方は?

今回は、Part3として医学部のオススメ大学、推薦入試についてザックリとご紹介しました!

 

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