受験相談の声

医学部志望です おすすめの勉強法と大学は?Part2【医学部受験】

こんにちは! 大学受験予備校の武田塾伊勢崎校です。

今回はよく受験相談をいただく「医学部」についてお役立ち情報をお伝えいたします。

Part1に引き続き、医学部のおすすめ大学や具体的な勉強法、スケジュール(一般入試)について触れていきたいと思います。

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おすすめ大学

群馬大学(国立のなかでも割とお手頃!?)

まずはもちろん群馬大学!群馬大学は群馬県で医学科がある唯一の大学です。歴史もあり、設備も充実しています!

群馬大学は国内唯一、大学附属の重粒子線施設を有しています。重粒子線治療は炭素イオンを光速の約70%にまで加速させ病巣に照射する放射線治療の1種です。

副作用が少なく、患者さんへの負担を大きく軽減できる画期的な最先端のがん治療法として注目されています!

 

【配点】

共通テスト 450点 

合格者平均 366.13点(2023年度、地域枠除く) ボーダー83~85%

国語100点、数学ⅠA 50点、数学ⅡB 50点、英語100点、物理化学生物のうち2科目必須 それぞれ50点、地歴公民一科目必須 50点

個別試験 450点  

合格者平均 259.88点(2023年度、地域枠除く)

数学150点、理科(物理・化学)150点、小論文150点、面接(配点不明) 

前期試験のみで後期試験はありません。試験は2日間かけて行われ、1日目に筆記試験、2日目に面接です。

他の医学部とは違って群馬大学は理科の問題が物理化学固定です!群馬大学を目指す方は理科の選択科目を物理化学にするように注意してください!

また、個別試験に英語がない!ラッキー!と思った方もいるかもしれませんが小論文が英語の長文問題です。問われる問題は記述問題がほとんどです。

 

【各科目の勉強法】

数学

一番重要です。群馬大学に限らず、医学部受験において最もできなくてはならない科目が数学です。

群馬大学の数学は例年大問5題で試験時間は120分です。全問記述式で、B4の紙に解答を書いていく形です。

1つ1つの問題は重いですが、医学部受験の中では難易度はそんなに高くありません。もちろん応用力も大切ですが、基礎力で軸を固めていないと解けないような問題となっております。出題は広範囲なので、早い時期に全ての基礎をやりこみ、演習問題に取り組みましょう。

後に述べますが、理科や小論文では受験者の中で差はつきにくいので、数学の出来が合格の分かれ目です。

5問のうち2問は最低でもできておかないと合格は厳しいといったところでしょうか。3問できたらまあまあ、4問出来たら文句なしだと思います。

なかなか完答は難しいので、日頃の学習から数学に多く勉強時間を割き、応用力をつけてほしいと思います。

 

理科

先ほども述べましたが、出題は物理化学です。物理3題、化学4題を120分のうちに解き切らないといけません。

物理3題のうち力学・電磁気は毎年必須で残り1題は熱力学か波動のランダムです。

化学は理論・無機・有機から幅広く出題され、これらの融合問題も多くでます。物理は解答のみを記すタイプですが、化学は論述問題が含まれます。

驚くことに理科の問題ほとんどが群馬大学理工学部の問題と共通です。物理は多少医学科受験生だけに問われる問題がありますが化学は完全に理工学部の問題と共通です。珍しいですね!

難易度は易しめです。医学部受験の中ではかなり難易度が低いのではないでしょうか。点が取れるのは前提で、差がつきにくいとも言えます。正直、ここで点を稼げないと合格は厳しいです。9割目標、最低でも8割~8割5分は理科で稼いでおきたいところです。

とにかく基礎が大切です。

難しい問題はないのでとにかく基礎をやりこむことです。群馬大学の理科は、難しい問題を解く能力ではなく、簡単な問題をいかに早く解けるかが求められます。

問題集をやる際は難しい問題を時間をかけて解くのではなく、基礎的な問題を早く解く練習をするとよいでしょう。

120分で計7題を解ききるのはかなりのスピードを有するので、事前に対策をしておきましょう。

 

小論文

小論文という名前ですが実質英語です。英語長文の記述問題(一部選択問題)が出されます。

英語の文章は1種類で、試験時間は90分です。字数制限のある記述や、字数制限のない記述、なかには文法や単語の意味が問われる選択問題も出題されています。

重要なのは1000語以上の英文を素早く読み通すことができる読解力です。長文を読むのに手こずると回答に時間が割けなくなってしまいます。

群馬医の小論文に関して、「時間が足りない」といった声を実際によく聞きます。単語・熟語・文法を早めにマスターし、長文の問題集をやりこみ、音読等でとにかく速読力を身に着けましょう。

英文のテーマは医学系のものです。時間に余裕のある人は、日頃から医療に関するニュースを見るなどして情報を取り込んでおくと面接対策にもなるので有効です。

 

面接

面接官3 受験者3の集団面接です。ただ受験者同士で討論させるというようなことはなく、一人一人に質問がいき、それぞれが答えるといった形です。

一般的な面接形態で、ひねったような質問をされる可能性は低いでしょう。面接対策は多少必要ですが、優先度はかなり低いと思います。

面接対策に時間を割くなら、他の主要教科に時間を割きましょう。

面接は得点化されていません。よっぽどのことがなければ、面接で不合格なんてことにはなりませんので安心してください。純粋に試験の点数で合否が決まると考えた方が無難です。

  • 医学部志望理由
  • 本学志望理由
  • 高校時代頑張ったこと
  • 自分の長所はなにか
  • 将来何科になりたいか
  • 臨床と研究どちらに興味があるか
  • 出身校の紹介
  • 最近気になるニュースについて

ここらへんの定番となる質問は答えられるように準備しておきましょう。

 

【まとめ】

結論から言って、群馬大学はかなりおすすめです!

国立医学部にしては難易度が比較的低く、入りやすい大学であるといえます!

共通テストのボーダーも約85%と医学部の中では低い方です!

個別試験では数学で差がつくことに加え、理科の問題が簡単ですので、数学が得意な方、理科が苦手な方は特におすすめです!

群馬大学の周りはお店も栄えており、都心へのアクセスも良いです!部活動も栄えており、充実した楽しい大学生活が送れること間違いなしです!ぜひご検討ください!!

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信州大学(群馬から近い!!)

2つ目のおすすめ大学は群馬からも近い長野県松本市にある信州大学です!

松本城が近くにあり自然豊かで温泉も豊富です!松本の中心部にあるため、一人暮らしをする場合も生活の便は良いです。

大学周辺の徒歩圏内に生活に必要な施設や設備が揃っています。

また、信州大学医学部は、再受験生に寛容な大学として評判です。40代の方の合格者も出ています。

 

【配点】

共通テスト 450点 

合格者平均 375.9点 合格者最低点 341.9点(2023年度) ボーダー84~86%

国語100点、数学ⅠA 50点、数学ⅡB 50点、英語100点(リーディング80点、リスニング20点)、物理化学生物のうち2科目必須 それぞれ50点、地歴公民一科目必須 50点

個別試験 600点  

合格者平均 457.4点 合格者最低点 410.4点(2023年度)

数学150点、理科(物理・化学・生物のうち2科目)150点、英語150点、面接+調査書 150点 

前期試験のみで後期試験はありません。試験は2日間かけて行われ、1日目に筆記試験、2日目に面接です。

 

【各科目の勉強法】

数学

最重要科目、数学です!信州大学の数学は例年大問5題で試験時間は120分で、全問記述式です。

学部によって解く問題が定められているので、間違えないようにしましょう。

医学部受験の中では難易度はそんなに高くありませんが、小問と小問の関連性が見出せなかったり、様々な範囲の融合問題が出たりします。

過去問演習がかなり重要になってきます!出題は広範囲ですが、証明問題や数Ⅲの微積問題が頻出です!

群馬大学同様、数学の出来が合格の分かれ目です。導出過程も採点の対象ですので、普段から解答の書き方にはこだわって欲しいと思います。

 

理科

出題は物理、化学生物のうちの2科目です。選択した2科目を150分のうちに解き切らないといけません。

物理大問4題の構成です。例年力学、電磁気、波動、熱力学の出題でしたが、2021年度は波動の範囲ではなく原子の範囲が出題されています。

どの範囲が出題されるかは分からないので、全体を網羅した勉強をしましょう。

難易度は易しく、物理が得意な人なら満点も狙えるでしょう。

 

化学大問4題の構成です。理論・無機2つの範囲から2題、有機の範囲から2題出題されています。空所補充が主ですが、短い記述問題も出題されます。

他に計算問題、構造決定問題など出題は多岐にわたるので、全範囲をしっかりとおさえるようにしましょう。

全体的な問題の難易度はやや易であり、標準的な問題が多く高得点も狙えるはずです。

 

生物大問4題の構成です。主に100字前後の記述問題が出されます。他には空所補充、そして図示させる問題も出されます。

論述内容は生物用語の定義や重要機構の説明が中心です。

テーマに沿って医療の視点から考察・論述させるもの、実験内容を考案し結果と共に述べるもの、実験結果から考えられるモデルの説明など特殊な問題もみられます。

添削をしてもらうなどして論述対策を怠らないようにしましょう。

全体的な問題の難易度はやや易であり、医学部受験生であれば十分解答することができるでしょう。

100字を超える記述問題が多く、大変であるものの、部分点を含めここで着実に得点を重ねたいところです。

 

時間配分に気をつけましょう!科目の選択パターンによって変わると思いますが、過去問演習を繰り返し、自分に合った時間配分を受験までに見つけるようにするとGOOD!理科は基礎的な問題が多いので、とにかくケアレスミスだけは注意しましょう!2科目で150分、つまり1科目に75分は割けます。時間的余裕は比較的あるので、落ち着いて、丁寧に解くことを心がけましょう。

 

英語

大問4題、試験時間は90分です!4題全て長文問題です!

設問形式や内容としては、下線部和訳や内容説明などの記述問題、文法・語法や文脈による空所補充問題、語句整序問題、英作文など様々です。

90分で4題の長文問題…お察しの通り、かなりの読解と論述のスピードが求められます。長文演習の際には速読を意識しましょう。

シャドーイングが有効な勉強法です!

長文はもちろんですがその前提となる単語・熟語・文法の知識も求められるので早めに基礎を固めましょう。

 

面接

時間は大体20分~40分で、面接官3人、受験生5~7人の集団面接です!

ただ、集団討論ではないので他の受験生とのやり取りはありません。

この5~7人の受験生には同じ質問がなされ、ランダムな順番で回答していくといった形です。質問数は3~4つほど。

また、他の受験生の答えに対する意見を求められることがあります!

自分の回答だけに意識を向けるのではなく、他の受験生の回答も注意して聞くようにしましょう。

 

【まとめ】

信州大学は国公立医学部の中でも入りやすく、オススメです!

大学もかなり綺麗で、グラウンドは綺麗な人工芝です!周りも自然豊かで充実した大学生活が送れること間違いなしです!

共通試験と個別試験の点数の割合も3対4とそれほど離れてなく、個別試験が取れる自信がないけど共通試験なら自信あり!なんて人には特にオススメです。

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もっと詳しく知りたい方は?

今回は、Part2として医学部のオススメ大学についてザックリとご紹介しました!

Part3も投稿をお待ちください!

 

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