こんにちは! 大学受験予備校の武田塾伊勢崎校です。
今回はよく受験相談をいただく「医学部」についてお役立ち情報をお伝えいたします。
医学部とは
医学部の学科・専攻
一口に「医学部」といってもいろいろな種類があります。
医学科・看護学科・保健学科・栄養学科・生命科学科
など、大学によって様々な学科が設置されています。
今回は「医学部」のなかでも医学科についてお話していこうと思います!
医学部のカリキュラム
1年生 教養科目(第二外国語、統計学など)
2年生 基礎医学(生化学、解剖学など)
3年生 基礎医学+臨床科目 (薬理学、公衆衛生学など)
4年生 臨床医学(内科学、法医学など)
医学部共用試験(CBT/OSCE)
5年生 臨床実習
6年生 臨床実習
卒業試験
医師国家試験
大学によって多少の違いはありますが、おおまかな流れは上のようになります。
一般的な大学は4年制ですが医学部が6年制だということはご存じない方も多かったのではないでしょうか。晴れて医師になるためには6年間大学に通う必要があるのです。
難易度の高い受験競争に勝ち、入学してからも、かなりの勉強量が必要となってきます。
学年によりますが、1年通して常に授業や実習が多く、忙しくなります。大変ですね、、、
医学部のある大学
全国の医学部のある大学は令和6年4月現在、国立大学が42校、公立大学が8校、私立大学が31校、文部科学省管轄外である防衛医科大学を含めた計82校です。
国公立大学
北海道から沖縄までほぼ全ての都道府県に国公立大学の医学部は存在しています。
また、大学の歴史によって大きく4つのグループに分けられます。
①旧帝国大学(東京大学、京都大学など)
②旧制医科大学(千葉大学、岡山大学など)
③旧医専(群馬大学、横浜市立大学など)
④新設医科大学(筑波大学、山梨大学など)
一番歴史のある旧帝国大学から一番歴史の浅い新設医科大学に向かって入試の難易度も易しくなる傾向にあります(例外あり)。また、歴史のある大学のほうが関連病院や研究設備が豊富なことが多いです。
私立大学
私立大学の医学部は、東京や神奈川などの都市部に集中して存在しているので地方では医学部のある大学が国公立大学1校のみという場合が多いです。
私立大学もその歴史によって大きく3つのグループに分けることが出来ます。
①私立御三家(慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学)
②旧医専(順天堂大学、日本大学など)
③新設医科大学(北里大学、杏林大学)
私立大学も国公立大学と同様に歴史の古い私立御三家から順に難易度は易しくなっていく傾向があります。(例外あり)
受験対策とおすすめの学校について
大学選び
医学部のある大学は国公立大学と私立大学に二分されますが、これらの大きな違いは学費です。
学費(6年間) | |
国公立大学 | 350万円程度 |
私立大学 | 2000万円~4000万円 |
私立大学のほうが国公立大学よりも圧倒的に学費が高いのです。そのため多くの受験生は、まずは国公立大学を第一志望にします。多くの受験生が国公立大学を志望するということは当然国公立大学の難易度は私立大学よりも高い傾向にあります。ただし、私立大学のなかでも私立御三家は学費が2000万円前後と比較的安く,関連病院も充実しているため難易度は上位国公立大学レベルです。また、卒業後指定の病院に一定期間勤務することで、学費が免除されるといったシステムを採用している私立大学もあります。
また、国公立大学と私立大学では受験科目においても大きな違いがあります。
必要科目(一般例) | |
国公立大学 |
共通試験(5教科7科目)+2次試験(2~4科目、面接、小論文) |
私立大学 | 1次試験(1~4科目)+2次試験(面接・小論文) |
私立大学のほうが国公立大学よりも科目数が少ないです。そのため私立大学の入試では、浅く広い内容というよりは深い内容が問われることが多いです。
まとめると、
お金はないけど医学部に行きたい人・全科目まんべんなく出来る人→国公立大学
金銭的余裕がある人・立地のいい大学に行きたい人・とても苦手な科目がある人→私立大学
を志望するのが良いと思います。
ちなみに群馬県には医学部のある大学は群馬大学(国立)1校のみです!
群馬大学についてはこちらを記事を参照→【大学紹介】群馬大学の紹介! 学部ごとの偏差値や雰囲気など【群大】
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群馬大学についての質問や群馬大学の受験について勉強法など疑問点があれば、ぜひ武田塾伊勢崎校にご質問ください。
医学部のための勉強方法
・旧帝国大学や国公立医科単科大学(~医科大学)、上位私立大学を目指す方
→発展的な問題の出題が多いので、基礎を早めに仕上げて応用問題に取り組む時間を増やしましょう。
これらの大学では、基本的な問題はほとんど出題されません。
したがって見たことのない難しい問題にも対応できるような力を身に着ける必要があります。
・下位私立大学、地方国公立大学を目指す方
→基本的な問題の出題が多いので基礎をしっかりと固め、抜けのないように勉強しましょう。
これらの大学では、他学部と共通の問題や基礎的な知識を問う問題が出題されます
よって、難易度が高い問題を解けるようにするというよりは他の受験生が解けた問題を自分も落とさないようにすることが大事です
もちろん国公立大学を受験する場合には共通試験対策も必要です。
また大学によって出題される問題の傾向は異なるので、自分が受ける大学の過去問を早めにリサーチする必要があります。
もっと詳しく知りたい方は?
今回は、Part1として医学部と医学部入試についてザックリとご紹介しました!
Part2からはいよいよおすすめの大学と具体的な勉強法やスケジュールをご紹介します。
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