こんにちは!
武田塾印西牧の原校です!
突然ですが、皆さんは
英語の勉強は捗っていますか?
いざ、英語の勉強を始めようと思っても
何をどこから始めればいいのかわからない。
なんでこともあると思います。
そんな方は前回の記事
「勉強にも順番がある!?正しい英語の勉強手順と方法とは!」
を先に読んでみてくださいね♪
今回はそこから一歩進んで、
「使う参考書と順番はわかった。
けどこれらの参考書ってどうやって使えばいいの?」
今日はこの疑問についてのお話です。
今回紹介するのは、
数ある英単語帳の中でも20年以上もの間
多くの受験生に愛されてきた
「システム英単語」
です。
大学受験にはこれ!『システム英単語』の紹介
実際にこの単語帳を使った私の経験も含めて
この参考書の基本情報や、使ってきた人の評価、
おすすめできる人、できない人、
知識を効率よく身につけられる使い方、などなど
前半と後半に分けて
効率の良い参考書学習に必要不可欠な項目を
徹底レビューしていきます。
英単語の参考書を探してる人もすでに持っている人も
この記事を活用して自身の受験勉強に役立ててください。
それではさっそく紹介に移ります。
というわけで改めて紹介しますが今日取り上げる1冊は
「システム英単語」
です。
その1・基本情報
まずは基本情報からお伝えします。
こちらは最新の大学入試問題に加えて
中学校高等学校の検定試験や教科書、
様々な資格試験などを分析し、
本当に必要な英単語を厳選して作られた英単語帳です。
この参考書はStepごとに分かれていることで、
中学校レベルの単語や必須英単語から
難関大学の入試で差がつくレベルの単語まで
広い範囲の単語をカバーしています。
実際、知り合いにシステム英単語だけで
早慶レベルの大学に合格した人もいるほどです。
単語数は
必須単語:2000語
多義語:180語
システム英単語帳ならではの特徴
そしてシステム英単語の最大の特徴は、
単語一つ一つに
「ミニマルフレーズ」
と呼ばれる、
実際にその単語がどのように使われているのかを
教えてくれる例文があり、
非常に情報量が多くボリューミーです。
また単語について特に重要な派生語や反意語同意語は勿論、
出題頻度の高い発音・アクセントについても
覚えやすい構成になっています。
なので単語を含め、それぞれの知識を
完璧に詰め込もうと思うと1冊を完璧にするまでの目安時間は
復習込みで70時間以上と言われています。
出版社は駿台文庫さんで、
著者は駿台の英語科専任講師を務める霜康司先生
そして同じく駿台の英語科講師は刀祢雅彦先生です。
基本情報のまとめ
まとめると...
<参考書名> <完成の目安>
システム英単語 約70時間
<価格> <出版社>
1,110円 駿台文庫
<著者>
霜康司先生
刀祢雅彦先生
こんな感じになります。
では次はシステム英単語の
ユーザーの評価について話していきます。
その2・使ってきた人の評価
この記事を書いている地点で最新の
アマゾンのレビュー数は758件で評価は☆4.6です。
高評価ポイント
1998年に出版以来、改訂を重ねながら長年愛されていて
現在でも高評価を受け続けていますが、
具体的にはどこが評価されているのか気になることだと思います。
なので、上位レビューの一部を抜粋して取り上げていきます。
レビュー1.「同じページ内に例文と単語を乗っているので
単語を見た後に例文で学習すれば効率を高められ、
ミニマルフレーズは単語の意味だけでなく
使い方も一緒に覚えられて一石四鳥くらいの勢いです。」
レビュー2.「出題されやすい順にまとめられているため
自分のレベルに応じて暗記を進めていける。」
まだまだ沢山のいいところがあるようですが
代表的なものではこんな感じです。
まとめると
・1語1訳だけでなく、
フレーズや使い方もまとめて覚えられる。
・頻出順に掲載されているため
徐々にレベルアップできる。
という点が主に高評価につながっています。
低評価なポイント
しかしながら、小数ではあるものの否定的な意見も書かれています。
なのでどこか低評価につながっているのかも
同じくAmazonレビューから一部を抜粋して紹介します。
レビュー1.「青文字で一言メモのようなことも書いてあるんですが、
解説があっさりすぎて意味がない。」
レビュー2.「現地では使われていないような
日本語付英文が多く試験で点を取ることだけしか
考えられていない。」
とこんな感じで単語に関しての一言メモが
全く使われない物が多いことや、例文が日本語付きのものが多く、
実際に英語を日常会話の中で使いこなしたりするといった観点からは、
システム英単語帳は向いていない
という点が低評価のコメントの中に見受けられました。
特に上のレビューに関しては似たようなものは多くあったので、
システム英単語の向き不向きはここで分かれているように感じますね。
ユーザーの評価まとめ
以上のことから一般的な評価をまとめると、
システム単語はミニマルフレーズから
実際の単語の使い方を学べるのが特徴の単語帳。
また頻出中の掲載のため、
一歩ずつレベルアップをしていくことができる。
これについては私も同じ考えで、受験勉強という観点から考えると、
・1語1訳がある。
・フレーズや使い方もまとめて覚えられる。
・頻出順に掲載されている。
この3つが満たされているシステム英単語は
受験生にはうってつけの参考書だと思います。
しかし、いくらいい参考書でも
受験生1人1人取り組むべきタイミングは異なります。
つまり、みんながみんな同じタイミングで
取り組めばいいという話ではないです!
なので次は、おすすめできる人とできない人。
実際の使い方などを紹介していくので
最後まで読んで、ぜひ自分に合った使い方を
見つけてくださいね!
その3・おすすめできる人とできない人
では「システム英単語帳」について
受験勉強を終えた私の視点から
自分の経験をもとに詳しく解説していきます。
具体的には
・システム英単語帳をおすすめする人、しない人。そして、
・システム英単語帳の良い点と悪い点について。
それぞれ具体的に解説していこうと思います。
おすすめできる人の特徴
ということでまずは、こちらの参考書をオススメする人について
No.1これから英語の学習を始める人
No.2英語を活きた形、
高頻度の形で覚えたい人
No.3重要多義語をしっかり整理したい人
もし自分がどれかに当てはまっていたら
本書の使用を検討することをおすすめします。
この1冊をうまく活用していくことで、
基礎から難関大まで、
すべての大学で求められる単語レベルまで
到達することができます。
さらに、中学レベルの単語は習得済みで、
これから高校英語の学習を始めたい人にもピッタリです。
システム英単語帳は過去の入試問題を基に
分析されているデータが非常に膨大なため
システム英単語帳で勉強したフレーズや例文は
実際のテストの長文を読むとかなり見た形で
出会うことができるでしょう。
そのため
英語を実際に出た形や高頻度順で覚えたい人にもおすすめ
できるでしょう。
また、システム英単語帳は多義語がしっかり整理されているため
まだ多義語がそんなに得意でない受験生にもおすすめです。
システム英単語帳は多義語のミニマルフレーズも抜け漏れなく、
とても充実しており、用例を確認しながら覚えていくとができます。
おすすめできない受験生の特徴
では次はシステム英単語帳をおすすめしない人についてです。
No.1中学英単語が
そもそも覚えられていない生徒。
No.2中学レベルの英文法が
身についてない生徒。
まずおすすめできない受験生に共通して言えるのは
システム英単語は確かに基礎的な英単語帳ではありますが…
大学入試の基礎レベルなので
中学レベルの単語や文法も覚えられていない人には
おすすめできません。
システム英単語帳には
中学校レベルから復習できるStepもありますが
あくまでも復習レベルです。
一度中学レベルを覚えた人にとっては最適ですが、
これを使って
中学校レベルを終わらせようとするのは
よくある勘違いです。
高校受験の時にすでに
英語がかなり足を引っ張っていたと感じるのであれば、
高校受験レベルの英単語帳を
最初に一冊取り組むことをおすすめします。
中学レベルの英単語のおすすめとして…
中学英単語1800などの英単語帳などがあります。
こういった高校レベルの単語帳を先に終わらせてから
システム英単語帳に臨むことをおすすめします。
また「ミニマルフレーズ」の知識は
受動態や単数形複数形、自動詞・他動詞などの知識がないと
ただの丸暗記になってしまってあまり効果的ではないでしょう。
そのためしっかりと中学レベルの文法を終えてから
システム英単語帳に取り組むようにしましょう。
その4・知識を効率よく身につけられる使い方
使い方の前に最初は
システム英単語帳の良い点についてです。
主に次の3つが挙げられます。
No.1ミニマルフレーズ
No.2レイアウトがシンプル
No.3多義語
No.1「ミニマルフレーズ」があること
まず本書の最大の特徴は今まで何度も記述してきた
「ミニマルフレーズがあること」です。
他の英単語帳にも例文をもとに、
単語を覚えるものはいくつかありますが、
このシステム英単語帳の様な形で
暗記が進められるものはあまり多くありません。
例えばforceであれば
Force=強制される
だけでなく、実際に使われる形である
Be forced to work=働くよう強制される
といったように
簡単なフレーズで暗記していくことができます。
1文丸々暗記する必要のある例文暗記と違って負担も少なく、
英語がまだあまり得意でない人にも気軽に取り組むことができます。
No.2レイアウトがシンプル
そして、レイアウトのシンプルで見やすく、
必要のない情報が削ぎ落されている点も
見やすさを向上させていると言えます。
No.3「多義語」が充実していること
また、先ほど紹介したように
多義語が充実してること
もシステム英単語帳の強みです。
もし、すでに基本的な単語帳1冊を終えていたとしても
よりレベルの高い3章4章から5章の多義語まで
などと、言ったようにやる内容を絞って取り組んでも
十分効果はあるでしょう。
そして、次に本書の悪い点を挙げようと思ったのですが、
低評価のレビュー内容以外は目立った問題点はありません。
分析されたデータベースもかなりの量で信頼性があり、
ミニマルフレーズが難しすぎたり
理解しづら過ぎたりということも無いでしょう。
基本的に「システム英単語帳」は
大学受験に取り組む全ての人にオススメできる
非常にバランスの良い単語帳と言えると思います。
効率的な使い方紹介!
では、最後に本書の効率的な使い方についてです。
おすすめの使い方は二段階構成になっており、
基本的にこの流れで進めていくのが良いと思います。
No.1ミニマルフレーズをしっかり理解する。
No.2テスト形式でミニマルフレーズを答えて
チェックをつけていき、罰がなくなるまで繰り返す。
詳しく説明していきます。
まずはじめにミニマルフレーズを見て、
フレーズをまるまる理解するようにしてください。
この際にはフレーズの音読をしながら行うことをおすすめします。
フレーズを音としても覚えてしまえば、
「システム英単語帳」が出やすい順に並んでいることもあり、
実際に長文を読む時にそのテンポで出題され、
長文演習などで役立つ知識となることでしょう。
ちなみに、付加情報は一応目を通しておいた方が良いと思いますが、
「ミニマルフレーズ」より優先してまで、
負荷情報をこの段階では覚えようとしない方がいいです。
あくまで最優先はミニマルフレーズを活用して
1語1訳覚えていくことです。
ミニマルフレーズを理解し終えたら、
テスト形式で「ミニマルフレーズ」を答えて、
間違った単語にはチェックをつけていき、
チェックがなくなるまで繰り返していきましょう。
一つ一つの勉強を完璧にしていくことで
1冊の単語帳だけでも
早慶に受かるレベルの力をつけることができます。
勉強は「量より質」です!
付加情報は、徐々に罰が減っていき
余裕が出てきた頃に目を向けながら
理解や用法などを深められるとさらにいいと思います。
以上がシステム英単語帳の効率的な使い方です。
単語帳の終わりの基準
そして、単語帳を何周もしているうちに気になってくることとして
システム英単語帳を終える判断基準って何だろう?
というものがあると思います。
周回が進むにつれ、
目標もなくだらだらと取り組むように
なってしまいがちです。
こうなってしまうと例え10周しても成果は出ないでしょうから
きちんとお話しておきます。
結論から言うと
「単語帳の中にある単語を
1つも残すことなく身に着けた時。」
だと思います。
しかし、なかなかこのレベルまで単語帳を使い倒せる人は
少数派でしょうからもっと分かりやすい目安を提示します!
それが、
すべてのミニマルフレーズの意味が
すぐに答えられるようになること。(1語1秒のペース)
この基準が達成出来ていれば
システム英単語帳を終えてもらって大丈夫でしょう。
厳しいと思うかもしれませんが、
単語帳2冊を80%ずつ覚えるよりも
単語帳1冊を95%まで詰める事の方が
受験では価値があります。
先ずは、目の前にある1冊を全力で使い倒してみてください。
システム英単語の紹介は以上です。
大学受験に向けてこれから英語を学んできた受験生、
多義語や難関大によく出る単語の対策をしたい受験生などは
是非こちらを活用してもらえればと思います。
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