こんにちは!武田塾今福鶴見校です♪
GWも終わって、受験生の皆さんも、そうでない皆さんも心機一転する時期ではないでしょうか…?
さて、今回は文系・理系を問わない教科である英語のお話をしようと思います。
特に日大(産近甲龍)レベル以上の私立大学や国公立大学を目指す受験生には必見です!
1.長文全訳課題の思い出
みなさんは、高校のコミュニケーション英語の授業で必ず長文の全文訳をやったことがあると思います。
私も一冊のテキストにあるいくつかの長文を予習として全文訳するという宿題を高校1年生のときにやったことがあるのですが、これがまた大変・・・
なによりも単語や文法知識がしっかりと理解できていないうえに、重要構文を覚えきれていなかった(実際は知らなかったのですが…)ので、一文を読むだけでも10分以上かけて読むことも少なくなかったですネ。さらに、数学や古文など他教科の予習も宿題だったので、結局力尽きてしまってあきらめてしまったことも…。
そして解答例として配布された和訳文を見ると、直訳でさえもままならないのに、たっぷり意訳してある洗練された文章なわけです。まあ嫌になりました。
また、夏休み課題や冬休み課題には、一冊課題図書として50ページ弱の薄めの洋書が配布されました。しかも、全訳して読書感想文の提出、さらにはそれに関する課題テストもある始末…(幸いにも、その本はビル・ゲイツ『The Road Ahead』の要約版や『クリスマス・キャロル』と、ある程度話の筋を知っていたのでそこまで困らなかったのですけど。)
こうしているうちに全文訳やるのに意味あるのだろうか、と半ば疑問に思いながら高校生活を過ごしていたと思います。
2.英語の勉強の順序
英文和訳問題は、国公立大学や難関私立を受験する上では避けては通れません。
ちなみに私は現役生のころは学習塾に通っていなかったので、学校の勉強だけがすべてだと思っていました。だからこそ、煮え切らない思いを抱えながら、課題の全文訳を律儀にこなしていたわけです。しかし、記述模試での偏差値は一向に上がりませんでした。
それもそのはず、全文和訳は(受験)英語の勉強法において以下のステップをこなして初めてその効果を発揮するからです。
英語が母語話者でない or 海外経験のない受験生にとっての英語の勉強法は以下の順番で行うのがよいとされます。
1.基礎単語と文法を覚える
2.熟語を覚える
3.英文解釈の勉強をする
4.英語長文を読む
恥ずかしながら、当時の私は受験英語の長文を読むだけの語彙力もなければ、時制や助動詞をはじめとする文法に対する知識もあやふやでした。
当然これでは英語長文に太刀打ちできませんね。
私の経験
その後、塾講師になって英語を教える側になってはじめて単語・熟語、文法をしっかりと勉強するようになりました。
間違ったことを教えるわけにはいきませんから。
大学受験生の高校生、実は高校受験生の中学生も同じですが、浅い学年の頃は文法のテキストで文法を学び、単語帳を使って少しずつ単語テストをしていきますよね。それを一周させて、次は短文和訳(≒英文解釈)をして、最終的に英語長文問題へと移ります。その中で、私も責任をもって教える立場としてこの順番で予習していくわけですから、高校を卒業して初めて英語の勉強方法が身についたと思います。
ちなみに、大学(少なくとも2回生以上)や大学院の講義では、英語小説や英語論文を読む機会がありました。基本的には担当の先生と一緒に一つの論文を丁寧に日本語訳しながら全文訳するというスタイルとなっております。
私が全文和訳をできるようになったのはちょうど塾講師を始めて2年した頃だったので、そういう意味では、正しいステップで英語を勉強したことの効果を実感していました。(本来ならば高校2年あたりで気づくべきだったのですが・・・)
3.全文和訳の是非
難関私立や国公立大学の赤本に載っている全文訳があると思うのですが、あれを初見で再現するのはかなり困難ではないかと思います。
ここで重要なのは、ただ直訳して終わり…ではなく、その文章の背後にある意味とか、何を示唆しているのか、という「行間を読む」技術が必要だということです。
これには、単語の知識のみならず、そのテーマの文章の背景知識が求められるので、きれいな日本語で全文和訳するというのは大学レベルの英語知識(例えば英検準1級)でなければ本来は太刀打ちできないものなのです。
そのため、やみくもに全文和訳を作ろうとすると、必ずどこかで壁に当たってしまいがちなのです。
しかし、このような大学を受験する受験生たちにとって和訳問題は合否の分かれ目になるかと思います。
では、どうしていけばよいのでしょう・・・?
4.和訳問題の分量に注目!
多くの国公立入試の英語で出題される和訳問題は、だいたいが1~3文程度の和訳問題です。
ここで少し考えてみてほしいのは、出題者の気持ちになると、それだけの分量しかないわけなので、簡単な文章では受験生どうしの差がつきませんよね?
そこで、主語・述語・目的語が区別しづらいような文章や、強調構文や倒置構文など特殊な構文が使われている文章などが出題されることが多いです。
そうなると2.でお話ししたように、単語や熟語は知っていることは当たり前で、さらにそこからもう一段階上のステップである構文がしっかりと定着できているかどうかが重要となります。
さてここで、この時期の受験生と非受験生に分けて簡単なアドバイスをしたいと思います!
非受験生へ(高1・高2)
非受験生たちは、まだまだ準備期間。だから、今まさに勉強している単語・文法・構文を、少しづつでもいいので大切に覚えてくださいね。
ここで重要なのは、英語はただ暗記して終わりにならないことです。暗記することだけに偏ってしまうと、せっかく覚えたことがだんだんと抜けていってしまいます。
受験生へ(高3以上)
受験生たちは、今までつちかってきた英語の知識をフル活用して、様々な問題にチャレンジしていきましょう!
でも、ここで気を付けなければならないのは、使う教材は慎重に選ばないといけません。
今のあなたの成績と志望校の問題のレベルがどれくらい離れているかは人それぞれだからです。
むやみに赤本から解いていったり、標準レベル以上のテキストから解き始めたりすると、問題に歯が立たないことがあるかもしれませんし、それが続くとモチベーションも下がってしまいます…
なので、英語の勉強方法と同じように、ちゃんと段階を踏んで学習を重ねることが最重要課題です!
ここまでが、全文和訳の可否から見る受験英語の基礎的な学習方法です。
本来はここで終わってもいいのですが、さらなる高みを目指す受験生はもう少しお話がありますので、少々お付き合いくださいませ。。。
5.さらなる飛躍を目指して
みなさんは、入試過去問やその他参考書に掲載されている英文のソース(出典)を考えたことがありますか?
実はその多くが、哲学・政治学・心理学・教育学・医学・生物学…などの論文や書籍から抜粋されていることが多いんです!
ここで気づいてほしいことがあります。これって、言語が英語になっただけの現代文の評論文と同じではありませんか??
だからこそ、私が強調したいことがあります。
それは、受験英語を制したいならば、他教科の知識も大切にしてほしい!
文章を読むための知識
これは、私が英語の授業を担当して思ったことですが、「どうも問題を解いてて文章の意味が分からなかった」という声を生徒さんからよく聞いていました。しっかりと解答解説に載っている全文訳を見たのにもかかわらず・・です。
よくよく聞いてみると、「全文訳に書かれている語句の意味が分からなかった」や「文の内容が途中から頭に入ってこなかった」といいます。特に文系学部の受験生にとっての自然科学系(医学・生物学…)や理系学部の受験生にとっての人文科学系(哲学・心理学…)はかなりしんどいようです。
なので私は、ある程度注釈を入れながら指導することを心がけています。でも、この知識はどこで習得すればいいのでしょうか?
その答えは、高校レベルの生物基礎、化学基礎、(物理基礎)、そして現代社会、世界史なのです。
これら教科は文理問わず必修科目の学校が多いですが、そこで教わった知識を前提にして受験英語の長文を読むと、不思議と読めるようになっていきます(※個人差はあります)。
余裕のある受験生は、今までに習ったことを思い出す時間も作ってみてはどうでしょうか。
文章を書くための技術
和訳問題を解くにあたっては、読み手(採点者)に伝わるような日本語で答案を作成しないといけませんね?
ということは、一種の作文なわけですから、現代文の授業でずっと練習しているはずの記述問題がその練習になっていきます。
ここでやってはいけないのは、何も考えずに答案を丸写しすることです。
これでは、語句の選び方、文章のつなげ方や、助詞の使い方、文の構成に対して応用がきかなくなってしまいます。
語句の知識については何から覚えていったらいいのかがわからないこともあるかと思います。
時間の余裕がある人はたくさん文章を読んで、そこから分からなかった語句を学んでいく、というスタイルでいいのですが、余裕のないことの方が多いですよね?
そのような受験生のために、入試現代文で使われることの多い語句が一冊にまとめられたテキストがあるわけです。しかし、これも計画的に使わないと効果が薄れてしまいます。
では、どのようにして計画を立てればいいかというと…
6.最後に!
今回は英文の全文訳から見た、英語の学習方法について説明していきました。
ここまで読んでいただいた受験生のみなさんなら気づいてたかな、と思いますが、使う教材や学習計画については人それぞれです。
しかし、これらを考えるだけでもなかなか難しいんじゃないかと思います。
そこで!
もし、受験に向けてどのような教材を使えばいいのか、どのように計画を立てるかで悩んでいる、さらに詳しいことを知りたい、相談したいという方は、ぜひ武田塾今福鶴見校の無料受検相談にお越しください!
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