こんにちは!武田塾今福鶴見校です♪
今回は、今年度の共通テストから見て大学受験には何が必要なのか、そしてどのように勉強していけばよいのかについてお話していきます!
1.3年目の共通テスト
センター試験が「共通テスト」に変わってから早くも3回目の実施となった2023年ですが、昨年度に比べればかなり重要な変化が見られた共通テストでした。
以下、各教科ごとに問題傾向の分析を行おうと思います!(難易度については原則として割愛します)
1.外国語(英語)
筆記100点、リスニング100点の配点こそ変化はなく、リスニングに関しては昨年度とほぼ同じ難易度だったように思います。
その一方で、筆記については問題数はそのままなものの、文章の情報量がぐっと増えている印象でした。
※ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語はセンター試験の頃と形式は変わっていません。
2.国語
問題文本文だけでなく、設問の中にも一定の分量の文章がある問題が現代文(評論・小説)にあるのは昨年と同じです。
しかし2022年度の国語では、同一のテーマを異なる観点から見た2つの文章を読み比べる問題形式が古文だけでなく評論文・漢文にも採用されていました。
また、適切な書評を選択する問題や文章構造をまとめたノートを作る問題の配点が上がっていたことも特筆すべきでしょう。
3.社会
地理歴史(日本史B・世界史B・地理B)
センター試験の頃は知識をアウトプットする問題が半数以上占められていたのに対して、年々その問題数を増している資料(文献・図画)問題や考察問題。
制限時間内に解ける設計にはなっていますが、読む分量が格段に増えており、ほぼ現代文・古文の問題が相当数混じっているといっても過言ではありません。
公民(倫理・政経)
上記の地理歴史と比較すると、確かに資料問題や考察問題は設定されていますが、知識のアウトプット問題とのバランスは、センター試験の頃のものが維持されている印象です。
4.数学(数学ⅠA・ⅡB)
2022年度では数学①・②ともかなり低めの平均点に終わってしまった共通テスト数学ですが、今年はその反省があったためか、共通テスト初年度くらいの難易度に落ち着いてたのではないかと思います。
さて肝心の形式ですが、より「数学の応用」に近付いた問題内容になっている印象です。体積の最大値、ボールの投擲と放物線軌道の分析、積分を用いた分析、複利計算…という感じです。(ただ、年利1%の預金なんて今時あるのかと言われればかなり疑問ですが…)
選ぶ問題さえ間違えなければ時間内に解けるように設計されているのが特徴です。
5.理科
理科基礎
近年では文系受験生が受けることの多くなった基礎科目ですが、かつての理科基礎A・Bと比べると知識のアウトプットよりも、問題文に示された情報とインプットしてきた知識を組みあわせて考察する問題が多くなりました。文章量が増えていることは特筆すべきことだと思います。
基礎科目なのでマークが薄くなりがちではありますが、80%を目標にする必要があります。それには、他教科と同じ程度の演習時間を確保する必要があります。
すでに3年生となっている高校生は2つとも履修は終わっているはずなので、演習を欠かすことのないように!
理科(発展)
問題数はセンター試験の頃とさほど変わりありませんが、高度な情報処理能力を求められます。試験時間の中で解こうとすると、数学のように問題文中の意図や考察をしっかりと読み解けないようになっているように思います。
特に今年度の生物については、論証にかかる推論・仮説および実験手法を選ぶ問題がありましたが、この論証は博士論文の題材になるくらいと聞きます。。
いずれにしてもいえることは、理系大学生が卒業論文や修士論文を執筆するのに必要なスキルをすでに求めているといっても差し支えありません。
2.本来の姿に戻る「大学生」?でも・・・
この傾向を見ていると、研究機関としての大学の一員である大学生を理想としているのではないかな・・・と思います。
かつては、「大学生」になると将来が約束されて、いいところに就職して…みたいな風潮があったのですが、進学率が50%となった今の「大学生」は貴重な存在であるどころか、一定のステータスを得るためには大卒となることが必要条件であるかのように思えます。
そのような状況を改革しようとしたのか、センター試験が共通テストに変化しているわけなのですが、大学(院)を卒業(修了)した人でさえも苦戦するような問題構成となっています。
まるで共通一次試験の頃に戻ったようにも見えるのですが、あらゆる情報がすぐに手に入り、情報が細切れになっている現代社会とは状況は異なります。言ってしまえば、短時間で文章を正確に読み解き、それを頭の中でまとめる能力…つまり、まとめ動画やまとめサイトを短時間で作るように言われている感じですね。それに慣れてしまっている人はなかなか歯が立ちにくいかなと思います。
とはいえ、いくら文句を言ってもわけないので、与えられた問題に対しておとなしく受け入れなければなりません。
3.共通テストへの対策
ここまで読んでもらえますと、共通テストに求められるのは「短時間で情報をまとめる能力」です。
このスキルは、私立もしくは国公立二次試験で求められるような「行間を読む力」、「要約する力」、「意見を表明する力」とは異なります。そうすると、二次試験の対策がそのまま共通テストの対策となるわけではありません。
言い換えれば、国公立大学を受験するには、大きな「2つの試験」対策を行うことになります。これが10年前の受験生と違うところで、学習計画を念入りに立てていくことが求められます。
ただ、これを自分一人の力で遂行するのはかなり難しいのではないかと思います。それに、どの教材・参考書を使えばいいのかも含めると果てしなく困難になるのではないでしょうか・・・??
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