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大阪大学理系数学・物・化の攻略法【武田塾今福鶴見校】

  
こんにちは!武田塾今福鶴見校の吉岡です。
今回のブログは実際に大阪大学生の講師の方にブログを書いていただきました!
大阪大学を受験予定の方、興味ある方には是非見てもらいたいです。

では、どうぞ!

テスト中 男

こんにちは!今福鶴見校の講師のIです。
この記事では大阪大学の物理・化学の攻略法についてお話していきます。
大阪大学の理系数学といえば難しいイメージがある人が多いと思います。実際に難しいです。
しかし、しっかりと対策をすれば全く歯が立たないというわけではありません。
大阪大学の問題形式は5題で150分の問題となっており、数学Ⅲからの出題がかなり多く、
特に微積分野は毎年出ていて積分を使う回転体の体積問題は頻出です。計算量が多いのも特徴です。融合問題も多く、
ほとんどの参考書が単元別で融合問題に対応できないので入試問題を集めた問題集を使用して対策する必要があります。

また、普段から思考力を問う難しい問題の練習もする必要があります。
難しい問題へのアプローチの仕方を身に付けます。難しい問題を解くときに、
とりあえず数式をダラダラと回答欄に書く人がいます。これでは頭の中が整理されておらず、
自分が何をしているのか分からなくなります。このブログで下書きを書くことの重要性を伝えようと思います。

入試本番のときにはもちろん問題冊子が配られますが、5題しかなく、
別で計算用紙も配られるのにも関わらずその問題冊子は10ページ近くあります。
計算用紙も配っているし、普通だったら問題文の間隔をつめて多くても3ページ構成の問題冊子にしないでしょうか?
2行で問題文が終わるような問題でも2ページくらいの白紙があります。これは、大学側が下書きをするためにスペースを空けてくれているのです。

下書きでは使えそうな考え方や数式を書いて、
何か分かればそこから発展させて数式をたてたり、グラフや図を書いてみたり、
とにかくどうすれば問題が解けるのかを書きながら考えます。
方針が立ったと思えば、清書に移ります。

清書では下書きをみながら回答欄に論理の飛躍がないように書いていきます。
したがって、下書きに使う時間の方が圧倒的に多いです。
150分で5題ということは1題30分と考えがちですが、そんなことはありません。

必ず解きやすい問題と解きにくい問題があり、解きにくい問題にたくさんの時間を使うのは無駄です。
解けそうな問題にしっかりと時間を使うべきです。このような戦略も重要になってきます。
下書きの練習と、解ける問題と解けない問題を区別する練習は必ず必要になってきます。

 

次は物理対策についてです。

阪大の物理の特徴として大問が3つあるのですが、そのうちの2つは力学と電磁気です。
ですので、力学と電磁気の対策を重点的にする必要があります。
特に力学は全分野の基礎となるので、しっかりと勉強しなければいけません。

最近の傾向として、原子分野の出題が目立ちます。
現役生は対策が遅れがちですが、それなりの対策は必要です。
難しい問題で特に意識しないといけないのですが、図を描くことが大切です。

図を描くことにより、イメージができるようになります。
阪大物理は大問の中で前半は簡単な問題が出題され、
後半のほうで合否の分かれる問題が出題されています。
物理に使える時間は約75分で、全て時間内に解くのはかなり厳しいです。

したがって、前半の問題を正確にすばやく解き、
後半の問題のための時間がつくれるかが重要になってきます。
普段から時間を意識して解ける問題と解けない問題に分けれる力を身に付けないといけないです。

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最後に化学対策です。

大阪大学の化学は難易度が高く、
年にもよりますが5割5分が化学の合格ラインだと言われています。
かなり思考力重視の問題が多いです。
中には高校範囲を逸脱したものもあり、扱ったことがないようなその場で考えさせる問題が多いです。
また、論述問題が多く、どれも本質がわかっていないと解けないようなものばかりです。
対策として、何かを学んだ時になぜそのようになるのかを考えるようにしましょう。

例えば、電子配置を覚えるだけでなく、なぜその電子配置になるかまで理解するといったことです。
有機の構造決定問題は比較的点数を取りやすいので、落とさないようにしましょう。
また、時間がかなり厳しく、時間内に全て解くのは物理以上に難しいです。
ですので、解ける問題と解けない問題をすぐに見分ける力を養っていく必要があります。

以上で全ての科目の対策になります。最後まで見ていただきありがとうございました。

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