文系か？理系か？文理選択の決め方について解説します

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文系にする？理系にする？

受験勉強

多くの学校では文理の選択を高校1年生の時に行って、高校2年生になってから文系クラスと理系クラスとで分かれていくところがほとんどだと思います。文理選択は大学の志望校を選択するのに大きな影響を及ぼすだけでなく、今後のキャリア形成に大きな影響も及ぼすとても大切な選択です。

そこで、今回は「文系なのか理系なのか？」で悩んでいる高校1年生に向けた記事を書いてみようかと思います。

文理選択の方法

オススメする文理選択の方法

将来やりたいことが明確な人へ

将来どんなことをやりたいのかがある程度決まっている人は文理選択を比較的行いやすいと思います。将来やりたいことがハッキリとしている人は志望学部で文理を決定するとよいと思います。

将来やりたいことが明確ではない人へ

ところが、将来やりたいことが明確な人は決して多いとは言えないと思います。
そういう人はどのように文理選択をしたらよいのでしょうか？

やりたいことが決まらない場合は、得意科目で文理選択を決定するのもよいと思います。

基本的に、

文系で使う科目は英・国・数or社
理系で使うのは英・数・理

となりますよね。得意科目を大学受験科目に入れることは合格する上で自信にもなりますし、大学受験の勉強スケジュールを組み立てることにもアドバンテージにもなります。

1つの指針ですが、英語と数学を比べたとき、英語ができれば文系、数学ができれば理系に進むというのが目安になるのかなと思います。また、英語が苦手でも国語や社会が得意であれば文系を選択する、数学が苦手でも理科が得意であれば理系を選択するというのもありだと思います。

志望学部と得意科目が一致しない場合はどうするの？

武田塾一宮校で受験相談をやっていると、大学でやりたいことが英語なのに実は英語が一番苦手だというケースを結構多く見ていますが、例えばそういう状況になっている場合はどうしたらよいのでしょうか？

やはりこういう場合、一般的に自分の得意不得意がそれなりにあると思うので、ある程度は得意科目をもとに考えていった方がよいかなと思います。志望学部が全然自分に向いていなくて、それに向けて一生懸命やっても試験に合格できなかったとなったら本末転倒な結果になってしまうからです。

オススメしない文理選択の方法

友達と同じコースにする

高校生活で友達の存在は大切なものだと思います。しかし周りの友達に流されて文理選択をすることはオススメしません。

自分の人生なのですから、自分の適性ややりたいことなどを考えて決めるべきです。皆さんの人生は高校で終わりではありません。友達と同じコースを選択しても自分にとって苦手であったり興味のない勉強を続けることは苦痛でしかないはずです。それだけではなく、文理選択は自分の人生を左右する選択でもあります。苦手であったり興味のない仕事を何十年も続けることは人生終了を意味します。

加代校舎長の文理選択

ここで、武田塾一宮校校舎長の加代[かしろ]の文理選択の事例を紹介します。

【校舎長紹介】武田塾一宮校の加代（かしろ）先生を紹介します！

武田塾一宮校で教務全般を担当している校舎長の加代昌広（かしろ・まさひろ）先生をいろいろと紹介します。一宮市内の高校のことをよく知っている情熱とユーモアのある先生です。

https://www.takeda.tv/ichinomiya/blog/post-235906/

高校1年生の頃は文系か理系かどちらが得意だったかと言えば、実は理系科目の方が点数が取れていました。苦手科目は国語。国語があったおかげで、ワンランク下の高校にしか行けませんでした。高校生になっても理系優位の傾向は続きました。そしてなんとなく航空宇宙物理工学をやってみたいと思うようになっていました。

しかし、数学の成績が落ち始めたり、他の理系科目についてもそこまで興味や関心が薄い自分に気づき始めていました。小さい頃にキラキラ目を輝かせていた社会科に関する勉強を大学でやってみた方が面白い人生が送れる!?と考えるようになりました。一方の国語は偏差値35のまま。英語もそんなに好きではありませんでした。英語の授業の予習や復習が面白くありませんでしたし、オーラルコミュニケーションでグループを組んで英会話をするという授業は吐き気がするほど嫌いでした。だからすごく悩みました。

でも社会科の勉強はワクワクするのでそっちを選ぼうと思い、文理選択ギリギリの12月に文系選択をすることになりました。

そこからは学校の勉強はそっちのけで、自分のやるべきことを自分で決めて高校2年生は英語の勉強を頑張りました。ただやっていなかったんだなということに気づきます。英語の学校の授業は死ぬほど嫌いでしたが、当時通っていた塾の英語の授業をペースメーカーにして、「基本4品詞と基本5文型」の話をしっかり理解したら英文が読めるようになっていきました。国語についての話は校舎長の紹介記事に載せていますが、正しい勉強を自分でしっかりやっていけば成績は上がるのだなと思います。

経験から言えることは、決して「嫌いだからこっちにしよう！」とすぐに思わないことです。正しい勉強法を知らないだけなこともあるからです。ワクワクすることがあるなら苦手科目があってもそっちに進むべきなんだろうと思います。正しい勉強法で自学自習をしたら基礎は身につくものなのです。