共通テスト＆二次私大、生物過去問分析のポイントを現役阪大生講師が伝授。

こんにちは！武田塾茨木校です。

茨木校は、茨木市、高槻市、吹田市、摂津市、箕面市、豊中市、大阪市、島本町、守口市、寝屋川市、門真市、枚方市、豊能町、能勢町はじめ、長岡京市、向日市、大山崎町、京都市など近隣の県からも通塾いただけます。

武田塾には、関西圏では京都大学・大阪大学・神戸大学・滋賀大学・大阪府立大学・大阪市立大学・大阪教育大学・京都教育大学などの国公立大学をはじめ、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)といった難関私立大学、関東圏では東京大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学・埼玉大学・東京工業大学・一橋大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・上智大学といった難関私立大学や、MARCH（明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学）に逆転合格を目指して通っている生徒が数多く在籍しています。

皆さんこんにちは、武田塾茨木校です。

いよいよ共通テストまであと４日、そして、共通テストが終われば、私大、二次試験に突入していきます。

過去問演習はしているけど、いまいち、点数が伸びないという生徒さんも多いのではないでしょうか？

そこで、今日は、過去問分析のポイントについて、現役阪大生講師に書いてもらいました。

今日は生物編です。

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生物、過去問、予想問題への取り組み方の流れ

①問題を解いて丸付けする。（2択で迷って合っていた問題も解答を見直せるようにチェックしておく）

問題演習の際は、１回目、時間制限あり。２回目、無制限で解きましょう。

２回目、時間無制限で解く理由は、間違えた理由が、時間なのか、それとも実力不足なのかを判別するためです。

②解説は必ず読みこむ。自分が今まで知らなかった知識や、解法が無いかを隅々まで探す

次に、解説は必ず読み込みましょう。過去問を解くことは自分の弱点に気づける最大のチャンスです。

③目標点との差を把握し、目標点に届くにはどうしたら良いのかを考える。目標点に届かなかった原因は？

この目標点に届くためのプロセスを考えるのが過去問演習＆過去問分析で一番重要な点です。

考えられる原因としては、例えば、

 時間が足りなかった

 苦手な形式が多かった

 苦手な範囲が多かった

 問題文から実験を想像できなかった

などが考えられます。

④③で考えた原因を深掘りする

ここが重要な点ですが、③で考えた原因をもう一歩深掘りするのが、コツです。

深掘りの例としては、下記になります。

 時間が足りなかった

1. 問題文を読むのが遅い

2. 時間の使い方が悪い

3. 計算スピードが遅い

例えば、上記3パターンで、対処法も異なってくるので、自分がどのパターンなのか考えてみましょう。

 苦手な形式が多かった

1. 考察系

2. 計算問題

のいずれが苦手なのか把握しましょう。

また、その際、次の、苦手な範囲がないのかは、必ず確認しておくことが大事です。

 苦手な範囲が多かった

1. 苦手な範囲だと過去問を解く前からわかっている範囲だった＋なぜ苦手なのか？

2. 今回解いて初めて苦手な範囲であると認識した＋なぜ苦手なのか？

 問題文から実験を想像できなかった

1. 教科書や資料集には載っていないような実験なのか？

2. 図が無いから実験を想像できないのか、図があってもどのような実験か分からないのか

3. 前提条件となる単語や事象のインプットが不足している

⑤④で深掘りした原因に対する改善策を考える。

次に、④で深掘りした原因に対する改善策を考えます。

例としては、

 時間が足りなかった

1. 問題文を読むのが遅い

・問題文を読むのが遅いのが、前提条件が足りていない場合は、その範囲のインプットが完了していないからだと考えられるので、教科書や参考書でその範囲のインプットを行う。

・問題が複雑で理解に時間がかかる場合は、問題を読み進めながら同時に問題文を図に起こして問題中の事象や単語の関係性を一目でわかるようにまとめながら読む。

2. 時間の使い方が悪い

・二者択一で迷ってしまっている場合は、知識系なら迷っても意味が無いのですぐにどちらかに決めて飛ばす。（知識系は分からないなら、頑張って思い出せるものでもないのですぐに諦めて次に行く）

・考察系は時間がかかるので、まずは知識系からとりかかり全て解いてから考察系にとりかかるようにする。

・考察系に時間がかかりすぎて解き切れない場合は、下の「問題文から実験を想像できなかった」の部分を参照。

3. 計算スピードが遅い

・生物の計算問題は遺伝子の組み換えや、呼吸商など出るパターンが決まっているので、そのパターンの問題を何度も解いてパターンに慣れるようにする。

 苦手な形式が多かった

1. 考察系

・問題文を読み取れない場合は丁寧に問題文を読んで重要な内容を書き出していく（必要なら図にしてまとめる）という作業をゆっくりでも良いので繰り返していく。それができるようになれば問題が言いたいことが頭に入ってくるようになるので、この作業をもっと早くできるように演習を積み重ねていく。

2. 計算問題

 苦手な範囲が多かった

1. 苦手な範囲だと過去問を解く前からわかっている範囲だった＋なぜ苦手なのか？

・対策をした上で、まだ苦手範囲となってしまっている場合は対策方法が悪い。

例えば、教科書を見直しただけで苦手範囲を克服した気になってしまっている場合があるが、苦手範囲は一度見直しただけで簡単には克服できない。苦手範囲をメモにして一番使う参考書の最初のページに貼って毎回見直ししたり、

苦手範囲だけをまとめたノートを作成して毎日勉強を始める前に見直すことを習慣化して克服を目指す。

・苦手な範囲だと分かっていて対策をしていなかったなら、「過去問を解くー＞苦手な範囲の認識―＞その改善」のサイクルが回せていないということなので、苦手な範囲だと認識している時点でその範囲の対策を後回しにせずすぐに行うようにする。苦手な範囲の対策をするときには、間違えた問題だけではなく周辺知識も抜けていないかを徹底的に見直す。

2. 今回解いて初めて苦手な範囲であると認識した＋なぜ苦手なのか？

・苦手範囲を見つけることが出来たのが大きな収穫なので、苦手範囲を克服するためにすぐに該当範囲（周辺知識も）の見直しや復習をおこなっていく。苦手範囲は一度見直しただけで簡単には克服できないので、苦手範囲をメモにして一番使う参考書の最初のページに貼って毎回見直ししたり、苦手範囲だけをまとめたノートを作成して毎日勉強を始める前に見直すことを習慣化して克服を目指す。