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武田塾医進館渋谷校です!
高校1年生の皆さんは、そろそろ 理科の科目選択 をする人もいますよね。
🤔”医学部に行くなら生物”って学校の先生に言われたけどほんとなの?
😥物理じゃ医学部に不利なの?
など、気になる疑問もたくさんあると思います。
今日は、理科2科目の選択、「物理と生物、どっちにすればいいの問題」について、詳しくみていきたいと思います!
実は大学選びと同じくらい大事な理科選択👀
皆さんの参考になれば幸いです。
そもそも、なんで化学は固定なんですか?
物理・生物ってダメなの?
物・化・生から2科目選択の受験パターンが多い
国公立・私立問わず、医学部医学科の受験科目として、
理科⇒物理・化学・生物より2科目
としているところが非常に多いです。
※ちなみに…
理科の科目でもう1つ「地学」というのがありますが、
開講している高校も少ないうえ、医学部受験に限って言えば地学を選択できるのは東京大学のみです。
物理・生物はおススメできない!
ということは、
①物理・化学 ②化学・生物 ③物理・生物
上記の3つの組み合わせが考えられますが、
ハッキリ言って、
「③物理・生物」はおススメしません!!
化学を固定にしたほうが良い理由
1. 化学は物理や生物とリンクするから
化学は、物理や生物の背景知識として使われ、内容がリンクしていることが多い科目です。
入試問題の物理・生物も「受験生全員に化学の知識がある程度ある」という前提で作られていると言っても過言ではありません。
2. 化学と物・生で難易度が調整されるから
大学側も「物理・化学」または「生物・化学」で選択する受験生が多いことは知っています。
そのため、難易度を調整する際などは「化学」と「物理・生物」の一方が易しく他方が難しい、ということが多いです。
もしも化学が易しくて、物理・生物が難しかった場合、他の受験生よりも不利になってしまうことは明らかです。
3. 時間配分が不利になるかもしれないから
多くの大学で「理科2科目で120分」というように2科目まとめての試験時間となっています。
難易度の話とも重なりますが、もし物理・生物が難しかった場合、試験時間内に解き切らなければいけない量がかなり多くなりますね。
わざわざ不利になる組合せを選ぶ理由がない、ということです!
物理ってどんな科目?
何を勉強するの?
「物」の「理(ことわり)」という字のごとく、身の回りの自然現象を、物質とその動き=働く力から解き明かしていこう!という学問です。
どうやって勉強するの?
だいたいのイメージは数学と同じです。
物理にも公式がいろいろと出てきます。
公式やその公式を使う条件を覚えたら、そのあとは問題を解いて解き方のパターンを覚えていきます。
暗記量については他の理科の科目と比べると圧倒的に少ないです。
受験科目としてのメリット・デメリットは?
メリットは、「一度、解き方やポイントを理解してしまえば高得点が狙える」というところです。
デメリットは、「暗記が通用しない分、理解に時間がかかる(高得点を出すまでに時間がかかる)」ということです。
「理解する」を乗り越えてしまえば、デメリットはメリットに変わる、と言い換えることができますね。
どんな学力が必要?
数学的処理能力が求められる
物理で点数を稼ぐなら、「数学がある程度できること」これが必須条件です。
物理の問題は、難易度が高くなればなるほど、数学的処理能力が求められます。
具体的には、
✅早く正確に式変形できる
✅式からグラフを描いて問題を解く
✅三角関数や微分・積分、ベクトルを使って問題を解く
という能力が必要です。
生物ってどんな科目?
何を勉強するの?
「生命にまつわる自然現象」を解き明かしていく学問です。
「命あるものすべて」が対象なので、人間や動物だけではなく、微生物や植物についても学んでいきます。
どうやって勉強するの?
生物は暗記なしには解くことができません。
まずは用語や知識を暗記していき、それらをもとに問題を解いていきます。
理科には珍しく、計算問題は少なめです。
受験科目としてのメリット・デメリットは?
メリットは、「勉強すれば確実に合格点を取りに行ける、安定の科目である」ということです。
デメリットは、「ハイレベルな問題を解くためには面的な暗記と相当な思考力が必要」ということです。
デメリットがちょっとわかりづらいので、次の項目で説明しますね。
どんな学力が必要?
"面的な"暗記がまず大事!
生物でまず必要な力は「用語を面的に覚えること」です。
「面的に」というのは、わかりやすく言うと「用語同士に繋がりを持たせながら」という意味です。
生物で覚えるべき用語は、別の複数の用語を使いながら説明できることが多いです。
つまり、1つの用語が出てきたら芋づる式に他の関連用語も出てきて、説明できる状態を目指さなければいけません。
読解・思考・表現の3つの力が必要
生物の特徴な問題の一つに「実験考察問題」があります。
これは、与えられたヒントを元に、ある実験をした場合の結果を推測する…というような、言わば「推理ゲーム」みたいな問題です。
また、生物は他の理科と比べ「論述問題」も多いです。
✅与えられた問題文から、ヒントを読み取る
✅そのヒントを元に考える
✅考えたことを記述する
というような能力が求められます。
物理と生物どっちがおススメ?
特段理由がなければ物理!
基本的には物理をおススメします。
理由は簡単。
高得点が狙いやすいからです。
医学部受験で必要なのは「高得点を取ること」
医学部に合格するためには「高得点を取る」ということが求められます。
国公立であれば、共通テスト・個別試験ともに8~9割。
私立であっても、学科試験7割は目指したいところです。
そのためには、「暗記・読解・思考・表現」という数多くの能力を必要とする生物よりも、「暗記・数的処理能力」の2つのみで乗り切れる物理のほうが、高得点を取りやすいのです。
医学部は生物のほうがいいんじゃないの?
学校の先生は『医学部は生物』って言うけど…
皆さんの中には、「学校の先生から『医学部なら生物』」と言われた…という人もいるかもしれませんね。
ハッキリ言います。
その先生、医学部受験をわかってないですよ!
確かに医学部に入ったら「生物」は大事
確かに医学部に入って以降は、生物を下地とした「人体に関わる科学」をたくさん学んでいきます。
その上では、「高校生物」は役に立つかもしれません。
「学問」と「受験科目」は切り離そう
しかし、まずはじめに目指さなければいけないのは「医学部に入ること」ですよね。
つまり「受験科目として自分に有利な科目は何か」を考えなければなりません。
医学部受験において有利な科目は、断然「物理」です!(理由は説明した通り)
大学で学ぶ「学問」と、大学に入るために学ぶ「受験科目」は切り離して考えましょう。
生物がおススメできない”ダメ押し”の理由
さらに生物がおススメできない理由があります。
生物には「出題分野のトレンド」が存在します。
このトレンドは数年ごとに更新されるため、「今まで見たことない問題が出た!」ということが起こりやすいのです。
いわゆる「傾向と対策」が当てにならないという点で、医学部受験において生物を選択するのはおススメできません。
タイプ別おススメ科目一覧
タイプ1.数学が好きじゃない…
「数学が好きじゃない(苦手)、だけど【やれば、ある程度は解ける】」という人なら 物理 をおススメします!
ど~~~~~しても数学が本当にダメで、やってもやっても全然わからない!という場合のみ、生物を選ぶ、くらいでいいでしょう。
タイプ2.生物が好き!
「物理が有利なことはわかった…でも、やっぱり自分は生物が好き!」そんな人には、 生物 をおススメします!
生物が物理に比べて不利な理由は「求められる能力が多いから」です。
つまり、求められる能力に問題がない人にとっては不利でもなんでもないということ。
好きな科目は伸びやすいので、生物が好きだという人は生物で問題ないですよ!
タイプ3.まだ医学部一本に決めてない
理系を幅広く見ている人には…
医学部一本に絞り切れていなくて、理系を幅広く考えている人には 物理 を強くおススメします!
たいていの理系学部は、物理での受験が可能です。
まだ別の学部に行く可能性があるなら、選択肢の広い物理を選びましょう。
農学部を考えている人には…
「生命」に興味があり、農学部も考えている…という人は、 生物 でもいいでしょう。(物理でももちろん良いですよ。)
ただし、工学部に行く可能性もあるなら生物はやめておいた方が良いです。
生物で行ける工学部は限られてしまいます!
まとめ:医学部受験なら基本は物理!
医学部受験をするなら、
よっぽどのことが無い限りは 物理選択 をおススメします!
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