こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門予備校・塾
武田塾医進館渋谷校です!
共通テストも終わり、いよいよ私立医学部の受験も本格化してきました。
皆さん、面接対策は進んでいますか?
「正直、学科試験の対策だけで精一杯…」
という人も多いのではないでしょうか。
今日は、医学部の面接対策についてよく聞かれる質問やNG回答例などを解説していきます。
医学部の面接での心構え
医学部の面接は怖くない?!
意外に思えるかもしれませんが、医学部の面接は怖くないことが多いです。
多くの大学で、面接官である教授陣が穏やかな雰囲気で優しく接してくれます。
面接を受けている=ほぼ○○?!
面接試験の位置づけとしては
学力試験だけ見るとほぼ合格なんだけど、一応人柄などを見せてくださいね~
という場合がほとんどです。
「大学側も不合格にさせようとしているわけではない」ということを知っておきましょう。
中には”圧迫面接”も…?
ただし、一部の大学では
笑わない・受験生の答えに突っ込む/否定する
というふうに、厳しい雰囲気となるようです。
これらにもきちんと理由があり、切迫した状況下での冷静さや対応力などを見たいのです。
決して「不合格にさせたい」と思っているわけではないことを理解しましょう。
要項や先輩の声をもとに比重を考えよう
ひと口に「面接試験」と言っても、それがどの程度合否に影響するかは大学により異なります。
入試要項で面接の配点・評価方法を確認したり、実際に受験した先輩たちの声を聞いたりして、大学ごとに面接の重要度を考えておきましょう。
医学部の面接では何を見られている?
医師としての素質があるか、向いているか
人間性や倫理観
医師は命を扱う職業です。
自分本位ではなく、困っている人に手を差し伸べられるかどうか。
命の重さをしっかりと考え、向き合えるかどうか。
こういったところを見られています。
コミュニケーション能力
医師は他人を相手にする職業です。
患者やともに働く仲間の言っていること(言いたいこと)を適切に把握し、適切に反応できるかを見られています。
医療・医学に貢献したいと思っているか
医療人としての熱意があるか
医療に携わる者として「誰かを助けたい、医学に貢献したい」という思いが強くあるかどうかを見られています。
間違っても「社会的地位がある」「収入が安定している」などの自己中心的な考えを述べてはいけません。
その大学の学生としてふさわしいか
受験生が持っているビジョンが合うか
大学によって、臨床医を育てたい・研究力を磨きたいなど、教育方針が異なります。
受験生が持っているビジョンと、大学の方針がマッチしているかを見られています。
留年や国試落ちをしないか
少し現実的な話になりますが、大学側としては
留年/退学しない・国試に落ちない
という学生を求めています。
一定の学力以上に、「挫折せず物事に粘り強く取り組めるか」を見られています。
よくある質問8選とNG回答例
ここからは、よくある質問とそれに対するNG回答例を紹介していきます!
NG例を参考に「質問のねらい」に合う答えづくりを意識しましょう。
①医師志望理由
ねらい
医療に対する熱意や命に対してどう考えているか。
NG例
父が医師だったこと(医療ドラマ)がきっかけです。
父の姿を見ているうちに、自分も父のように患者に寄り添える医師になりたいと感じ、医師を志しました。
(ドラマの主人公のように、自分も技を磨いて多くの人を救える医師になりたいです。)
なぜダメか
父が医師であったことや医療ドラマはただのきっかけに過ぎない。
それを通して「受験生が何を感じ・考え、その果てに医師を目指したか」がわからない。
改善のポイント
医師という仕事に対しての想いや、命と向き合うことに対する考えなどを自分なりに述べると良い。
②理想の医師像
ねらい
医療に対する熱意や、将来のビジョンを知りたい。
NG例
私が理想とするのは父です。
父は医師としての先輩でもあるので、私が医師となったらいろいろと教えてもらいたいです。
なぜダメか
常套句であり、具体性がない。
「教えてもらいたい」と受け身であることも印象が悪い。
改善のポイント
できれば、臨床・研究どちらを目指すのかを示したうえで、自分なりに考えた医師像を語ると良い。
本当に父を理想像とするならば、どのようなところが自分の理想と重なるのか具体的なエピソードが必要。
③本学志望理由
ねらい
大学と受験生のビジョンがマッチするか確かめたい。
NG例
貴学のアドミッション・ポリシーを拝見し「○○」という部分に感銘を受け、志望いたしました。
また、貴学と言えば○○先生の研究で世界トップの実績があり、自分も○○先生のような研究者になりたいと思い、志望いたしました。
なぜダメか
確かにアドミッション・ポリシーの確認は必須だが、それと「自分のビジョン」がどう重なるかについて言及しなければいけない。
また、○○先生の~の部分では大学のブランドだけを見ている印象になってしまう。
改善のポイント
いずれも、自分の理想の医師像や将来のキャリアプランと照らし合せたうえで、「具体的にこの部分が自分と合う」という結論に持っていくと良い。
④本学の建学の精神について知っているか
ねらい
大学への志望度の高さを見たい。
NG例
えーっと…分かりません。
なぜダメか
これでは「あなたの大学に興味がないです」と言っているようなもの。
改善のポイント
パンフレットや大学HPに記載があるので、必ず面接前日に確認しておくこと。
(当日は面接待機室でのスマホ使用禁止の場合がある)
建学の精神を自分の学びにどう生かしたいか、まで答えられるようにしておく。
⑤これまでに頑張ったこと
ねらい
目標の実現に向かってどのように挑戦していくか。
NG例
私は小学生の頃、水泳を習っており、地区大会に出ることを目標にしていました。
…(エピソードが続く)
なぜダメか
18歳以上なのに小学生時代の話をされても困る、というのが本音。
中学・高校を通して人格や価値観が変わることは多々あるので、幼い頃の話はあてにならない。
改善のポイント
2,3年以内、多浪生の場合でもせめて高校時代の話をすること。
⑥これまでの挫折経験
ねらい
困難をどう捉え、立ち向かう人なのか。
NG例
高校の頃、部活で地区優勝を目指して練習に取り組んでいましたが、足を怪我して辞めてしまいました。
なぜダメか
字面通り「挫折経験」について話しても、この質問の意図にはそぐわない。
改善のポイント
粘り強く取り組んだ経験があれば、そのエピソードを話す。
たとえ諦めてしまっても、その挫折を通して何を学んだのか、などを述べる必要がある。
⑦自分の長所・短所(自己PR)
ねらい
自分を客観的にどう捉えているか。
医師に求められる素質を理解しているか。
NG例
長所は、コミュニケーション能力があることです。
短所は、諦めやすいことです。
なぜダメか
長所…コミュニケーション能力は面接の受け答えで十分測れるため、自分で言うのは逆効果。
短所…医学部に入って以降は苦難の連続であるのに、これでは「適性がないです」と言っているようなもの。
改善のポイント
長所は、医師に求められる素質を考えてみて、それに当てはまるようなものを述べると良い。
短所については、今後それをどう改善していくかを併せて述べること。
⑧関心のある医療ニュース
ねらい
本当に医療に関心があるか、アンテナを張っているか。
NG例
普段ニュースを見ないのでわかりません。
なぜダメか
これでは「医療に興味がないです」と言っているようなもの。
改善のポイント
ネットのメディカルニュースサイトなどで情報を仕入れ、自分の意見まで述べられるようにしておくこと。
ただ、相手は医療のプロなので完璧に知識を入れる必要はない。
あまり細かいことを言うとかえって墓穴を掘ることもあるので注意。
関連質問
・コロナ以外で、関心のある医療ニュース
・医療系以外で、最近関心のあるニュース
についても聞かれる可能性があるので用意しておくこと。
自分の言葉で自分を語れ!
”かっこいい答え”は求められていない
医学部の面接では、かっこいい答えや華のあるエピソードは全く求められていません。
特に医師志望理由や理想の医師像などで「独自性がない…」と悩む受験生は多いですが、これらはどうしても同じような方向性になってしまいます。
どんな人でも思いつくような、ありふれた答えで良いのです。
自分の想いを自分の言葉で語れるように!
エピソードはありふれていても良いが…
ただし、必ず述べなければいけないのは「自分の想い・考え」「そうなるに至った背景」といったものです。
これらは、他人にはわからない「あなたしか知り得ないこと」「あなたにしか語れないこと」です。
教授陣はあなたという人間を知りたがっている
面接官である教授陣は、あなたの人となり、あなたがどういう人間なのかを知りたくて質問してくれています。
それがわかれば、華が無くても、少しくらいしどろもどろになってしまっても、教授陣は理解してくれます。
自分の内面を自分の言葉で語ろう!
逆に言えば、上辺だけ・建前で話している言葉は、必ずばれてしまいます。
大切なのは、自分の内面を自分の言葉で語れることなのです。
自分と向き合って、自分という人間を表現できるようにしましょう!
自分ひとりでの対策は難しい…
自分だけで対策をするのは難しいので、
✅学校の先生
✅予備校の先生
✅家族
に模擬面接を依頼するなど、協力を仰ぎましょう。
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