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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
今回のテーマは
覚えておくと便利な接頭辞20選
です!!
本当は20個よりももっとたくさんありますが、『システム英単語』『ターゲット1900』をやっていても知っていると「あれだ!」となりやすい接頭辞を厳選しました!
『シス単』の難単語になってくると接頭辞がついてこういうニュアンスになりますというようなものが多いです。
語源に大きく関わる部分である接頭辞・語根・接尾辞のうち、最初にあたるのが接頭辞です。
今回の記事を読んで、何を頭につけるのかをぜひ覚えていきましょう!!
下の動画も合わせてご覧ください!
①"dis"=否定・分離
これはかなり出てきます。
"dis"は「否定」や「分離」を表します
"disrespect"は「ディスる」ですが、これを知らない高校生はいないと思いますので、そのイメージをつけてもらえるといいと思います。
"dislike"は「嫌う」、"disclose"「明らかにする」、"discover"「発見する」("dis"=分離、"cover"「覆う」)などが挙げられます。
"dis"の後ろについている単語の「否定」と覚えましょう。
そうすると、"dis"の後の単語を知っていれば自動的に2語覚えているようなものになります。
②"sub"=下
これも結構カタカナで使いますよね?
例えば、「サブメン」という言葉は、"substitute"「代わりの~」からきており、サッカーだと控えの選手という意味で使われます。
もともとは、"sub"は「下」という意味を表します。
例えば、"subway"は「地下鉄」で、"submarine"は「海の下」という意味なので「潜水艦」です。
また、"submit"「服従する・させる」("sub"=下、"mit"「送る」)、"subscribe"「定期購読する」("sub"=下に、"scribe"「書く」)、"subject"「科目、課題」("sub"=下に、"ject"「投げる」で、「上から下に投げられた課題」という意味合い)などもあります。
つまり、"sub"は「下」というニュアンスをもっておくと覚えやすいです。
③"super"=上
"superstition"「迷信」、"supervise"「監督する」("super"=上から、"vise"「見る」)などが挙げられます
"super"は"over"や"hyper"と同じ語源です。
また、"uber"はもともとドイツ語の"over"なので、Uber Eatsの"uber"も同じ語源になります。
④"sur"=上
「下」ではなく「上」の方です。
"surpass"「超える」などがあり、"surface"「表面」が1番分かりやすいと思います。
また上から来ているイメージなのが、"surrender"「降参する」です。
"sur"と"super"は「上」、"sub"は「下」が含まれており、違う言語に見えますが、実は近いのでこの3つは覚えやすいです。
"sub"、"super"、"sur"の順番で覚えるといいでしょう!
⑤"pre"=前もって
"pre"もよく出てきます。
カタカナ語でもありますが、プレ模試などがそうで、「前にテストする」という意味です。
"pre"を使った単語には、"prefer"「自分の前へ運んでくる、こちらの方がいい」、"predict"「先を言う」などがあります。
他には、"prejudice"「偏見」("pre"=前もって、"judice"「判断する」)で、自分の価値観だけで判断しているから偏見になる、ということです。
⑥"pro"=前へ
"pre"ではなく"pro"の方で、これも「前」を表します。
例えば"project"「計画、企画」があり、計画は前に物を投げて進めていかないといけないですね
受験勉強にはこの"project"が大切です!
他には"progress"「進歩」、"process"「過程」などがあり、両方とも「前に進んでいく」という意味の単語です。
"prologue"「序章・序幕」なども「前」の話になりますね。
このように"pro"は「前」というニュアンスを入れればだいたい当てはまります。
"pre"、"pri"、"pro"が似た接頭辞になります。
⑦"uni"=1
理系の単語でも"uni"は出てきますよね、"unit"という単語でもあります。
グループのユニットも1つにくっつけるという意味で、ユニットバスもそうです。
"unity"「統一」、"universe"「宇宙」などもあります。
"university"「大学」("uni"=1つ、"verse"「方向」)も同じで、「同じ方向、同じもの」のような意味です
"union"「連合」も、ユニオンジャックとあるように、イギリスの国旗は3つの国旗が1つになってできています
"the United States of America"の"United States"の意味を考えたことのない人は、語源を知ると腑に落ちやすいです。
⑧"ex"=外
これも知っているとお得です。
"export"「輸出する、外に運ぶ」、"exclude"「排除する」、"expect"「外を見る」、"expect"「表現する」、"express"「外に押し出す」、"excel"「勝る」などがあります。
"excellent""excellence"は「他より飛びぬけている」という意味です。
重要な単語はこの辺りになります。
⑨"im"、"in"=中に
"ex"と逆になるので、"import"「中に運ぶ」、"include"「中に包む」となります。
"ex"でやった単語を"in"、"im"に変えれば逆になるということです。
"infect"「感染」、"infection"「中に影響が及ぶ」などもあり、コロナウイルスが"in"に"fect"してきて感染するイメージです
他に、"income"は収入として入ってくる感じです
"im"も一緒で、"immigrant"「移民」("im"=中に、"migrate"「移住」)などがあり、"impress"は"express"の逆です
また、「否定」の"in"もあり、"impossible"「できない」、"invisible"「目に見えない」などが挙げられます
"il"、"ir"も"in"と同じで、"L"で始まる単語には"il"、"R"で始まる単語には"ir"を使います
"legal"の反対は"illegal"で、"regular"の反対は"irregular"になります
⑩"un"=否定
これも「否定」です
"unhappy"「不幸な」、"unbelievable"「信じられない」、"uncomfortable"「快適でない」など、みなさんが発音を間違えるやつです
"important"の逆、"unimportant"などもあります
"un"=否定、"comfort"が「快適」なという言葉で、"able"の部分が「可能」という意味をもっており、全て組み合わせると「快適でない」という意味になります
⑪"inter"=内の、間の
"inter"は"enter"と同じで「入る」からきていて、"inter"と"enter"は同じ単語です
例えば"international"「国際的」は、色々な国が入ってくるから「国際的な」という意味になります
"interact"「相互に作用する」や"interactive"もそうで、「中に」入る"inter"という認識です
「間」のようなニュアンスの言葉が多く、「間に入る」という感じです
⑫"ad"=その方向へ
"ad~"は多く、"ad"は後ろにくる単語によって"ac~"や"as~"に形が変化します
ラテン語やフランス語の"a"や英語の"to"に当たるもので、前置詞の"to"と同じことです
"ad"自身も"to"をとる動詞をたくさん持っています
"adjust"「調整する」は"just"「ちょうど」と同じにするイメージで、"adapt"「適応する」など、全て"to"と相性の良い単語です
"ascribe"「帰属させる」も、"to"と相性が良いです
他にも、"to"をとるキャラクターをたくさん持っています
"advertise"「そちらの方向へいく」、"add"「加える」、これらももちろん"to"と相性が良いです
動きを表した動詞になり、「前の方向に」という意味です
⑬"con"、"co"=2つ、完全に
これらは「一緒に」系が多い印象です。
"communicate"「伝える」、"coexist"「共存する」、"community"「共同体」、"complete"「完全」を表します。
『システム英単語』の序盤で"contribute"という単語がありますが、覚えるのに苦労している人も多いのではないでしょうか。
"contribute"は、"tribute"「与える」から、「完全に寄与する」という語源で、「全貢献、全てを捧げる」というイメージです。
「結果にコミットする」の"commit"もそうです。
"contract"「契約」("con"=お互い、"tract"「引っ張る」)で、お互いに引かれ合うから契約するということです
"constitute"も「ともに立っている」という意味合いです。
⑭"re"=再び
これは知っている人が多いのではないでしょうか。
"recycle"「再利用」、"replace"「交換する」、"replay"「返信」などがあります。
「リアクション」はみなさんカタカナで使いますが、"action"に"re"をつけただけのもので、"action"そのものではなく、返ってくる"action"で「反応する」という意味です。
難しい単語に含まれる"re"としては、"retreat"「退却する」、"recollect"「思い出す」などがあります。
⑮"a"=形容詞を作る
これは冠詞ではありません。形容詞をつくる"a"です。
例えば、"sleep"にくっついて"asleep"、"live"にくっついて"alive"などがあり、"asleep"だと「眠っている状態」を表します
⑯"ob"=~の方向に、~に、~側に
"object"「~側に反対する」は、"subject"「下に投げる」のように、「反対に投げる」というイメージです。
"obstruct"「ぶつかる、障害」や、"oblige"「無理やり~させる」などがあり、"obligation"「義務」は「~に縛り付けて無理やりやらせる義務」という意味です。
「オブザーバー」がカタカナ英語でよくありますが、"observe"は「そちらの方向を見る」という意味になります。
「反対」や「そちらの方向に」という風に表すのが"ob"です。
⑰"per"=完全、ずっと
「完全」や「ずっと」を表す接頭辞です。
"permanent"「ずっと、永久に」、"perfect"「完璧」("per"=完璧に、"fect"「作る」)などがあります
"permit"「許可する」は「完全に通してあげる、許可する」という意味で、通ってOK!という感じになります
⑱"anti"=反対の
アンチはみなさん聞いたことがあると思います
例えば、"anticlockwise"「反時計回り」、"antisocial"「反社会的」などがあり、「反社会的な」というとあっちが思い浮かぶかもしれませんが、"antisocial worker"といった場合は、普通ではない時間に働いている人たちのことを指します。
よく出てくるものとしては、"antipathy"「反感」があり、"pathy"が「感情」なので、「感情」の反対で「反感」となります。
また、"anticancer"という言葉は、「抗がんの~」という意味ですが、"anticancer"が単語帳に載っているわけがありませんが、"cancer"も"anti"も知っていれば、がんに対する何かなんだろう、というなんとなくの単語のイメージが湧きますよね。
⑲"trans"=超える
トランスジェンダーで聞いている人も多いのではないでしょうか。
"transgender"「性差を超える」、"transport"「運ぶ」、"translate"「言語を超える」、"transplant"「移植する」などが挙げられます。
⑳"en"=動詞化する
これは動詞化する接頭辞です。
"able"「できる」は"enable"「できるようにする」、"large"「大きい」は"enlarge"「大きくする」となります。
つまり、形容詞や名詞にくっついて動詞にする接頭辞となります。
"enrich"「豊かにする」ですが、これは"rich"を知っていたらすぐに分かります。
他に基礎的な単語で言うと、"encourage"「励ます、激励する」がありますが、これが正に名詞につく接頭辞で、勇気をぶち込む感じ、"enbodyment"「具体化」は、体を与えてあげる感じです。
また、"en"が後ろにつくこともあり、"broad"「広い」だと"broaden"「広げる」になります。
前に"en"がつくときと後ろに"en"がつくときがあることに注意してください。
まとめ
ここまで20個の接頭辞を扱ってきましたが、接頭辞20選をすぐに覚えてほしいというより、このような視点を持ちながら英単語帳を見てみてほしいです。
そうすることで「似てるということは一緒なのかな?」「この単語の反対だからこういう意味なんだろう」と、新しく覚える難単語が、もうすでに知っている単語と組み合わせられたり、工夫して覚えられたりするのが語源の魅力です。
やりながら「これも同じなんだ」と気づいていけると良いです。
点と点がつながって線になると記憶が強固になります。
未知の単語が文中に出てきたときに、「この接頭辞や語幹が入っているからたぶんこういう意味だろう」という推測がついたりします。
今回のことをまとめると、
・接頭辞は全て覚えようとしなくても大丈夫!
・語源を知っていると新しく覚える難単語も覚えやすくなる!
・未知の単語が出てきても接頭辞を知っていると推測ができる!
辞典では「ジーニアス英和大辞典」、「ランダムハウス英和大辞典」で調べられます。
ネットでも調べられます、例えば、「"submit" 語源」と調べたらすぐに出てくるので、わからない単語は調べると良いでしょう!
以上、最頻出の接頭辞20選でした!ぜひ参考にしてみてください!!
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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