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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
今高校2年生の人から数学の課程が変わり、普段は新しい課程の授業を受けていると思います。
では、現行課程の高校3年生と何が変わるのか、入試がどうなるのか。
それを現在発表されている内容と、私たちの予想を交えて紹介します。
なお、こちらのテーマについては武田塾公式チャンネル『武田塾チャンネル』でも取り上げていますので、気になる方はぜひそちらもあわせてご覧ください!
教科書の変更点
まずは学校の現場で、教科書のカリキュラムがどう変わっているのかについて解説します。
ここでメイントピックとなるのは、数学Cの復活です。今まで、数学Bの範囲であったベクトルがここに含まれます。他には平面上の曲線や、複素数平面が含まれます。
次に、数学Bの範囲である確率統計が新課程で同じく数学Bに含まれる「統計的な推測」となって入試で必要になってきます。
さらに、今まで数学Aの範囲だった整数の分野が、新課程では数学Aで「数学と人間の活動」という分野に組み込まれます。入試での重要度はやや下がるといえるでしょう。
入試の変更点
今までは文系の入試においては多くの場合数学ⅠAⅡBまでが範囲とされてきました。
しかし、ほぼの大学でベクトルを出題するという発表がなされています。
そのため文系の生徒でも数学Cのベクトルを勉強する必要があります。
共通テストの変更点(数学ⅠA)
数学ⅠAは試作問題という新課程の問題構成を示すものが発表されています。
そこでの大きな変更点としては、選択問題が消えています。
今までは、図形、整数、確率の3つの中から2つ選ぶ形式だったのですが、第3問が図形、第4問が確率というように問題が固定されました。
そのため、整数が共通テストから消えることになります。
共通テストの変更点(数学ⅡB)
数学ⅡBについては、数学Cが加わったことにより、数学ⅡBCといった出され方をします。
まず、必答問題として数学Ⅱの三角関数、指数対数、微積が出題されます。
次に、選択問題は、数学Bの数列、統計的な推測、数学Cのベクトル、平面上の曲線と複素数平面の4つから3つ選択になります。
複素数平面が共通テストで出題されるのは初めてのことなので、しっかり対策する必要があります。
また、試験時間が60分から70分に増えている点も、大きな変更点だといえるでしょう。
国公立2次試験の変更点
国公立大学の2次試験で現状発表されていることとしては、数学ⅠAの数学と人間の活動(整数)と、数学Bの統計的な推測を、試験の範囲に含むと発表している大学と、含まないと発表している大学があります。
そのため、自分の志望している大学がどこに含まれるのか、きちんと把握しておく必要があります。
ここからは主観的な話になりますが、整数を範囲に含まないと発表している大学でも、整数のような問題は出題される可能性が高いと考えています。
現行過程では整数は含まれていますが、その1つ前の過程には整数は教科書に載っておらず、センター試験にも整数の問題はありませんでした。
しかし、国公立2次試験の問題には当たり前のように整数が出題されていたのです。
整数という分野が教科書に載る前から、整数という分野は発想力、数学力を測る上で非常にいい分野なので、完全に消えるという事はないと考えています。
整数の考え方が他の分野にも応用できることを考えると、整数は基本的にはやっておいた方がいいと思われます。
また、統計的な推測に関しては、大問1問まるごと出題される可能性は低いです。
この分野は数学ⅠAのデータの分析と似た分野であり、与えられた資料を基に考えるといったように、その他の分野と頭の使い方が違います。
今まで数学ⅠAがほとんど2次試験で出題されていないことを踏まえると、この分野を2次試験で出題するという事は難しいと思います。
現在市販されている参考書について
武田塾医進館では入門問題精講と基礎問題精講をオススメしているので、それについて話をしておきます。
まず、入門問題精講数学ⅡBにはベクトルが含まれていません。
ベクトルの範囲はこのあとに新しく出る数学ⅢCの入門問題精講に含まれると予想しています。
これと同じようなレベル帯の問題集としてやさしい高校数学がありますが、こちらでも同じことが言えます。
そのため、早めにベクトルを易しいレベルから確認したい場合は坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本などのベクトル単体の参考書を見ておいても良いかもしれません。
なお、基礎問題精講は数学ⅡBにベクトルも含んだ構成となっています。
2次試験については、先ほどの整数は引き継がれ、統計的な推測は出ないという予想から考えれば、今までの参考書を引き続き使用し、そこに足りないものを足していくという形がいいでしょう。
まとめ
共通テストは変更点が多く、難しくなることが予想されますが、勉強する内容はそこまで大きく変わらないと考えられます。
今年の受験生は浪人すると不利になってしまうのでは…と心配になるかもしれませんが、2025年度の試験については不利にならないように経過措置が取られることが明らかになっています。
国公立2次試験でも浪人生に対する特別措置をとる大学も発表されていますので、新課程になる理由から浪人をするしないの判断を悩む必要はありません。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。
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