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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
今回は数学の参考書についてです!
長年多くの受験生に使われている『青チャート』や『Focus Gold』ですが、はっきり言って使うべきではない人もいます!
この記事では、『青チャート』や『Focus Gold』のような分厚い参考書が向いている人とそうでない人、向いていない人はどんな参考書を使うべきなのかについて解説していきます。ぜひ最後までお読みください。
『青チャート』『Focus Gold』はどんな人に向いている?
受験まで時間がある人
『青チャート』や『Focus Gold』の魅力はやはり、その網羅性の高さです。問題数はかなり多く、ⅠA・ⅡB・Ⅲを合わせると例題だけで1000問を超えます。しっかりとやり切って完璧に仕上げることができれば、それだけ幅広い問題に対応できる力がつき、数学を大きな武器にすることができるでしょう。高1・高2で難関大学を目指しており、早くから準備を始めたい人にはおすすめです。
反面、受験学年になってからスタートして完璧に仕上げるのは、問題数を考えるとかなり難しいと言えます。すでに受験学年で入試までの時間があまりないという人は、より問題数の少ない参考書を用いて効率よく学習を進めていくべきです。
復習の回数が少なくて済む人
『青チャート』や『Focus Gold』は問題数が多いので、効率よく進めていくことが重要になります。1回で習得する意識が高く、少ない復習回数で演習を大量にこなしていける人は、どんどん力を伸ばしていくことができるでしょう。
逆に、1冊の問題集を何周も繰り返して着実に習得していきたいという人は、より問題数の少ない参考書を使った方が良いです。
解説をそのまま覚えたい人
また、『青チャート』や『Focus Gold』は余計な情報が少なく、最終的に身に付けなければならない結論が簡潔にまとまっています。結論である解答が書いてあれば他の情報は不要!というシンプルな思考で対応できる人にはおすすめです。覚えてしまえばそのまま記述解答として使うことができるので、特に苦手単元などは暗記で乗り切ってしまうというのも一つの手でしょう。そういった場合には非常に使いやすくなっています。
逆に、理屈や途中式などの詳しい説明が欲しいという人や、なぜその解答になるのか読んでも理解できないという人は、よりしっかりとした解説が書かれている別の参考書を使った方が良いと言えます。
『青チャート』『Focus Gold』が向いていない人におすすめの参考書
『基礎問題精講』
逆転合格のために考えられた武田塾のルートにも採用されている参考書が『基礎問題精講』です。問題数は『青チャート』や『Focus Gold』の半分以下に厳選されており、入試に必要な基礎力を少ない問題数で効率よく身に付けることができます。薄い参考書ですが、解説は『青チャート』や『Focus Gold』よりも充実しており、その解答になる理由やポイントが詳しく説明されています。すでに受験学年で入試まであまり時間がない人、解説の詳しい参考書を使いたいという人には『基礎問題精講』がおすすめです。
デメリットとしては、やはり問題数が少ない分『青チャート』や『Focus Gold』よりもカバーできる部分が少ないということが挙げられます。『基礎問題精講』を一通り終えてから、よりレベルの高い参考書に取り組むことで足りない部分を埋めていきましょう。時間が限られている場合、数学に限らず理系科目は、まず基礎レベルを1周して全体像を掴み、そのあとで足りないところを補っていく、という勉強方法がおすすめです。『基礎問題精講』をメインとして使いながら、苦手な分野やもっと演習を積んでおきたい分野のみ『青チャート』や『Focus Gold』を併用するといったやり方も効果的です。
『初めから始める数学』
『基礎問題精講』の解説がなかなか理解できない…という場合におすすめなのが『初めから始める数学』です。こちらは問題を解きながら理解していくスタイルではなく、数学の基礎が授業のように語り口調で解説されている参考書で、読み物のように使うことができます。数ある数学の参考書の中でも解説の丁寧さ・分かりやすさははトップクラスです。『基礎問題精講』を進めながら、解説が理解できないときは『初めから始める数学』で辞書のように調べる、といった使い方が効果的です。
『入門問題精講』
『基礎問題精講』はあくまでも「入試の基礎」レベルなので、数学が苦手な人や初学の人にとっては少し難しい場合もあります。「教科書や学校の授業にもついていけない…」「『基礎問題精講』の問題に手も足も出ない…」「まだ習っていない範囲の先取りをしたい!」という人は、『入門問題精講』からスタートしましょう。『初めから始める数学』とは異なり、こちらはあくまでも問題を解きながら学習していくスタイルになります。解説は『基礎問題精講』よりさらに充実しており、なぜその式変形をするのかといった解答の「行間」の説明が丁寧になされていたり、各分野の最初には簡単な導入も載っていたりと、初学の人でも取り組める内容になっています。
『入門問題精講』だけでは入試に必要な数学の基礎をすべてカバーできるわけではないので、仕上げたあとで必ず『基礎問題精講』にも取り組みましょう。あるいは、『基礎問題精講』をメインとして使いながら苦手な分野のみ『入門問題精講』を併用するといった使い方も効果的です。
どんな参考書を使うべきか分からない人は?
どの参考書を使うにしても、重要なのは「自分のレベルに合った参考書を使うこと」「1冊を完璧に仕上げること」です。どんなに優れた参考書でも、やり方が間違っていたり、途中で挫折してしまったりしたら実力は身に付きません。
武田塾医進館大阪校では、無料受験相談を実施しています。「どんな参考書を使うべきか分からない…」「参考書の正しい使い方を教えてほしい!」という人は、ぜひ無料受験相談にお越しください。
「授業をしない」武田塾医進館では、一人ひとりの今の実力に合った参考書カリキュラムを作成し、それに沿った自学自習を徹底的に管理・サポートいたしますので、効率の良い受験対策が可能です。「武田塾医進館の勉強法が気になる!」という人も、お気軽に無料受験相談にお越しください。