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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です!!!
気温もすっかり下がり切り空気が本格的に乾燥し始めましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか??
風邪をひいて喉を痛めるなどの病気をしないようにしっかりと体調管理には気を付けてくださいね!!!
さて、今回は医学部卒業後の進路に関するテーマです。
実際、医学部を目指す多くの人は「医師」という道を入学当初は目指すことでしょう。
しかしながら、6年間という長い時間大学生として勉強を続け生活する中で新たな発見や興味というものが生まれないとは言い切れません。
この記事では、決して医師一択に縛られない将来の選択肢としてどのような職種があるのかや、どのような将来の考え方があるのかを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!!!
医学部卒業後の進路は医者以外にもある?
早速ですが、医学部に入学し国家資格を経て卒業までたどり着いたとしても、医師にならなければならないという義務はありません。
もちろん、単に医師といっても臨床医から研究医といったものまであり、
その他にも民間企業でいえば製薬会社や医療系ベンチャー企業など幅広く職の選択肢があります。
まずは、医師だけにとらわれない幅広い道があるのだという理解を持った上で、自分自身の将来的なキャリアを考える必要があります。
医学部卒業後の多種多様な進路
ここからは、いくつかの代表的な進路とそれぞれの特徴を紹介していきます。
どういったキャリアに興味や関心があるのかを確認してみてください。
①臨床医を目指す
医学部卒業後の進路としてもっとも代表的なものとして、臨床医を目指すことが挙げられます。
臨床医とは、患者と直接接して診察や治療を行う医師のことで、一般の人がイメージする「お医者さん」がまさにそれです。
臨床医の実際の業務内容は、どの医療機関に勤務するかやどの診療科目を担当するかにによって変わってきますが、
症状を把握するための診察から始まり、注射や縫合といった治療を施すといったところまでと幅広くを扱い、
また患者とのコミュニケーションが必要不可欠な職業となっています。
この臨床医こそが、多くの医学部卒業生が進路先として挙げる職業となっています。
臨床研修
臨床医になるために受ける必要のある最低2年間の最初の研修のことを、臨床研修(初期研修)と言います。
この臨床研修では研修医として扱われることになり、給与の支給を受けながら大学病院や臨床研修病院で多種多様な診療科の研修を受けることになります。
臨床研修では、臨床医として必須の知識や技術を学ぶことを目的とし、それぞれの診療科に関する知見を深め、自分自身が将来どの診療科に進みたいかを考えることが出来る準備期間ともなっています。
ちなみに、一度専門とする診療科を決めてしまうと、後々の変更が困難となってくるので、慎重な診療科選びが求められてきます。
専門研修(後期研修):3年間
2年間の臨床研修を経て次に訪れる研修が、専門研修(後期研修)です。
この専門研修では、専門とする診療科を決めて3年間の研修が行われます。
専門研修においては、臨床研修を受けた大学病院や臨床研修病院に残るか、別の医療機関で研修を受けるかを選択することができます。
ただし専門研修を受けるためには、研修先とする医療機関への書類提出をはじめ、面接や小論文等の試験を通して合格を得る必要があります。
無事に研修先の医療機関に採用が決まれば、専門とする診療科に所属して、実際に診療や手術といった業務につくことになります。
この専門研修を通じて、診療科の医師として求められる知識や技術を身につけていきます。
こうして、専門分野によっては多少差異がありますが、臨床研修と専門研修を経ることによって最後には臨床医として働くことが出来ます。
医学部卒業後の進路②研究医を目指す
研究医とは、医学のさまざまな分野における研究を行う職種です。
研究医の研究は大きく2種類に分けることができ、人体や生命活動についての解明を行う基礎医学と、病気の原因や治療の方法についての研究を行う臨床研究があります。
特定の分野に興味や関心を持ち、その研究に集中して打ち込みたい医学部生が目指すキャリアとなっています。
また、患者と接する臨床医が向いていないと感じる方が研究医としてのキャリアを志すこともあります。
臨床研修(初期研修):2年間
研究医を目指す場合も、臨床医を目指す場合と同様に、先ほど説明したような医学部卒業後2年間の臨床研修を受けることになります。
大学院博士課程:4年間
研究医になるためには、医学部を卒業して臨床研修を受けた後、大学院に進学してさらに4年間学ぶ必要があります。大学院に進むためには、大学院博士課程入試に合格しなければなりません。
大学院の4年間では、基礎医学、臨床研究のどちらの分野の研究医を目指す場合でも、大学以上に専門的な学習を行います。
大学院で研究医として求められる知識や技術を習得し、大学院博士課程を修了することで研究医として働けるようになります。
医学部卒業後の進路③公務員を目指す
医学部を卒業後、医師免許を持つ公務員である医系技官として働く医師もいます。
医系技官とは医師としての知識を生かして公務員として働く職種で、感染症対策などに取り組みます。
医師としての知識を幅広い領域で活用したい医学部生が目指すキャリアと言えます。
臨床研修(初期研修):2年間
公務員として働くのを目指す場合でも、臨床医や研修医を目指す場合と同様に2年間の臨床研修を受けることになります。
公務員試験
医学部卒業後には、医師として公務員で働くという選択肢があります。
ただし、公務員になるためには、公務員試験に合格して採用される必要があります。
公務員試験は大きく分けて、国家公務員になるための国家公務員試験と、地方自治体ごとに実施される地方公務員試験があります。
さらに試験には細かな区分があり、年齢などの受験資格もそれぞれ異なります。医師免許を生かした働き方のできる公務員にも、いくつかの種類があります。
国家公務員
医師免許を生かした国家公務員の働き方の例としては、防衛医官が挙げられます。
防衛医官は防衛省が採用している国家公務員で、自衛隊の病院や医務室で医師として医療に従事する職種です。自衛隊の活動に貢献することができます。
地方公務員
医師免許を生かした地方公務員の働き方の例となるのが、公衆衛生医師です。
公衆衛生医師は全国の都道府県庁や保健所に勤務し、地域住民の保健や衛生、医療に携わる職種です。
地域の健康や医療を支える役割を果たします。
医学部卒業後の進路④その他職業を目指す
割合としては少ないですが、上で紹介した臨床医・研究医・公務員の他にも医学部卒業後のキャリアの選択肢は存在します。
医療ベンチャー
医療ベンチャーは、医師としての知識や技術を生かしてベンチャー企業を立ち上げるという働き方です。
医療ベンチャー企業が取り扱うものの例としては、新しい治療法や医薬品、医療機器、バイオ技術などが挙げられます。
医療経営コンサルタント
医療経営コンサルタントは、医療経済学の知識を活用して病院や診療所のコンサルティングを行うという働き方です。
病院や診療所の経営者からの相談を受けて経営状態を改善し、業績を伸ばせるようにサポートを行います。
産業医
産業医とは、労働者が心身ともに健康的に働けるように、医師としての知識を生かして労働環境についての指導や助言を行う職種です。
労働者の健康状態に目を配り、仕事中の怪我や病気を予防するという役割も担っています。
製薬会社(新薬開発)
医学部を卒業して製薬会社に勤務し、新薬開発に取り組むという働き方もあります。
新薬開発には当然、医学や薬学の知識が求められるため、医学部で学んだ知識を生かした働き方ができます。
また、研究に打ち込みたい方にも向いています。
医学部卒業後の進路を決める上でのポイント
ここでは、医学部卒業後の進路を決める上で押さえておきたいポイントについて解説します。以下の3つのポイントについて考え、進路を検討しましょう。
自分の理想の医師像から逆算して考える
医学部卒業後の進路を決める上で重要なのが、自分の理想の医師像から逆算して考えるということです。
自分がどんな医師になりたいか、どのような働き方をしたいかなどをイメージしてみて、それを実現するためにはどのような進路を選択するべきか考えると良いでしょう。
あくまでも自分の進路なので、まずは自分の理想に近づけるものを選ぶことをおすすめします。医学部を目指すのであれば、自分がどんな医師になりたいのかも考えておきましょう。
選択して後悔しない方に進む
医学部卒業後の進路を決める上でのポイントとしては、選択して後悔しない方に進むということが挙げられます。
初期研修を終えると専門とする診療科を決めて後期研修をすることになりますが、一度診療科を決定した後で別の診療科に移るということは非常に難しいです。
そのため、診療科の選択を失敗すると取り返しがつかず、大きな後悔をすることになります。進路を選択するにあたっては、できるだけ後悔することのない進路を選択すると良いでしょう。
先輩医師や教授など第三者の意見をもらう
医学部卒業後の進路を決めるためには、先輩医師や教授など第三者の意見をもらうこともポイントとなります。
医学部で学んでいる期間や、臨床研修を受けている期間には、医療現場で働いている先輩医師や進路について詳しい教授に相談する機会があります。進路について知りたいことがあれば、積極的に相談してみると良いでしょう。
特に、実際に医療機関で働く医師の意見は貴重なものであるため、進路を選択するための参考となります。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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