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[医歯薬獣医]医系専門

武田塾医進館大阪校です!!!

 

令和4年度の大学入学共通テストの開始日まで残り100日ほどとなって来ましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか??

カウントダウンの数字が2ケタになった瞬間に、とてつもない焦りを感じたことを今でも鮮明に覚えています。

日々の勉強はもちろんのこと、体調管理にはくれぐれもおきをつけて悔いのない毎日を過ごしてください。

 

さて、今回は過去問を解くにあたって知っておいてほしい情報について紹介します。

この時期に過去問を解く必要性から効率的な解き方まで簡単に紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

 

過去問はこの時期にはすでに解いておくべき??

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※皆さんカンニングはいけませんよ!!

 

ところで皆さん、赤本や青本等の過去問を持っていますか??

またあるいは解いたことがありますか??

 

志望大学を受験するにあたって必要不可欠な過去問ですが、たいてい今頃の時期に各大学の過去問が入荷され始めています。

大学ごとに入荷時期は異なっているのですが、最もオーソドックスな赤本に関していえば9月頃の入荷が多く、早い大学だと5月から発売が始まっています。

 

一度本屋さん等に足を運び、まずはどこの大学のものでも構いませんので、実物を手にして中を見てみることをお勧めします。

 

10月・11月に過去問を解く必要性は?!

結論から申し上げますと、赤本は時期を問わず今すぐ解きはじめましょう。

手元にない場合でも、一度どのようなものなのかを確認はしておくべきです。

 

では、どうして過去問をこの時期から解きはじめる必要があるのでしょうか。

 

たしかにまだ学力の浅い中途半端な今の時期と比較して、もう少し入試日に近づいてきたころの方が本番同様の実践練習が可能です。

 

しかしながら、自分が志望する大学の入試問題で何が出るか分からないままで、ましてや問題傾向を十分に把握できていない状況の中がむしゃらに勉強を続けることは非常にもったいないです。

 

今すぐ過去問を解く最大の理由は、「志望校に必要な情報を把握することができる」という点です。

 

例えば、科目ごとの配点状況や制限時間の確認、また問題数や記述の有無、他にも合格最低点の情報や過去の分野傾向について等、入試に関する様々な知識知見を広めることができます。

また、現在の自分自身とのレベルの乖離や得意・苦手な分野の把握、そのほかこれを倒す必要があるといったやる気の問題にも関わってきます。

 

なので、まずは一度赤本に触れてみることをお勧めします。

 

過去問を解かない危険性??

過去問をまだ解いていない受験生の言い分として、まだ基礎学力が十分に備わっていないといった点を上記にて挙げました。

 

こういった受験生は、解答できないことに対して自信がなくなってしまうのではないかといったような心配及び警戒している状態にあります。

 

しかしながら、たとえ十分な基礎学力をつけてから最新版の過去問を解いたとしても、ほとんどの人は初見でそれらの問題を完答ではなくとも正解にすら導くことはできません。

ましてや、時間をかけ過ぎて過去問に触れる時間がなく、十分に情報収集が出来ていない方がよっぽど危険です。

 

過去問に関していえば、志望する大学の過去問数十年分にプラスして偏差値が近い大学の過去問をいくつか解いておくことが望ましいです。

そしてその上で、足りない部分を参考書で復習していくことや、過去問演習で鍛えていくことが重要となります。

 

したがって、出来る限りはやくからたくさんの問題に触れることが大切で、週に1年分くらいのペースでやってみるくらいでもいいです。

 

また、受験生の多くが陥る失敗の一つが、無計画により直前期を迎えてから「全然この学部は過去問を解くことが出来なかった…」といった状況になってしまうことです。

 

そうならないためにも今のうちから過去問に取り組んでみましょう!

 

ただし、一通りの学習や基礎単語の習得がまだという状態であれば、過去問をたくさん解くよりもそちらを優先すべきですが、一度は情報収集に時間をかけることを心がけましょう。

 

赤本から学ぶ最適な勉強法??

本番である入試日が徐々に近づいてきており、出来ることが少しずつ限られてきています。

そうした中、残り時間で何が一番点数になるのかをしっかりと把握しておくことが重要です。

 

この点に関しても、過去問を参考に適切な取捨選択をしていくことが大切です。

 

例えば数学や物理の場合であれば、大学ごとに頻出される分野があります。

過去問を通して出やすい分野を把握し、無駄にならない対策を講じることができます。

 

また社会の歴史科目であれば、大問の数が4つとなっているとだいたい4つの時代分け(古代・中世・近世・近現代)がなされていることが多いです。

仮に大問の数が3つの場合であっても、毎年出題される特定の時代があったり、多い割合を占めがちな時代があったりと、傾向という名の何かしらのヒントを見つけることができるかもしれません。

 

このように優先すべき点を重点的に勉強していくのも戦略の一つです。

 

また、似たような問題傾向の大学を併願することもまた、効率の良い方法の一つとなりますので、無駄なく有利に勉強を進めることが可能です。

 

実力不足はこれからいくらでも伸びしろがあるのに対して、現時点で情報不足なことは今もこれからもマイナスにしか働きません。

 

赤本をはじめ配点や制限時間など必要な情報を早急に調べましょう!!!

 

効率的な勉強法について

過去問から各大学の情報をしっかり集めるにあたって、どうやってその勉強を進めていけばよいのか、という課題です。
 
この点に関しても、いくつかの場合に分けた工夫があります。
 

志望校選びとして解く場合!

自分自身が行きたいと目標にしている大学や学部を抱いて受験勉強をしている人は、まずはそれらに向かって一生懸命問題演習や過去問演習を通してレベルアップしていくことが必要です。

しかしながら逆に、将来したいことやなりたい職業がないといったことから、実際にどういった大学や学部を受けるべきか悩む人が多いです。

 

上記の通りやはり、志望校を早くから決めて勉強をすることが戦略的にも効率がいいということで、後者の人たちは志望校を早急に決める必要があります。

 

こうした人たちは、大学群でのレベル別の参考書やどんな理由でも構いませんので少しでも興味のあるような大学の赤本を解いてみることをお勧めします。

そうした中で、自分との相性がマッチしたり得意分野の傾向のある大学や学部というものも発見することができるかもしれません。

模試の結果や学校の成績から、自分のレベルにあったところを探すのももちろん一つの手です。

 

また武田塾には、各大学の入試で出題された過去問を厳選・抽出して構成された「段階突破テスト」という実力チェックのためのオリジナル問題があります。

これは、問題を合格することができれば、武田塾の「日大レベルルート」や「MCARHレベルルート」、「早慶レベルルート」など数あるルートの次の段階へ進むことができ、明確に自分のレベルを図ることができます。

 

実際に受験する大学の場合!

実際に受験を考えている大学や学部に関しては、志望順位が高い順に解いていくことをお勧めします。

 

例えば私立大学では、数ある学部や学科によって課される科目は様々で、それらを併願しようにもどれを優先して勉強を進めていくかに悩みがちです。

 

この悩みへの解答は、もし自身の行きたいと思える学部や学科の優先順位が決まっているなら、その優先順位の高い1つの学部や学科に特化してやった方が良いです!

 

その理由は、1学部ごとに異なる科目で、全学部の問題を浅く広く解くよりも、1学部を深く狭く解いた方が簡単に対策しやすく、すぐに点数の底上げが可能だからです。

 

もし優先順位が決まっていない…だとか、問題の相性が良い学部から解きたい…という場合であれば、一度様々な学部の問題を解いて、自分との相性を確認したのちに優先すべきところを順序に従って解いていくという方法がおすすめです!

 

 

過去問のスケジュールについて

さて、過去問を解くことの意義や重要性について述べてきましたが、それに取り組むにあたってスケジュールの観点で注意すべき事柄がいくつかあります。

 

第2志望以下の過去問にこだわりすぎるな!!

1つ目は、第2志望以下の過去問はあまり多く解こうと気負い過ぎないことです。

 

まずは、第1志望に時間を割くことは当たり前です。

とはいっても、第2志望や第3志望や第4志望…と第1志望同様に十分な対策をしようと考えるも、それにはものすごい時間を有することとなります。

 

ですが安心してください。

第1志望の過去問である程度実力がついていたら、第2志望の対策は数年分のみですむことが多いのです。

 

逆に、第1志望の過去問が十分に対策できていなければ、のちに響いてくるともいえるので、一発で終わらせるという意気込みの元、まずは第1志望の過去問を丁寧に行いましょう。

 

第2志望以下をなめるな!!

2つ目は、第1志望の対策の目処が立ったら第2志望以下をすぐにやっていくことです。

 

1つ目と言っていることと少し矛盾があるように思えますが、そこが最も注意すべき点です。

 

やはり第1志望への思い入れが強い人ほどそれにかける時間が多くなってしまいがちです。

そして、受験生の多くが第1志望より偏差値の低い第2志望以下の対策を安易に考えてしまい、ほとんど対策をしないまま受験日を迎えるといったことがあります。

 

試験問題には相性があるので、必ずしも偏差値が低いからといって合格点が取れるとは限りません。

もし早慶を受験する実力があったとしても、MARCH・関関同立レベルで本当に解けるのか?ということの確認が必要です。

 

念には念をという気持ちで、時間が許す限り対策を練りましょう。

 

順序よりも効率性に欲張れ!!

3つ目は、必ずしも第1志望の過去問を終えてから、第2志望以下の過去問を解く必要性がないということです。

 

第1志望の赤本を1周した後、その復習や問題集を解いている期間に、第2志望の過去問を週のスケジュールに1年分程度組み込むことが良いでしょう。

それで解けそうだということが分かった場合、第2・第3志望の対策を進めていけばいいです。

もし第2志望に全く歯が立たないという状態なら、受験戦略の練り直しが必要となってきます。

 

共通テストの問題も年末になってから解くのか、今のうちに早めに解いておくのか、もしくは年が明けてから突貫で?!などと、受験する大学ごとにその重要性は人によって変わってきます。

全ての受験校の対策がしっかりできるように、直前期に慌てないように、今のうちから計画を立てておくことが大切です。

 

共通テストに関する情報

最後に、共通テストの情報を付け加えておきます!

独立行政法人大学入試センターのHPで、過去3年分の問題と解答が公開されています!

共通テストを受験しようと考えている人は、このホームページを参考に過去問等の対策に講じてみましょう。

(リンクはこちらから https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kakomondai.html )

 

悔いのない充実した受験生生活を送ってくださいね!!!