こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。
新年度が始まって1か月が経ちましたが、学習は予定通り進められていますか?
今回は医学部を受験する方へ向けて、改めて長期的な視野で受験計画を立てるためのおおまかな学習の年間スケジュールをご紹介します!
この内容に関してはこちらの武田塾チャンネルの動画でも解説されていますので、気になる方はぜひご覧ください!
医学部受験で重視すべき教科は?
医学部受験では、共通テストにおいて国英数理社の5教科、また国公立大学二次試験・私立大学においては主に英数理の3教科が必要とされています。
つまり、医学部受験までの年間スケジュールでは、英語・数学・理科の3科目を強化することが非常に重要となっています!
とくに医学部の入試問題は総じてレベルが高い、あるいは高得点を取らなくてはなりませんから、
この英語・数学・理科の3科目に関しては相当の完成度が求められます。
では具体的に時期ごとにどのようなスケジュールで学習を進めていけば良いかを見てみましょう。
春~6月頃
全教科とも春に必ずしなければならないことは、基礎固めです。
基礎とは、レベルの低い問題ということではなく、全ての問題に通じる土台の部分になります。
この期間に、基礎レベルの問題は見た瞬間にペンが動くという状態にまでもっていくことを目指しましょう。
特に英語・数学は勉強が点数に結びつくまでに時間のかかる科目ですから、この時期に基礎固めができていないと夏以降の学習が思うように進められなくなってしまいます!
基礎レベルを学習するのにオススメの参考書は、数学であれば基礎問題精講(ⅠA・ⅡB・Ⅲすべてあります)や、英語であればシステム英単語・Next Stage・英文解釈の技術基礎100などです。
最優先すべきは英語・数学ですが、理科もこの期間に全範囲を1周することが望ましいです。
理科はまずその教科の全体像を把握することが重要なので、多少納得のいかない部分が残っていても、とりあえず学習を前に進めることを優先していきましょう。
国語・社会に関しては、共通テストを受験される方はこの時期から古文単語や社会の暗記などをこまめにチェックしておきましょう。
暗記系は直前に詰めればいいや、という考えでは間に合わなくなったときに後悔してもしきれません...
基礎=簡単だというわけではありませんから、このようなポイントを踏まえて、すべてを自力で説明できるか?というところまで突き詰めて学習するようにしてくださいね!
夏休み~9月頃
夏は受験の天王山と言われるように、受験が上手くいくかどうかの大部分は夏の過ごし方にかかっています!
ですから、何はともあれ、まずは勉強時間を十分に確保するようにしましょう。
目安として、合格した先輩たちは少なくとも10時間程度は確保しています!
そして、春に基礎固めが十分にできたら、夏は主に標準レベルの問題に取り組んでいきます。
このとき、学習は必ずしも単元の順番通りに進める必要はありません。
例えば医学部受験の数学では微積・確率分野からの出題がとても多いという傾向がありますから、数学ⅠAの最初から演習するよりも、数学Ⅲの微積部分から演習して完成を目指していく方が効率が良いです。
各教科で分野の優先順位をつけ、まずは入試に頻出の分野から演習するのがオススメです!
理科に関しては、何回も同じようなパターンの問題を解いていく中で科目の全体像を捉えていくという進め方が効果的です。
まとまった勉強時間が取れるこの時期に、春に見つけた苦手分野を徹底的に学習しておきましょう!
理科の完成度は、重要問題集を1冊(志望校の入試問題の難易度によってはA問題のみ)完璧にするくらいを目指しましょう。
10月以降
この時期からは、いよいよ志望校の過去問を取り入れて演習をしていきます。
過去問を解くことで、その大学の出題形式や重点的に出題される範囲を知ることができ、より実戦的に学習を進めることができます!
日頃の学習から積極的に過去問を取り入れ、出題傾向を確認し、志望校との距離感を実感することが大切です。
ここで、志望校が難関大学の場合、この時期はまだ実力が十分でない場合が多いため、志望校の過去問が難しすぎるということがあります。
事実として、過去問を解いてみたはいいが、こんな問題解けるわけないよ...と、ここで諦めてしまう人も散見されます。
しかし実際の入試では、難問が解けるかどうかではなく、標準問題で取りこぼしをしていないかどうかというところで合否が分かれています。
ですからそのときは焦って過去問を解こうとせず、まずは標準的な問題を見た瞬間に解けるというレベルを目指しましょう!
過去問をメインにすることはなくても、ときどき過去問を見て、「前は解けそうになかったけど、今は手が付けられそうだ」という問題を見つけるのも必要な勉強ですから、ぜひやってみてくださいね。
共通テスト対策はいつから?
国公立大学を受験される方は、通常の学習に加えて1月の共通テストに向けた準備も同時にしていかなくてはなりません。
共通テストで必要とされるのは基本的なレベルの知識や解法なので、問題が難しくて解けないということはあまりないと思います。
目安としては、11月後半から12月頃に本格的に共通テスト対策を開始するようにしましょう。
共通テストの準備では主に時間配分やケアレスミスの対策、知識のもれの有無の確認などを行っていきましょう!
注意してほしいのは、共通テストの点数が合否判定の時に傾斜がかけられる大学があるということです。
例えば大阪大学医学部では、国・英・数・理の200点満点の4教科に関しては半分の100点満点で計算されますが、社会のみ100点満点のまま計算されます。
ですから900点満点で共通テストの得点を考えた時と社会の点数の重みが変わってきます。
このような共通テストの科目ごとの重みを認識しておくことで、適切に勉強時間を配分するようにしましょう!
長い1年になりますが…
医学部の入試では、捨てていい教科というものがひとつもありません。
1年間モチベーションを保ち続けるのは大変ですが、勉強したこと全てを自分のものにしようという意識で取り組むことが大切です。
長い1年になりますが、ゆっくりしている暇はありませんよ!
今からできることを着実にこなしていくことが合格への一番の近道です。
合格を目指して頑張りましょう!
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。
自宅での学習法、受験への悩み、科目の相談……
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