こんにちは、武田塾医進館広島校です 。
徳島大学が発表している令和6年度入学者選抜結果情報をもとに
医学部入試について分析しましたので、
その結果を解説します。
なお、データの詳細は徳島大学のHPでご確認ください。
詳しくわかりやすいデータ公開をされています。
募集状況と実施状況
2024年は募集定員は
一般選抜前期が64名で、すべて一般枠。
学校推薦Ⅱ型(共通テストあり)は42名で、そのうち一般枠が25名、地域枠が17名、
この地域枠は徳島県内の高校出身者が推薦要件となっていませんが、
徳島県の推薦状が必要で県外からの出願は1件もありません。
総合型は8名で、四国各県から2名ずつ、すべて研究枠で大学院進学が条件になっています。
これらを合わせて募集定員は114名でした。
志願者数については、
一般選抜の前期は、直近4年で最も少なく150人を割って146人でした。
徳島大学は中四国の他大学に比べると年度による志願者の変動は少なめです。
学校推薦入試は106人でしたが、これも例年並みでした。
推薦入試の志願者数も年度による変動はあまりありません。
徳島大学の学校推薦入試は共通テストが終わった後の2月上旬に実施されます。
このため、受験辞退者が多いです。2024年の受験者は91人
総合型は16人で、これは年々増えています。
募集定員の8名を満たした年はなく、2024年の合格は5人でした。
それでも直近4年では最も多い人数となっています。
現役生と既卒生
一般入試では現役生と既卒生はほぼ同数ですが、
学校推薦と総合型では現役性が優勢です。
その結果、医学科全体では現役生60%、既卒生40%となっています。
現浪比については、近年の目立った変化はありません。
性別
合格者数をみると、
一般入試では、2年連続で男性が女性を30人くらい上回っています。
学校推薦の一般枠はとりたてて傾向はなく、2024年は男性が多かったです。
学校推薦の地域枠は2年続けて男性が優勢、総合型は互角でした。
医学科全体では男子が優勢です。この傾向は最近4年で強まっています。
県別
徳島大学は医学部としての都道府県別入学者数を全学部まとめて公開していますが、
医学科としての都道府県別データ公開はありません。
代わりに県内、県外という区分けで公開されています
一般入試では、県内6人、県外59人と圧倒的な差がついています。
2023年も県内4人でした。
一般入試はすべて一般枠で医師免許を取得した後にどこで働くかは自由に選べますから
この状況は徳島県の地域医療体制としては課題になっていそうな気がします。
学校推薦の一般枠は県内14名、県外11名で、
地域枠は徳島県の推薦状が必要なことから、県内17名、県外0名でした。
総合型は県内3名、県外2名でした。
学校推薦の一般枠と総合型は、例年県内外は同数くらいになっています。
合格最低点
2024年一般選抜前期の合格最低点は、
1300点満点で973.0点でした。
共通テスト900点(傾斜配点)のボーダーは河合塾のリサーチで900点中729点、81%でしたので
これを採用すると2次試験400点のボーダーは244.0点、61.00%になります。
2次試験ボーダーは四国の他大学と比べると低いですが、
少し前は5割台だったので、2023年、2024年は得点が高めになっています。
新課程ということもあって、出題傾向や難易度の大きな変化はいつ起こっても不思議ではありません
過去問や合格最低点を過度に信じた勉強はリスクがあるとみています。
目標数値を持った勉強はメンタルを弱めたり、本番の試験で力が出せなくなることがあることも
知っておいた方がいいでしょう。
学校推薦については成績データは公開されていません
詳細な入試結果の公開
徳島大学は中四国地方の中では、入試結果について詳細なデータをわかりやすく公開しています。
特に県の内外に関する公開は、おそらく徳島大学の独自の取り組みで、他大学は実施していません。
あっても、医学部全体という括りで医学科単独の結果がわかるものではありません。
2025年入試変更点
2024年7月時点で発表されている入試変更点を紹介します。
・学校推薦Ⅱの地域枠の募集定員17名が
すべて地域特別枠になります
・予告として、
情報Ⅰを共通テストで試験を課す
ただし総合判定の参考とし点数化はしないとなっています
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