相談「答えのない演習課題は時間がかかって困っています。どうすればいいでしょうか」(高2生)
こんにちは、 武田塾医進館広島校です 。
2024年2月の勉強相談、受験相談からその一部を紹介します。
解答解説を渡さない高校が未だにある
広島県では、かわいそうなことに現役生は通う学校や先生の方針によっては
未だに解答解説のない教材を使わされています
もう少し詳しく言うと、教科書の会社は解答解説と問題集のどちらも納品しているのですが
学校によっては解答解説を生徒に渡さずに指導しています
その教材を使い終えてから解答解説を渡します
この手法で、学力をあげれらる生徒は数パーセントしかいません
課題を圧倒的に上回る学力を既に習得している生徒さんです。
しかし、そうした生徒さんでも演習してから検証までに間隔があくため
時間効率が良いとは言えません。
解答解説を渡さない理由
その理由は主に2つでしょう。
・解答解説がないことで生徒さんが自分で調べ真剣に取り組むことができる
・解答解説がないことで、先生の授業を聞く理由ができる
しかし、前者はどの生徒さんにとっても時間効率が悪く、
学力でビハインドが大きい生徒さんほど負担が増えます。
それに知らないことや解けないことは、
答えをみて知識を習得したり、暗記した方が
成績向上は速いでしょう。
後者は、集団指導の運営のためで、個々の生徒さんの学習の最適化には逆効果です
解答解説を読めば自分で勉強を進められる生徒さん全員に不利益です。
医学部受験の課題は、そもそも時間が足りなくなること
受験生でも特に現役生は時間の確保が難しいので、
こうした足止めは生徒さんの合格を望む側が打っていい策ではありません。
ぜひ、考え直して解答解説は教材と一緒に渡してあげてほしいと思います。
解答解説を読み飛ばしたり、丸暗記したり、誤解したりしている生徒さんは
たくさんいるので、解答解説を配っても指導は必ず必要になりますから。
生徒さん側で講じることができる策は限られていますが、
ネット経由で解答解説を入手することはできます。
時間投資自体が無駄なので
わからない問題はそのまま白紙で提出する、できる生徒さんに写させてもらう
などで時間を削減してください。
わからないことをわかるようにする時間より
わかることを習得する、暗記する方がよっぼど
成績向上は速いです。