こんにちは!
武田塾医進館の校舎長の伊藤貴之です!
本日は生徒や保護者の方から特に質問される内容について
・武田塾はどんなところなのか?
・武田塾と医進館はどう違うのか?
・医学部に合格するために何が必要なのか?
といったところを中心にご回答させていただこうと思います。
きっと皆さまが気にされているところだと思うので、少し長くはなりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
目次
◎よくあるご質問について
Q1.武田塾が授業をしないのは何故ですか? <記事を読む>
Q2.武田塾医進館がやっていることと武田塾との違いは? <記事を読む>
Q3.医学部に合格するために必要なことは何ですか? <記事を読む>
●おわりに 校舎長紹介 <記事を読む>
よくあるご質問について
Q1.武田塾が授業をしないのは何故ですか?
A.授業だけでは偏差値が上がらないからです!
「武田塾は何故授業をしないのですか?」「授業をしなかったら何をするんですか?」
これは一番よく聞かれる質問です。
武田塾といえば「授業をしない」ことは有名になってきましたが、なぜ授業をしないのでしょうか。
授業がその生徒の成績に与える影響がそこまで大きくないと考えているからです。
もし授業の影響が大きいのであれば、同じ先生に教わっているクラスの成績はほとんど同じになるんじゃないでしょうか?
でも、実際はクラス内でもかなり成績に開きがあるのは誰しもが経験していることですよね。
ここからわかることは、
「成績を上げるために必要なことは質の高い授業とは限らない。」
ということです。
それでは、授業のほかに何が必要なんですか?
それは、学習の個別管理です。
そのお話をするために、学習の3ステップについて説明したいと思います。
学習の3ステップ
成績が上がるためには3つのステップが必要です。 ①わかる でも、それだけでテストでいい点を取れるでしょうか? ②やってみる もちろんもう一度質問に行ったり、参考書を読み返す必要がありますよね。 ③できる |
大切なのは、自学自習と学習管理
その中で大切なのは「①わかる」に到達することではありません。わかったつもりになっていることがとても多いからです。
そして、「②やってみる」ことで、本当にわかっているかどうかを確認して、わかっていなかったら何度でも読み返したり、先生にできるようになるまで質問にいけばいいだけなのです。
また、受験本番で、あるいは模擬試験で合格点を取りきるために必要なのは当然①でも②でもなく、
③できるの管理が徹底できていたか?
それだけなのです。
武田塾医進館で受けられるサービスと武田塾との違う
Q2.武田塾医進館は何をしているのですか?
A.もちろん個別の学習管理です!
具体的に教えてください!
まずは受験相談
まず、入塾してくれる生徒全員に受験相談を行います。
受験相談で実施する内容をざっくりお話しすると・・・
① 志望校と現在の成績についての確認。
② 合格に必要な参考書の提案(ルート決め)
③ 残り期間で必要な参考書をやり終えるのに必要な一日の学習時間を計画。
④ 参考書ごとの学習方法の確認。
もちろん、生徒や保護者の方からのご質問や相談、大学の受験情報のお話もしますが、必ずやっているのが上記です。
合格に必要な分量を必要なだけやる。その為に今できていないことは何かをしっかり分析する。
合格のために必要なものを一旦すべて揃える
それが受験相談です。
武田塾医進館の1週間
受験相談が終わったら、あとはその計画が順調に進んでいるかの確認を実施していきます。
ここで、この計画を少し具体的にして医進館の1週間を見てみましょう。
例えば、基礎習得用として「基礎問題精講1A」を使って大学に1年で合格したい場合、この参考書をおおよそ3週間ほどで終わらせたいところです。
この参考書がおよそ150問ほど収録されていますので、1週間で50問ほど理解できれば合格ペースということになります。
それをさらに日割りにすると、1日12問ほどがちょうどいいペースになると思います。
「アレ?計算が合わないぞ?」
と思った方は鋭い!
「1週間は7日もあるのに、1日12問だと96問も進めるんじゃ?」
といった疑問は至極普通だと思いますが、前の章で書いたように、参考書を読むだけでは「①わかる」止まりになってしまいます。本当にわかっているかを確認するための「②やってみる」ための日が絶対に必要です。また、塾に通うというのは、自分で行うのはとても難しい「わかっているか、わかっていないか、できているかできていないか」といった判断を信用できる先生にお願いするためにあると思っています。それらが揃って始めて「③できる」になるのです。
だから、武田塾では「4日進んだら2日間は徹底的に復習する」。そして1日はその成果を確認する日としています。その成果を確認する日を「特訓日」と我々はよんでいるのです。
表:武田塾での1週間(例)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 |
特訓日 | 宿題① | 宿題② | 宿題③ | 宿題④ | 復習 | 復習 | 特訓日 |
①宿題確認 ②テスト ③結果分析 ④宿題設定 |
基礎問題精講1・A 1~12番 |
基礎問題精講1・A 13~24番 |
基礎問題精講1・A 25~36番 |
基礎問題精講1・A 37~48番 |
基礎問題精講1・A 1~48番 |
基礎問題精講1・A 1~48番 |
①宿題確認 ②テスト ③結果分析 ④宿題設定 |
特訓日には、受験相談や初回特訓の日に決めた計画に沿って、あなただけの宿題を課します。
そして1週間それに取り組んでもらう。そして次の特訓の日にその成果を徹底的にチェックしています。
宿題としてまず1回。そして復習日に2回も確認しています。
当然テストは満点をとれるはずですよね。ところが実際には中々満点が取れません。
そこで、なぜ満点が取れなかったのかの徹底的な分析が必要なのです。
もしかしたら最初からあんまりわかっていなかったのかもしれない。どうすればよかったのだろう。
復習日の確認が甘かったのかもしれない。どうしたらよかったのだろう。
宿題の分量が多すぎたのかもしれない。それは何故だろう。
そうした学習の質や量についての分析を徹底的に行って、翌週の宿題の「学習法」を毎週磨き続ける。
それができるのが武田塾の特訓システムなのです。
また、テストで満点をとっても安心はできません。
「その補助線はどうして思いつくのだろう。」「その式変形をする理由を説明できるだろうか?」
先生からはそうした厳しい質問が飛んできます。学習態度の質と量。そして習得した知識の質。すべてを徹底的に確認してはじめて「③できる」に到達する。そして大学の合格があると考えています。
武田塾医進館と武田塾の違い
Q2.武田塾医進館と武田塾はどう違いますか?
A.医進館は毎日チェックします!
武田塾医進館は武田塾の中でも医歯薬系に特化した機関です。
中でも医学部の受験については皆様もご存じの通り、他学部の受験とはまた違ったところがあり、その対策の必要性があり、設立されました。
まず、医学部と通常の入試の違いは2つだけです。端的に言ってしまえば合格に必要な点数と医師としての適性が問われるということです。後者は小論文や面接のことですね。
そしてやはり重要なのは合格に必要な点数が違う。ということなのです。
それは端的に学習に必要な時間が違う。ということにつながります。質的にも量的にも必要になる時間が増えるわけです。
そうなると一番怖いのは怖いのはわかったつもりになることです。”わかったつもりになって復習まで行って、でもテストをしてみたら実は最初の理解が間違えててもう1週同じところが必要になってしまう。”こういう事態が何度も発生すると、貴重な時間が足りなくなってしまいます。もしかしたら何年も頑張っているのに成績が上がらないのは演習量の問題ではなく、基礎の部分がわかったつもりになっていて、間違った知識で何度も演習しているからかもしれません。
そこで武田塾医進館では、毎日簡易的なチェックを行います。
毎日の宿題が少なくとも「①わかる」の段階まで達しているから、復習日にはそれを「③できる」まで「②やってみる」だけになっています。医学部を目指す学生は意欲が高い生徒が多いので、それだけでもかなり結果が違ってきて、成績の向上につながるのです。
毎日コツコツ確実に積み上げていこう
医学部に合格するために
Q3.医学部に合格するために必要なことは何ですか?
A.ズバリ受験相談です!
受験合格に必要なことは?
今までたくさんの生徒を見てきましたが、その子の抱えている課題は本当に様々です。
特に医学部受験では、学習時間やモチベーションに課題がある生徒よりも、「勉強時間はたくさんあるのに、思ったより成績が伸びていない!」というケースが多いように思います。
その多くのケースについては、おそらく「わかったつもり」になってしまっていることかもしれませんが、さらにそうなってしまった原因は人それぞれです。ノートの取り方だったり、問題の取り組み方、問題にチャレンジするタイミングの違いかもしれません。
ひとりひとりの課題が違うからこそ、一度相談に来てもらって、
・合格までに必要な学習量を認識してもらう。
・それを受験までに終わらすためのペースを調整する。
・勉強効率を高めるために必要な改善点を洗い出す。
といった計画と分析が合格に必要なのです。
これを自分でできちゃう子は現役で合格します。
でも、できなくても得意な人にやってもらえばよいだけなのです。
もし、今の学習を続けることに不安を感じているのであれば、まずはお気軽にお電話・メール・下記プラットフォームよりご相談ください。
生徒だけ、保護者様だけでの相談ももちろんOKです。
おわりに
武田塾医進館や医学部受験についてよくあるご質問について解答させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
もしもっと聞いてみたいことがあればいつでもご相談ください。
最後にせっかくなので校舎長を務めさせていただいている私についての簡単な自己紹介と、私の大学受験や教育に対して思っていることをお話ししようと思います。
出身地
私は福岡県の八女市で生まれました。 今はなくなりましたが、矢部村という小さな村の小学校に通っていたとき、大きな転機がありました。 私が通っていた小学校が廃校になることとなり、在籍していた子どもたちになんとかいい思い出を残してあげたいと当時の教育長や校長先生が全校生徒をアメリカに1週間も連れて行ってくれました。 「子どもたちに今だけの体験を送りたい。」 これが私が教育をやろうと志す原動力になりました。 |
矢部の日向神ダム湖 |
学校になじめず不登校に
中学生にあがると、市内の私立中学校に通いましたが、学校になじめず殆ど不登校になってしまいました。
3年間ほとんど学校に通えなかったので、卒業時は偏差値も入学時より20も下がってしまい地元の進学校にも通えない状態になっていました。
高校で一念発起
ちゃんと勉強しないと!と、高校に入ってからはとにかく基礎を徹底的にやりました。
有名な進学校ではないので、授業も頼りになりません。受験の方法も、いい参考書もわからない中、私がやったのは教科書と総合英語の参考書など、与えられた数少ない参考書を徹底的に仕上げることでした。
一冊を完璧に。
武田塾が言っているこの言葉はまさに真実だと思っています。
模擬試験で間違えた問題の復習はもっと徹底しました。間違えた問題を教科書を使って、どうしてそういう考えをしないといけなかったのかなど、一つ一つ丁寧に。
あと、成績が上がった理由としては、その日の疑問はその日のうちに解決していたことも大きかったと思います。授業ではなく、教科書で、それでもわからなかったときは先生に聞きに行きました。
3年生の夏休みに成績爆上がり
そんな地道な努力を続けていましたが、点数はあまり伸びませんでしたが、不思議なことに模擬試験の成績だけはどんどん順位を上げていました。
模擬試験も定期試験も同じ点数を取っていましたが、模擬試験の出題範囲は「今までの全範囲」。
周りの生徒が取れなくなっていったのに対し、私は一度間違えた問題は徹底的に分析していたので、同じ間違いをしなかったのです。
3年生の夏休み明けになると、どんどん点数も伸びていき、国語・数学・理科はほぼ満点が出るようになりました。
京都大学に合格
結果としては、現役で京都大学に合格しました。
これは私の高校では浪人も含めて過去誰も達成していない初めての実績でした。
授業だけでは絶対に達成できないことを成し遂げることができたのです。
この理由について、意識していたのは
① 教科書(基本)を徹底的に読み込んだこと
② 参考書を増やさず1冊をとにかく徹底的に分析したこと
③ 模擬試験や過去問の演習で間違った問題を完璧に理解し説明できるまでやりこんだこと
この3つです。
一方で苦労していたのは、学習時間や週間計画の管理や、間違った問題の分析でした。
特に私の場合間違った問題の分析をするために、教科書に書いてある解法について、自分で使えない条件があるんじゃないかと色々と設定を変えて試してみたり、論理的にどういうことか考えたり。
そんな時間に忙殺されて遊ぶ時間が殆どないほどでした。
友人からは「もう解けるようになった問題でなんでそんなに悩んでるの?」と揶揄されたこともありましたが。結果としてはそれが重要だったと確信しています。
今は学ぶには最高の環境
当時から比べると、今は素晴らしい参考書がたくさんあります。
受験生のときにこれを知っていれば苦労は半分になったのに!なんて思うくらい素晴らしいクオリティです。
だけど、全部やれば受かるわけではありません。
参考書の種類を理解して、必要な分だけを徹底的にやり込む勇気が必要なのです。
勉強はいつから始めても大丈夫
学習塾業界に入って、「今の成績がこれだけど、志望校を目指しても大丈夫でしょうか」
というご質問をよく受けることがあります。
問題ありません。
今の成績がどうか、というよりも合格に必要な学習や環境を整えることができるか?
そこが何より重要です。どこからでも合格を目指せます。
まずは、お気軽にご相談ください。あなただけの学習プランを作りましょう!