山口大学と広島大学の2次試験を徹底比較！【文系数学編】

こんにちは。

アルク防府店のすぐ隣、武田塾防府校です！

以前、山口大学と広島大学の英語の入試問題を比較しました。
(参考：山口大学と広島大学の2次試験を徹底比較！【英語編】)

今回は、その２大学の文系数学の入試問題を比較していきたいと思います！

山口大学の文系数学
1. 概要
2. 出題傾向
広島大学の文系数学
1. 概要
2. 出題傾向
まとめ

山大広大文系数学

山口大学の文系数学

まずは山口大学から見ていきます。

概要

山口大学の文系数学（数学ⅠAⅡB）は例年、

大問4つ構成、解答時間120分になっています。

2次前期で文系数学が受験対象となる学部・学科は以下の通りです。

※記載の無い学部/学科は、2次試験で
・理系数学(数学ⅠAⅡBⅢ)を受験
・数学が出題されない
のいずれかとなります。

【受験必須学部/学科】
・共同獣医学部

【選択可能学部/学科】
・教育学部(小学校教育/教育学)
・教育学部(小学校教育/心理学)
・教育学部(学校教育/情報学)
・教育学部(教科教育/技術)
・教育学部(教科教育/家政)
・経済学部
・農学部(生物資源環境科学)
・農学部(生物機能科学)
・国際総合科学部

特徴としては、

・共同獣医学部と農学部を文系数学で受験可能
・英語または国語を受験することで数学を回避できるケースが多い

などが挙げられます。

出題傾向

山口大学の2次文系数学では、

数学ⅠAⅡBのあらゆる範囲から出題されているため、満遍なく対策をしておく必要があります。

強いて言うなら、

「微分・積分」と「ベクトル」

は毎年出題される傾向があるので、特に要対策です。

あまり突飛な問題が出題されることはないので、

難易度の高い問題演習よりも、基礎の理解を徹底することが重要です。

以下は2021年～2024年の出題分野をまとめた表になります。

【山口大学文系数学出題分野表】

出題分野	大問1	大問2	大問3	大問4
2024	整数	ベクトル	図形と方程式	微分・積分
2023	整数	いろいろな式	微分・積分	ベクトル
2022	微分	いろいろな式	数列	ベクトル
2021	ベクトル	微分図形と方程式	場合の数確率	図形と計量図形の性質

広島大学の文系数学

次に、広島大学の文系数学を見ていきましょう。

概要

広島大学の文系数学（数学ⅠAⅡB）は例年、山口大学と同じく

大問4つ構成、解答時間120分になっています。

2次前期で文系数学が受験対象となる学部・学科は以下の通りです。

※記載の無い学部/学科は、2次試験で
・理系数学(数学ⅠAⅡBⅢ)を受験
・数学が出題されない
のいずれかとなります。

【受験必須学部/学科】
・経済学部(昼)
・情報科学部(A型)

【選択可能学部/学科】
・教育学部(第一類)
・教育学部(第二類-科学文化教育-社会)
・教育学部(第三類-言語文化教育-国語文化)
・教育学部(第三類-言語文化教育-日本語教育)
・教育学部(第四類-生涯活動教育-人間生活)
・教育学部(第五類)

特徴としては、

・経済学部で文系数学の受験が必須
・情報科学部を文系数学で受験する方式がある
・工/生物生産/理/薬/歯/医などの理系学部はいずれも数学Ⅲまで必要

などが挙げられます。

出題傾向

広島大学の2次文系数学でもやはり、

数学ⅠAⅡBの全範囲から満遍なく出題されています。

複数分野の知識を使う融合問題も多いので、ムラなく全分野を勉強をしておく必要があります。

また、2024年度入試では共通テスト以降対策が疎かになりがちな

「データの分析」分野から大問1つ分の出題がありました。

来年度以降も警戒が必要です。

毎年出題されている「微分・積分」分野からは、

領域の面積を求める問題がよく出題されています。

図形やグラフを正確に書けるように演習を重ねておきましょう。

以下は2021年～2024年の出題分野をまとめた表になります。

【広島大学文系数学出題分野表】

出題分野	大問1	大問2	大問3	大問4
2024	データ	微分・積分	ベクトル	いろいろな式図形と方程式
2023	確率	数列	ベクトル	微分・積分
2022	整数	図形と計量図形の性質	確率	図形と方程式微分・積分
2021	微分・積分	ベクトル	確率	三角関数