皆さん、こんにちは!
武田塾防府校の中村です!
今回は、物理で計算ミス・ケアレスミスを多発してしまい困っている人に向けて、
今すぐに、それもほんのひと手間加えるだけで行える凡ミス対策をご紹介します!
その1.凡ミスを侮るなかれ
まず根本的な意識の部分として、凡ミスを甘く見ないようにしましょう。
”凡”と表現するくらいですから、それは本来正解できていたたはずの問題を間違えた時によく使う言葉です。
だからこそ、「理屈は理解できていたから大丈夫。」という慢心を生みやすいのが凡ミスの怖いところなのです。
こと大学受験の物理において重要なのは、理屈を理解することだけではなく、”それをいかに素早く正確に立式でき、解けるか”、です。
その”凡ミス”を頻繁に起こしてしまっていないかどうか。
考え方や計算の方法を変えたり、演習量を積むことで減らせる類のミスではないかどうか。
ミスを犯した時にはそのミスに毎回しっかり向き合う癖を付けましょう。
凡ミスをしてしまう癖に対抗するには凡ミスに向き合う癖を付けるのが大事です。
その2.途中式を書くべし
理系科目に得意意識がある生徒に多いのが、変に途中式を省略して計算し、結果間違えてしまうパターンです。
例えば以下のような立式が出来た場合の事を考えてみましょう。
これを t(時間) について解く時、以下の図1と図2のそれぞれのパターンでどんな違いがあるでしょうか。
これら2つの解き方の差は、(★)式が有るか無いか、ただそれだけです。
計算が得意な皆さんは、「いちいち答案に(★)式を書き起こさなくても頭の中で処理ができる」、という理由で図1のパターンで解いていませんでしょうか?
なんなら(1)式から一気に答えまで飛んでしまってはいませんでしょうか?
それが凡ミスのきっかけだったりします!
確かに(1)→(2)もしくは(1)→(答え)の計算処理ってそこまで煩雑なものでは無いです。
ただ、(1)→(★)や(★)→(2)の処理1つ1つと比べるとやっぱり難しいんです。
些細な計算も、積み重なると意外と脳の容量を使うことになります。
だからこそ計算ミス、ヒューマンエラーが生じる確率が、図1の解き方だと上がってしまうんですね。
(1)→(★)までの計算でまず間違いが無いかを確かめて、その後(★)→(2)の計算を行うことで1つ1つの処理で脳にかかる負担を減らすイメージで、途中式は書くようにしましょう。
丁寧で細かい式変形が、結果的に見直しの役割を担ってくれます!
凡ミスを減らしたいと思ったら、(1)→(答え)まで一気に行ける計算能力を持ち合わせていたとしても、まずは面倒くさがらずに図2くらい丁寧に途中式を書くことを心掛けてみましょう!
急がば回れ、です!
ちなみに、単純に自分の意図を採点者に伝えるという観点でも途中式は重要です。
その3.単位に着目して検算するべし
物理には、導き出した答えが”確からしいものかどうか”を短時間で確認する方法があります。
"絶対に合っているかどうか"は分かりませんが、"絶対に間違っている"ことには、これをやるだけで気付けたりします。
それは「出てきた答えの単位を確かめる」です。
どういうことか?
例えば速度Vを求める問題で、立式の段階で結構難しい式になったとします。
でも頑張って解いていくことで、以下のようなすっきりした形の答えが出てきました。
この場合、このVは絶対に正しくないことが1秒で分かります。
その判断材料になるのが”単位”です。
この式の中のVとV0が速度[m/s]、mとMが質量[kg]であると考えて、左辺と右辺の単位のみを比較してみましょう。
左辺Vの単位は[m/s]であるはずなのに、出てきた答え、右辺の単位は[kg]×[m/s]になってしまっています。
質量が1つ多く掛け算されてしまっているから、これは少なくとも答えとして適当ではない!ということが、このように一瞬で判断できるんです!
答えが間違っている事に気付くことさえ出来れば、「立式を間違えたのかも」であったり、「途中の割り算で質量を消し忘れたかも」みたいに、ある程度方針を立てて見直しを行うこともできます。
この見直し方法の注意点は、先ほど言った”答えが絶対に合っているかどうか”の確認は出来ないという点です。
ですが、例えば試験中時間に追われていて丁寧に見直しをする暇が無かったとしても、この方法なら短時間でそれらしい答えが出せているかどうかの確認まではできるので、是非実践してみてください!
「単位の確認」は特に、”短時間で出来る”という点がおすすめポイントです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めて凡ミスを減らしていくためのポイントをまとめると、
2.途中式は面倒くさがらず丁寧に書く!
3.単位の検算は時間効率の良い見直し方法!
といった感じになります。
とは言え、これらは手段の内のいくつかにすぎません。
最も大事なのは、力学でも電磁気学でも何でも、色んな問題に触れて解法パターンを蓄積していきつつ、計算に慣れることです。
似たようなシチュエーションで似たような文字が与えられて、似たような立式が出来る問題って何度も遭遇します。
そんな時に、「あ、こんな立式したことあるな」、「こんな感じの答えになったことある気がする」と思えるようになると、それも1つの安心材料になります。
計算処理そのものに関しては、九九がほとんどミスなくできるようになったように、何度も似た計算を行っていく中で再現性を高めていくことが出来ます。
計算ってちょっとしたコツも大事ですが、やっぱり数がものを言うのも確かです。
今回紹介した”凡ミス対策方法”と、実際の演習量で培える”再現性”を武器に、ミスをしない状態を目指しましょう!
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