皆さん、こんにちは。
武田塾防府校です!
今回は、防府市内の公立進学校、「防府高校」合格に向けてやるべきことについてご紹介していきます!
防府高校合格は難しいのか
防府市にお住いの中学生、および保護者の皆さん、
高校受験のこと、考えていますか?
「大学受験」と「通いやすさ」の両方を意識するのであれば、志望校として筆頭で挙がって来るのはやはり”防府高校(普通科)”ですよね。
大学受験を考えていないという方、<コチラの記事>で大学に行くメリットを細かく紹介していますので、まずはそちらをご覧になってください。
大学進学は必ず検討の余地がありますよ!
ということで以下からは、
「将来大学に行きたいから、
まずは防府高校合格を目指したい!」
という方に向けた記事を書いていきます!
防高は偏差値も高いし、自分(うちの子)には難しいだろう。
何となくだけど、高校を出たら就職かな。
と考えて、あるいは無意識にそう判断して、防府高校の受験を選択肢から外している方へ。
防府高校は、正しい勉強方法や勉強習慣、内申点を意識した立ち回りを身に付ければ絶対に合格できない高校ではありません。
今回は防府高校受験に向けた勉強・準備のポイントをご紹介していますので、是非見ていってください!
入学者選抜の基準
まず、高校の入学者選抜において、何を基準にその合否が決められているのかを確認していきましょう。
内申点と学力検査
以下の文章をご覧ください。
高等学校長は,選抜に当たっては,調査書を重視する。その際,調査書の「学習の記録」と学力検査の成績は同等に取り扱うとともに,調査書の「学習の記録」以外の記載事項及び面接,小論文,実技検査の結果等も十分考慮する。
(参照:『令和4年度 山口県公立高等学校入学者選抜 実施要領』)
こちらは、実際に『令和4年度 山口県公立高等学校入学者選抜 実施要領』に記載のある文言です。
"調査書の「学習の記録」と学力検査の成績は同等に取り扱う"と書かれています。
この内、学力検査の配点に関しては「国語・社会・数学・理科・英語(リスニング含む)の5教科、各50点満点の計250点満点」と入試要項にも明記されています。
(山口高校理数科など、一部高校では科目毎に傾斜配点が設けられていますが、防府高校普通科においては全科目同じ配点となっています。)
ただ、調査書の「学習記録」(いわゆる内申点)の具体的な配点に関しては一切表記されていません。
そのため、この"内申点"と"入試の点数"の配点比率を巡っては、
・内申点は「5(最高評定)×9(科目数)×3(学年数)」で135点、学力検査は250点、計385点満点である
・要項に"同等に取り扱う"とあるから、内申点も250点満点に換算され、1:1くらいの配点比率になる
・"調査書を重視する"とあるから、むしろ内申点のほうが学力検査よりも配点的に高くなるよう換算される
など、様々な説が飛び交っています。
ただ、山口県からの公表が無い以上、どれも推測の域を出ません。
高校による配点比率の違い
だからと言って「じゃあ内申点も入試の点数も大事にしようね。」で終わってしまうと、確かにその通りですが少し味気ないので、ここで1つ参考となりそうな資料を見ていきましょう。
他県にはなりますが、埼玉県では、高校毎に合格者の選抜基準の具体的な配点を公表しています。
その情報を参考に、埼玉県内の3つの高校について比較してみます。
久喜高校(公立) | 熊谷西高校(公立) | 浦和高校(公立) | |
高校の偏差値 | 50 | 62 | 74 |
学力検査:調査書(第1次選抜) | 500:500=1:1 | 500:345≒6:4 | 500:334≒6:4 |
学力検査:調査書(第2次選抜) | 500:600=5:6 | 500:216≒7:3 | 500:215≒7:3 |
(参考:https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r4senbatsu-kizyun.html)
表中の第1次選抜・第2次選抜とは、まず募集人員の内、〇%を第1次選抜の基準で、その後残り〇%を第2次選抜の基準で選抜する、というような仕組みです。
今回取り上げた3つの高校については、いずれも第1次選抜で全体の60%、第2次選抜で残り40%の合格者を決める仕組みとなっています。
中には第1次選抜で80%の合格者を決めるというような高校もあります。
それはさておき、こうして見てみると、偏差値の高い(大学受験者数が多い)高校ほど学力検査の点数を重視する傾向が見受けられます。
実際に、埼玉県内の他の高校についても概ね同様の傾向が見られました。
防府高校も、防府市内の公立高校の中では一番大学進学に寄った高校ですから、学力検査を重視した選抜基準を設けている可能性はありますね。
防府高校受験を見据えた立ち回り
以上のような諸々の可能性を考慮した上で、防府高校合格をより確実なものへと近づけるためには何をするべきか・意識するべきかについてお話していきます!
◆毎回の定期テストをしっかり対策して臨む
定期テストを頑張る。
これは言わずもがな、一番シンプルかつ重要な要素でしょう。
では定期テスト対策が高校受験において具体的にどう役に立つのかをみていきましょう。
知識を蓄えられる
当たり前ですが、テスト勉強をすることで各科目に対する知識を蓄積することができます。
が、「何だかんだテスト直前になって詰め込んで勉強することになって、テストは何とか乗り越えたけど、しばらくしたら内容が抜け落ちてた。」
なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
となると一見、費やした時間が無駄になってしまっているように感じられるかもしれません。
ですが、この勉強にも少なからず意味はあります。
と言うのも、いずれ受験に向けて本格的に勉強を始めた時に、「なんかやったことあるな」と思える箇所を増やせるからです。
授業で一度学んで以降、一夜漬けのテスト勉強すらしなかった分野については、後ほど「なんだこれ」とほぼ一から勉強を始めることになります。
この「やったことある」と感じられる状態と「初めて見た(聞いた)」と感じられる状態の違いは、学力のみならず、その後の勉強のモチベーションの保ちやすさにも大きな差を生みます。
0か1かの差はとても大きく、その1も後ほど大いに活きる知識であるということに留意して、"テスト勉強を頑張ったという経験値"を積んでみてください!
勉強に対する耐性が付く
「受験本番の〇カ月前から本気を出して詰め込めば、何とかなるだろう。」
というような見積もりをしている方、いませんでしょうか。
その見積もりに根拠があるかどうかも1つ問題ですが、仮にその見積もりが合っていたとしても、とても危険です。
そもそも、勉強量を必要最小限で済ませようとしがちな人の中には、普段はほとんど勉強しない人が多いです。
となると、いざ本気で勉強を始めようと思っても、
・やることが多すぎて、何からやればいいか迷う
・この調子で間に合うのか、という不安に駆られながらの勉強になる
・勉強のやり方が分からず、非効率的な勉強をしてしまう
・集中力が持続せず、勉強が続かない
・「1日くらい」という誘惑に何回も負けて、どんどん勉強を後回しにしてしまう
など、様々な弊害が立ちはだかることが想定されます。
結果として、自分のイメージ、プラン通りに事を運べないということになりがちです。
そうならないためにも、"受験本番"というより"受験勉強"の練習だと思って、定期テスト対策を通して「勉強上手」を目指しましょう!
評定アップに直結する
そしてこちらも当たり前ですが、テストの点数が良いと評定も良くなります。
主要5教科のテスト勉強に関しては、受験本番に向けた準備にもなり、評定も上げられ、一石二鳥です。
ただ、主要5教科の勉強をしたほうが効率が良さそうだからと言って、副教科をおろそかにしないことが大事です。
先述の通り、内申点は高校受験の合否を左右する要素の1つです。
副教科の評定ももちろん考慮されます。
副教科のテスト(筆記)に関しては、
・暗記要素が多く、頑張れば点数を取りやすい
・テストの回数が少ないので、1回1回のテストの重要度が高い
などの特徴が挙げられます。
そのため比較的テストで評定を上げやすい(裏を返せば下げやすい)という側面もあるので、暗記のコツを掴むという意味でも、副教科のテスト勉強も頑張ることをオススメします。
◆内申点の上げ方を知っておく
内申点を上げる。
冒頭で述べたとおり、配点比の詳細こそ分からないものの、内申点も高校受験においてとても大事な点数です。
学校の定期テストで良い点数を取ることが内申点アップに繋がる、というのは言わずもがなかと思いますので、"定期テストで点数を取る以外"にどうやって内申点を稼ぐかについて見ていきましょう。
宿題をしっかりやって提出する
皆さん、宿題にはちゃんと取り組んでいますか?
とりあえず問題集の答えを写して提出したりしていませんか?
それ、事無きを得ているようで、意外と先生からの心証が悪くなっている可能性があるので要注意です。
というのも、中学の先生はたくさんの生徒の宿題をチェックしているので、その問題集についてはとても詳しいです。
加えて、答えを写して宿題を提出する生徒というのは一定数存在するので、全く同じような内容の宿題に何度も目を通すことになります。
なので、「この子は答えを写したんだろうな」ということはすぐにばれてしまうでしょう。
これによって実際に減点されるかどうかは別として、先生からの心証が悪くなってしまうことは必至です。
自分でちゃんと考えて宿題に取り組むことで、学力アップと先生からのイメージダウン防止に繋がるので、宿題の提出は侮らないようにしましょう!
授業に積極的に参加する
授業中に挙手制で発表をするシーンがありますよね。
そんな時、恥ずかしくて手を挙げ辛く感じたり、そもそも話を聞いていなくて挙げられなかった、みたいな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
事実としてそういう生徒が多いからこそ、ここは目立つチャンスでもあります!
やはり、意欲的に発言をする生徒は先生の目に止まります。
発表内容の正誤によらず、その授業に対して前向きな姿勢は間違いなくプラスの評価を受けるでしょう。
手を挙げて発表するという行為は、最初はちょっとハードルが高く感じられて緊張もするかもしれませんが、いざやってみると「なんだ、こんなもんか」と思えるようになっていきますよ!
逆に、先生にバレないように授業中に友達とやり取りをしたり、ふざけたりしている人は要注意です。
もしかしたら先生に注意されることなく、その場はやり過ごせているかもしれません。
ただ、教卓に立つ先生目線、意外とクラス全体の様子というのは良く見えています。
なので、生徒が話を聞いていない、寝ている、ふざけている、などということには気づいていながらも、クラス全員のための授業時間を削らないために、わざわざ注意をしていないだけの可能性もあります。
なので、実は知らず知らずの内に、先生に対してマイナスなイメージを与えてしまっているかもしれません。
以上の事を考慮して、授業には真面目に、積極的に参加しておきましょう!
◆"効率的な入試対策"を行う
これからはいわゆる、主要5科目の"受験勉強"についてのお話になります。
ここが一番気になる方も多いのではないでしょうか。
中1の頃からなど、早い段階から防府高校合格を見据えて勉強を始めていれば、ある程度の余裕を持って受験を迎えられる人もいるかもしれません。
ですが実際問題、そこまで準備をして公立高校の受験に臨もうとしている人は多くはいないかと思います。
なんなら中3になってから、はたまた中3の夏以降から「そろそろヤバい!」と思って受験勉強を始める人も多いです。
そんな感じで、受験本番まで時間的な猶予が無い場合には、当然"効率の良い受験勉強"を行っていくことが重要になってきます。
ではその"効率の良い受験勉強"とはどんなものか、確認していきましょう。
英語・数学の基礎を身に付ける
英語と数学(特に数学)は、勉強を怠ってしまうと本当に点数が取れない科目になってしまいがちです。
加えて、英語長文や数学の応用問題が手強いというイメージが先行して、「成績を上げるのが大変そう」と、取り組む前からネガティブになってしまいがちな科目でもあります。
ですが、英語も数学も実際にフタを開けてみると、ある程度の点数を取れるレベルまでは全然行ける科目なんです!
大事なのは、まずは"完璧"を目指すのではなく、"基礎固め"を徹底することです。
具体的に言うと、
英語であれば"教科書レベルの単語と文法を覚えた状態"、
数学であれば"教科書レベルの公式を使って基礎問題を解ける状態"
を目指しましょう。
やればできるという感覚を掴み、英語や数学に対する「難しそう」というイメージを払拭することが重要です。
理科・社会で点数を稼ぐ
こちらは特に、英語・数学の基礎は身に付いてきた、という方に意識してほしい内容です。
理科・社会で点数を稼ぐための勉強を進めていきましょう。
というのも中学理科・中学社会は暗記で乗り越えられる部分が多く、あまり勉強したことの無い状態からの伸びしろが大きい科目だからです。
国語・英語における文章読解力や数学の応用問題への対応力も、もちろん余裕があれば磨いていきたいですが、こちらはある程度の時間を要します。
理科・社会の勉強にあまり着手できていない人は、まずこちらを優先して、5教科の合計得点を底上げしていきましょう!
オススメの参考書
ここからは、防府高校の受験勉強にオススメの参考書をレベル別にご紹介していきます!
初心者向け:『ひとつひとつ』シリーズ
・勉強にとても苦手意識がある
・授業をほとんどちゃんと聞いていない
・定期テストをあまり頑張ってきていない
等々の理由で、これまで学校の授業でやってきた内容がほとんど記憶に残っていないという方にオススメなのが、
『ひとつひとつわかりやすく』シリーズです!
こちらの参考書、難しい問題へのアプローチ方法こそ載ってはいませんが、その分"基礎・基本の理解"に特化した参考書となっております。
見開きの左ページが解説、右ページが問題という構成になっており、これ単体で"易しい教科書"的なポジションを担ってくれます。
「一から勉強を頑張りたい!」と考えている方は是非手に取って取り組んでみてください。
特に「数学が苦手を通り越して嫌い」という方は、『中1数学をひとつひとつわかりやすく』から勉強に取り掛かることをオススメします!
中級者向け:『ニューコース』シリーズ
・テスト勉強の度に理解はしてきたが、忘れているところが多い
・その科目に対する苦手意識が強いわけではない
・『ひとつひとつ』で基礎を固め終えた
という方にオススメなのが、
『ニューコース』シリーズです!
こちらの参考書は「講義系参考書」と「問題集」の2冊に分かれており、2冊を併用することで"基礎~入試標準レベル"までを網羅できる、非常にバランスの取れた参考書となっています。
内容はあまり覚えていないけれど強い苦手意識があるわけでは無い科目については、『ひとつひとつ』をスキップして『ニューコース』から勉強を始めるのもアリです。
基本的な内容は覚えられているという方は、『ニューコース問題集』を単体で使って演習量を重ねるという使い方もできます。
『ニューコース』を完璧に出来ると防府高校合格がグンと近づきますので、一つの目標としてみてください!
上級者向け:『自由自在問題集』シリーズ
・勉強そのものは結構得意
・ボーダーくらいの点数は取れるようになってきた
・難しめの問題への対応力を上げたい
という風に、それなりのレベルには到達したので、受験合格をより確実なものへ近づけたいという方にオススメなのが
『自由自在問題集』シリーズです!
こちらの参考書は、学校で習う基本的な内容・公式などは簡潔にまとめられており、標準~難関レベルの問題演習に寄った参考書となっております。
なので、いきなりこれから勉強を始めると少し苦戦するかもしれません。
問題のレベルがSTEP1、STEP2、STEP3と3段階に分かれており、STEP3までを完璧に出来たら怖いもの無し、ぐらいの参考書です。
STEP1,2までを完璧にするだけでも結構な力が身に付きますので、割り切ってそういう使い方をするのも1つの手です。
ちなみに問題集ではなく、講義系参考書verの『自由自在』もあります。
こちらはボリュームがあり網羅性はとても高いのですが、短期間で完璧にするのはほぼ不可能なので、追い込みに使うのはあまりオススメできません。
「中1からコツコツやっていきたい」、「辞書的な役割として使いたい」という方は選択肢に入ってくる参考書となるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらと受験本番までに残された時間を意識しながら、最短ルートでの志望校合格を目指していきましょう!
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