こんにちは！
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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 保土ヶ谷校」です！！
今回は視聴者からの質問コメントに答えていこうと思います！！
質問１ 神戸大志望の高校３年生です。日大レベルを突破し、『関正夫のThe Rules 英語長文問題集３』をやっています。英単語・英熟語は何周もしている状態です。ただ単語でわからないものが多く、文の意味が取れない、時間をかけてもわからないままで問題もうまく解けない状態です。この場合日大レベルの参考書に戻るべきでしょうか。教えてください
回答 これはみんな同じような疑問を持っている人が多いくらいよくあることです。今回は彼のようなMARCH・国公立レベルの長文でつまずいている時の解決策・対処法を３つに分けて話していこうと思います。
①単語がわからない場合の対処法
彼の質問内容をもう一回見ていくと「単語でわからないものが多く、文の意味が取れない」とのことなので、単語と解釈の部分で大きな問題があると思います。この二つを解決していくにあたって、まず単語から話していくと、これは４つに分けて考えなくてはいけないです。①単語帳の完成度 ②単語帳のスピード ③単語帳の関連語なのかどうか ④未知語の類推ができているのか この４点を復習する必要があると考えていて、まず単語帳の完成度に関しては、「志望校に合格するために改めてやる英単語帳の重要性」というこちらの動画を参考にしていただきたいです。
①単語帳の完成度
単語帳の完成度は９割とかで満足してはいけません！
「システム英単語」や「ターゲット1900」とかをやっている人で、
９割も単語当たるから自分は大丈夫と思っている子がいますが、これは大変なことです！なぜなら、１００語のうち１０語を落としているということです。これは、単語帳一冊で約２００単語も落としているということになります。こう見るととんでもないですよね（笑）。しかしこうなってくると笑えないことに MARCHレベルも厳しくなってきます。
この質問者の方も「単語帳何周かしました」と言っていましたが、何十周、何百周としてください！本当にこれでもかというくらい完璧にして、単語帳に載っている単語は絶対大丈夫！というレベルにしないとMARCH・国公立レベルの長文は厳しいです！
要約するとMARCHレベルで単語は落とせないので基本的に単語帳の完成度は１００パーセントを目指してほしいです。日大レベルなら多少単語に漏れがあっても読解力ある人ならフィーリングでいけたりするのですが、MARCHからはそうはいかないです。
単語帳に載っている単語で類推は時間の無駄なので、単語帳の完成度を上げましょう！！
②単語のスピード
これは見た瞬間即答できるレベルにないといけないです。
単語帳で迷って、この単語なんだっけなと思い出しているレベルだと長文で絶対使えないです。なので考えたらアウトぐらいの基準で単語を即答できるレベルにする必要があります。
単語の反射速度で速読できるかどうかが決まると言われていて、速読のいくつかの要因の一つが、単純な単語の反射速度です。
つまりコンマ１秒を競うような感覚で、0.1秒でも縮められるようこだわりを持ち、即答できるくらい単語帳を完璧にするようにしましょう。
③単語帳に載っている単語の関連語の可能性
日大レベルまではそこまでいらないと思いますが、MARCHレベルになっていくと単語帳に載っている単語の関連語の可能性というのが結構出てきます。動詞で載っているけどその名詞形、副詞形が長文で出るという語形変化や類義語・全く逆の意味の言葉だったりなどです。単語帳はいろいろな情報が豊富で、尚且つ入試でよく出るからわざわざ載っているわけで、MARCHレベルだと関連語も必要だが、その前に見出し語を完璧にしないといけないです。
そもそもどこでつまずいているのかを計るために、この人は英語長文『Rules3』をやっているとのことだったので、この『Rules３』のうちわからなかった単語をリストアップする必要があります。長文中にわからない単語があったら、丸をしておいてください。その丸が何なのかというのを単語帳の索引で調べる必要があります。この作業によって、見出し語だったり、関連語だったり、全く載っていない単語だということに気づくことができます。
見出し語だったら今言った１つ目と２つ目である完成度・速度を意識してほしいです！周辺情報だった場合は、その周辺情報を今度覚えにかかり、MARCHレベルの単語の勉強の仕方をしてほしいです！そして、単語帳の索引調べても載っていない未知語は類推していくしかないです。その方法はこの動画でモリテツ先生が説明しているのでぜひ見てみてください
ヒントは周辺や構文にあるので、そう言ったいろいろなヒントを頼りながら類推していく必要があると思います。
もう一つ加えていうことがあるとすれば、未知語を恐れるな！ということです。少しでも知らない単語があったら、長文が読めないのかと言ったらそんなことは全くないです。必ず文脈や論理があるので一部の単語を知らなくても問題はありません。加えて、単語帳に載っていないレベルの単語ならみんな知らないという意味では平等でもあるので、差はつかないわけです！絶対に他のところで差がつくので、長文が読めない原因はそれだけではないのです！
加えて大学受験の問題も難単語を知らないと崩れる作りではないので、『シス単』などで基礎単語の復習を徹底しましょう！！
②英文解釈の対処法
次に文の意味が取れないと言っているので、英文解釈の話をしましょう
英文解釈も何段階かあって、「日大レベルの長文の構文が完璧に取れます『The Rules２』『英語長文ポラリス１』の長文をコピーして、SVOCを振って、全部訳せと言われたら完璧に訳せます、『The Rule３』に入ったときにMARCHの壁で躓いているんです」という人におすすめの参考書が二冊あって、『肘医学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編』と『英文解釈ポラリス１』です
この辺りの英文解釈の本を使って、MARCHの難しめの英文を訳す、解釈する練習をすればいいと思います。
でも僕はその可能性は低いと感じています。僕が疑っているのはさっき言った日大レベルの長文の参考書である『Rules 2』『英語長文ポラリス１』をコピーしてSVOCを振れとか訳してみてと言ったら曖昧なんじゃないかと思っています。日大レベルが完璧ではないんじゃないですか？逆にそこの復習がしっかりで切っている人は『Rules３』にいって新たな解釈とか『肘井の難関大』などを追加せずに普通に進んでいけます。それはしっかり『Rules２』などの復習を徹底していたのです。そうすることによって、その後もスムーズに進んでいけます。なので今できることとしては今よりも難易度が低めの長文の本で５文型を振って解釈の練習をする必要があると思います。ただ解釈の理屈がわかっていない可能性があるので、その場合は『肘井の読解のための英文法必修編』で復習してください。この本で解釈の理屈は全部説明されていて、「Thatの識別・asの識別・強調構文・形式主語の見分け方・倒置」などの英文解釈でみんながつまずきそうなポイントは大体その本に載っているので、それをちゃんと読んで、「こういう文の時はこうするんだ」というのをマスターしてください！でも、長文となると雑になりやすいので「もう少し短めの文で演習がしたい！」「ちゃんと英文解釈の練習がしたい」という場合は『入門英語長文問題精講』や『入門 英文解釈の技術７０』とかの短文・中文３〜５行くらいの文を英文解釈でちゃんと訳していく、１文１文丁寧に読む練習を追加でやってもらいたいと思います。ここをちゃんとやれば文の意味がわからないということはあんまないような気がします。構造がしっかり取れて、その前提として単語も覚えている。これならもう意味はわかります。
③直訳病の対処法
あと可能性としてあるのは直訳病になっているということです。訳したときの日本語がかなり気持ち悪い文になっていて意味が取れない可能性があると思います。そもそも直訳病というのは構造通りにSVOCを振ってそれに基づいて訳出することです。ただそうすると英語と日本語のそもそもの文法の違いから日本語にすると不自然になってしまって日本語の意味として自分の中に落とし込めないまま直訳で進んでしまうのです。そうすると何かが起きるかというと「この文章訳せているはずなのに何言っているんだ？」それは自分の中に意味を落とし込めていないから発生する一つの要因としてあります。直訳をしすぎたせいで間違ったイメージで捉えてしまうことがあります。
しかしこの直訳病には解消法があります。それは、その単語のコアイメージを持つと言うことです。単語のコアイメージを掴むことによって文章に合わせ意味を当てはめることができます。もう一つの解消法はひたすら和訳をちゃんと見るということです。結局色々なやり方はありますが、直訳病は直していく必要があります。それでもコアイメージを掴むのが苦手という人は単語帳の赤の意味以外にも目を向けて、数で勝負するゴリ押しの戦い方もあるのでぜひ試してみてください。つまり単語に触れる数を増やそうということです。少しゴリ押しになってしまうのですが、長文の訳から学ぶほうが健全だと思います。あとは単語帳の中から例文に目を向けるというのは結構有効でこういう場面で使うんだなというその使い方がイメージできると他の文章中に出てきたときにも対応しやすくなるのでどちらかといえばそちらがおすすめです。
直訳病の直しかた
・コアイメージを掴む
・複数の訳を覚える
・例文も確認する
・復習として長文問題の訳をチェックする
今は直訳病の話をしましたけれどもっと根本の話もあります。
SVOC 第五文型ぐらいから怪しいパターンかMARCHレベルで発覚することもあると思っていて「The Rules 1」とかの長文は単語をつないでいけばそんなにSVOCを振らなくても文型・構文を意識しなくても内容は大体フィーリングでわかってしまうのですが、MARCHレベルで詰まることがあって、そうなった場合「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」とか場合によっては「大岩のいちばんはじめの英文法」とかから復習の必要があるなと思います。なので、文の意味がわからないと言ったらもしかしたらそのレベルかもなと感じました。これはたまにあるのですが、SVまではしっかり考えていて、SVO・SVCぐらいまでだったら戦うんだけど、SVOO・SVOCになるとそこの構造を振らないといった生徒が一定数います。５文型をちゃんと見抜けるか？と言われたら結構きついと思います。英語苦手な人ほど「この文５文型だ」とはならず、第４文型（SVOO）と第５文型（SVOC)を蔑ろにしがちだと思います。第４文型・第５文型を疎かにしているとMARCHレベルの長文でつまずいてしまいます！こういった人はさっき言った「大岩のいちばんはじめの英文法」か「英文読解ひとつひとつわかりやすく」を行なっていください。一番のお勧めするのは「英文読解ひとつひとつわかりやすく」です。その辺りをちゃんとやってまず本当に易しい文から復習する必要があるなという風に思います。
まとめ
今回の解決策をまとめると以下のようになります。
単語
①単語の完成度
②単語帳のスピード
③見出し語の関連語なのか
④未知語の類推ができているか
英文解釈
①マーチレベルでつまずいている→
②日大レベルの長文でSVOCが振れるか→
③直訳病になっていないか（単語のコアイメージ 長文の訳の経験から学ぶ）→
単語と解釈はこういったところを中心に復習してほしいなと思います！
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