こんにちは。武田塾日吉校です。
ネットでもテレビでも、日々いろいろな話題が見られますが、
毎年、秋からだんだん寒くなるにつれて、
入試のニュースを聞くことが多くなります。
大学進学を考える高校1年生2年生は、
これと同時に、自分の周辺でも受験の話題が多くなると思います。
そして、気になるのは、
受験勉強はいつから始めるものなのか、
ではないでしょうか。
受験勉強って?
もちろん、定義はありませんが、
実際の入試問題を解く学力をつけること、
と考えていいでしょう。
ふだんの学校の授業も、中間試験や期末試験のテスト勉強も、
学力をつけるための勉強であり、これがあっても高校の勉強です。
ですが、テスト勉強は範囲が決まっていて、
場合によっては出題される問題も半ば決まっています。
多数の教科科目があるなかで、
どうしても目先の対策に走りがちなので、
その場は何とかなっても、
後あとまで残る学力にはなりにくいです。
まずは復習から
教科書の見直しから、
これまでの学習のうち、
基本的な事項で理解や暗記ができていない内容を、
まずは、洗い出すことです。
後あとまで残っている部分がどのくらいあるか確認し、
残ってない部分をもう一度勉強し直すといった具合です。
この時、復習であれば、
まずは学校の教科書や問題集を見直すということになりますが、
学校で以前に使っていた問題集が、
変に難しいものの場合、
復習に使わない方がいいでしょう。
ありがちな難問好き?
ありがちでもないかもしれませんが、
受験勉強を始めるからというので、
「よし、受験勉強だ!」と気合が入って、
いきなり過去問集に行ったり、
難問に当たって受験勉強気分になったり、
という人は、「ちょっと待った!」です。
〇×大学の過去問をやってみて解けたから、
「よし、これで受かるぞ」と思ったり、
の人も、「ちょっと待った!」です。
高2のあなたは、今それをする時ではありません。
或いは、このように気合が空回りしていなくても、
復習だから学校で前に勉強したことをもう一度、
ということで、とりあえず本棚に眠っていた本を引っ張り出して読み出し、
それが『青チャート 数ⅠA』だった、
とかだと、気合空回り君と同じことなので、
やはり、「ちょっと待った!」です。
最初は基本から
受験勉強スタートの段階では、
難問、難関大学の過去問などは解ける必要がなく、
それほど難しくなくても過去問が解ける必要なく、
基本から標準ぐらいのものができていれば大丈夫です。
むしろ、スタート時点では、
この後の勉強が積み上がっていくために、
基礎基本ができていることが大事です。
これがないと始まらないわけです。
というわけで、2年生のうちに、
受験科目の中で基本事項、基礎的な理解ならほぼ完全にできている、
という状態を作っておくことが大事です。
こうなれば、ここから演習問題を解く段階に移れるし、
逆に、こうでなければ、演習問題を解いても効果成果が得られないことになります。
演習問題をどのくらい?
次に、基礎基本ができたとして、
入試の演習問題に当たるわけですが、
それをどのくらいやったらいいのでしょうか。
どのぐらいか、
これは、よくわかりません。
少しで成果を出す人もいるし、相当がんばったけど成果のない人もいます。
成果の程度もあるので、平均して何か月とも言えません。
でも、言えることは、
わからないから早めに始める方がいい、
ということです。
部活動で、
日吉校では、受験相談で教室に来られる皆さん、
特に運動部に入っている皆さんに、
よくお話しすることがあります。
部活動では、なぜ練習するのでしょうか。
例えば、野球部なら、プロ野球中継を見ていれば、
解説者がいろいろ説明しているので、
こういう場面でどんな守備位置がいいか、
こういうタイプのバッターからアウトを取るにはどんな球を投げるのがいいか、
このタイプのピッチャーにはこう打てばいい、
ということが大概わかります。
プロ野球選手ですから、高校生にはいいお手本ですね。
足りなければ、youtube で検索すれば、必要なものが出てくるでしょう。
ですが、これで野球部のみんながうまくなり、
強いチームになるでしょうか。
ビデオ練習(?)は必要なことだと思いますが、
やはり、実際に練習し、練習を重ねて、少しずつ自分もできるようになるわけです。
練習をするわけは、こういうことですね。
部活動も勉強も同じかも?
これ、勉強でも同じことが言えます。
文法や単語、公式を覚えただけ、
つまり知識があるだけで、入試問題がスラスラ解けることはありません。
やはり、運動部の練習のように、実際の問題を解く練習を繰り返して、
少しずつ要領を得ることができ、
勉強ができるようになっていくのです。
演習問題をどのくらい?
もう一度、運動部の話に戻りますが、
では、練習をどのくらいやったら、どのくらいうまくなるか、
最初からわかっていた人がいるでしょうか。
がんばればうまくなるとわかっていても、
何日何か月何時間練習したら、何秒速くなるとか、わかりませんよね。
何秒速くなるという目標を持っている人は多いと思いますが、
それを何か月で達成するという目標を持っている人は少ないです。
むしろ、達成するまで何か月かかってもがんばる、
という場合が多いしょう。
勉強の場合はどうでしょう。
受験生が半年で偏差値を10上げる、つまり半年後の受験で10上の大学に合格する、
という目標を立てている人はいると思います。
でも、実際のところ、半年でそれが可能なのか わかりません。
上がってから、「このくらい上げるのに、このくらいの時間がかかるものなんだ」と、
後でしみじみ思うことはあっても、
何か月がんばったら偏差値がどのくらい上がるかなんて、
上がる前から見通せる人はいないんです。
そう!
見通しがわからないから、
早めに勉強を始めなければならないのです。
これが、いつから、の答えです。
校舎公式LINEはこちら!
URL:https://www.takeda.tv/hiyoshi/