こんにちは、武田塾日吉校です。
生物系で人気があるのは、とにかく獣医学部ですね。
だから、偏差値もかなり高いです。
今回は、獣医学部について、わかることを書こうと思います。
動物のお医者さん
大昔ですけど、『動物のお医者さん』という漫画がありました。
北大の獣医学部をモデルにしたもので、当時なかなかの人気がありました。
このタイトルの通り、獣医学部に行ったら獣医になるというのが、
一般的な獣医学部のイメージでしょう。
街で見かける動物病院の先生ですね。
ですが、実はそうとも限りません。
人間の医学部を出た人は、大半がお医者さんになっていると思いますが、
獣医はそうじゃないんです。
獣医師になるには、獣医学部か獣医学科を卒業して、
国家試験に合格しなければなりません。
だから、獣医師の人は、例外なく獣医学部を出ています。
でも、獣医学部を出た人が必ず獣医になるわけではありません。
動物のお医者さんの他には、
他に、保健所、県の家畜保健衛生所の獣医師、食肉衛生検査所の検査技師、
企業の研究機関などで働いている人も多くいます。
大学の研究者もいます。
動物病院の獣医師の他は、実は公務員の獣医師が多いのです。
でも、そう言われても、ピンと来ないかもしれませんね。
皆さんが聞いたことがありそうなことで言うと、
ニュース報道で、家畜の感染症が発生して、
多くの家畜を殺処分したといったことを聞いたことがあれば、
これに関することを担当するのが獣医師です。
病原の確定の他、殺処分の場にも行くと思うので、なかなかたいへんですね。
ですが、公務員の獣医師は慢性的に不足していて、採用は常にあるそうです。
ただ、保健所以外は家畜が多い地域なので、
地方の暮らしに馴染めることが必須になりますね。
本業(?)の お医者さんは、
人のお医者さんの場合、大小の病院で雇用されて働く場合と、
自分で個人病院を開業する場合があります。
動物のお医者さんも同じなのですが、どこかの病院で雇われている人は多くなく、
個人病院を開業している人が多いようです。
街で見る動物病院はほとんどが個人病院規模ですから、
わかると思います。
或いは、病院をいくつか展開するチェーン店式の病院で働く人はいます。
一方、動物病院自体は、やや飽和気味で、
公務員の獣医師とは事情が違うみたいです。
獣医学部の受験は、
受験生は、まずここから、これが、かなりの難関です。
国立大学で、獣医学部または獣医学科と医学部がある大学を挙げると、
北海道、東京、岐阜、鳥取、山口、宮崎、鹿児島ですが、
このうち東京大学は、獣医学部で単独の入試をしていないので除外すると、
河合塾の難易度ランクで、
中でもびっくりなのが北大で、
医学部が共通テストの得点率86%、二次試験偏差値65.0に対し、
獣医学部のそれが88%と65.0ですから、
なんと人間の医学部より、動物の医学部の方が同じか上
ということになります。
ちょっと信じられませんね!
狭き門
ここまで難しいのは、1つの訳は、
おそらく獣医学部の数が少ないことにあると思います。
国立大学で上記の他に、帯広畜産大学、岩手大学、東京農工大学と、
公立の大阪府立大学、私立大学が6大学のみです。
それぞれ、定員も多くないです。
元もと人気があるところに、枠がないとなれば、難しくなりますね。
しかし、だからこそ意味があるのかもしれません。
6年間動物にかかわる勉強をして、動物にかかわる仕事に就く。
今どき、公務員であれば必ず仕事があるというオマケつき!
こういう職業って、けっこうすごいですよね。
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