こんにちは。武田塾日吉校です。
首都圏の私立大学を受験した皆さんは、今 結果が出ている頃だと思います。
合格だった大学、不合格だった大学、
で、その中に｢補欠合格｣があった人もいるのではないでしょうか。
補欠合格は、
まず、補欠合格という言葉がやや紛らわしいのですが、
一般的に「補欠合格した」「補欠合格だった」というと、
補欠ではあるが受かったという理解されることがあると思います。
ですが、そうではなく、正確には追加合格の候補者になった、です。
なので、最終的に晴れて合格の場合もあるし、そのまま何もなく落ちて終了の場合もあります。
願書等では、補欠合格者が合格することを、
｢追加合格｣とか｢繰り上げ合格｣と書かいている場合が多いです
それから、補欠合格がある大学とない大学があります。
ですが、ないというのは、最初に出した合格以外に、まったく合格がないという意味ではなく、
結果に合格と不合格しかなく、入学辞退者が出て欠員が出そうな場合、
不合格者の中から入試結果順で合格を追加で出すということです。
一方、補欠合格がある大学でも、
これに関する情報を出している大学とほぼ何も出さない大学があります。
情報というのは、追加で合格が決まる時期、補欠数、補欠内の順位、見通し等です。
これ、当事者には かなり重要な情報です。
補欠繰り上げの時期
これがわからないのが、たぶん一番困るでしょうね。
さずがに４月に合格連絡はないでしょうけど、３月のうちはあるかもしれません。
他の大学に、場合によっては予備校に行くことを決め、いろいろ準備を整え終わった頃、
｢あなた合格です｣と来るのですから、うれしいことには違いないでしょうが、
キャンセルをいろいろして、地方の人は契約したアパートも解約でとか、
短い時間にけっこう大変だと思います。
受験案内を見ると、日を決めて発表し、それが１次２次３次と複数回ある場合が多いようです。
さらに、これ以降もあるかもしれないとなっている大学もあります。
慶応大学のように、日が決められてなく追加合格の打ち切り日を３月中頃として、
その告知のみをする方法もあります。
補欠合格者数は、
この公表はないと思います。
のちに入試結果データとして、これを公表している大学はありますが、
合格発表時に同時に補欠合格者数を出している大学は、主要大学を見ても見当たりませんね。
あるのは、補欠合格の順位です。
慶応大学の文系学部のように補欠をランク分けして出している場合もあるし、
日本大学のようにそのまま順位を出している場合もあります。
これなら、自分の順位を見て、少なくともそれだけの数がいるということだけは わかります。
ランクや順位があると、何もないより可能性の目安になり、見通しができますね。
繰り上げ合格の見通し
実際のところ、最も気になるのはこれでしょう。
が、開示している大学はないと思います。電話をしても、教えてくれることはないでしょう。
ですが、大半の大学で前年の入試に関する数値を開示していて、
その中で繰り上げ合格者数を出しているところもあるので、これが参考になると思います。
まあ、見通しの見通しといったところでしょうか。
但し、前年データも、大学が方針としてそうしているなら参考になりますが、
前年が多ければ今年は修正する、といった具合に数を調整することも十分考えられますので、
そうなるとむしろデータと逆のことが起こるかもしれません。
これも、受験の隔年現象になるのでしょうか。
結局どうする？
何も合格がなく、補欠があるだけの人は、これから受けられる受験があれば受けましょう。
でないと、全滅になるかもしれません。
のちの合格の保証がない以上、ないものとして後期出願など次にできることを考えましょう。
いくつかの合格と補欠がある人は、
補欠が一番行きたい大学の場合は、Ⅱ期後期を受けてみる価値があります。
前の試験でギリギリまで届いたということなので、次で攻略できる見込みはあります。
できることはして、手を尽くしましょう。
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