皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
茨城県立高校入試の倍率が発表(志願先変更前)されました!
皆様が出願した高校の倍率はどうでしたか?
志願先変更前なのでこれから変更になる可能性はありますが、低倍率であったらなひとまず安心ですが、予想を超える高倍率になっていた場合は焦りますよね。
もし「志願先を変更したい」と思ったとしたら、どのようにしたらよいのかについても記載しておりますのでぜひご一読ください。
(参考:茨城県教育委員会HP、各高等学校公式HP)
※記載には十分注意しておりますが、もしミスがありました際にはご容赦ください。
入試スケジュール
まずは入試スケジュールの確認です。
<郵送出願>
2月6日(火)、7日(水)、8日(木)
※簡易書留で郵送出願受付期間必着(中学校でとりまとめて発送)
<出願期間>
2月7日(水)・8日(金)9:00-19:00
2月9日(金)9:00-12:00
<志願先変更>
2月16日(金)、19日(月)9:00-16:00
<一般入学>
学力検査:2月28日(水)
特色選抜、共通選抜面接等:2月29日(木)
<合格発表>
3月12日(火)
※第2次募集を行う学校、課程及び学科は、3月12日(火)に茨城県教育委員会HPにて発表
<第2次募集出願期間>
3月13日(水)、14日(木)9:00-16:00
<第2次募集>
第2次検査:3月15日(金)
※令和6年度から、二次募集では学力検査は実施しません。
調査書、面接、実技試験(実技試験を実施する学校のみ)、作文(学校裁量)等で判定します。
<合格発表>
3月19日(火)
※一般入学で募集定員に満たない学校(学科)で実施します
入試方式
茨城県の入試には
1⃣共通選抜
2⃣特色選抜
の2種類があります。
1⃣共通選抜
内申点と学力検査の合計点で合否判定されます。
① 135点/内申点(中1~中3までの通知表の合計)
② 500点/学力検査
A群選抜
学力検査の順位が「募集定員から特色選抜枠の合格者数を引いた数」の80%以内、かつ調査書の評定合計が「募集定員から特色選抜枠の合格者数を引いた数」に入っていれば原則合格となります。
B群選抜
A群以外の合格者を決めるために実施します。
B群は学力検査重視・調査書重視の2つの方法で合格判定を行います。各高校によって異なりますが、基本的には「学力:調査書」の配分は「7:3」です。
2⃣特色選抜
一部学校で、体育、芸術、文化などの分野で優れた資質・実績がある人が対象となります。実技・面接・作文等の試験があります。
<募集人員>
普通科:募集人員の10%~15%程度
専門学科:募集人員の30%~45%程度
<学力検査>
特色選抜に出願した者を含む入学志願者全員に対し行われます。
<合否の判定>
「学力検査」「調査書」「推薦書」、その他必要な書類の内容及び面接等の結果を資料として総合的に行われます。
倍率
2/9(土)正午に発表された倍率です。
普通科のみを記載しております。
2024 全体倍率 |
2024 特色倍率 |
2023 全体倍率 |
2023 特色倍率 |
2022 全体倍率 |
2022 特色倍率 |
2021 全体倍率 |
2021 特色倍率 |
|
土浦第一高等学校 | 1.39 | - | 1.18 | - | 1.19 | - | 1.19 | - |
竹園高等学校 | 1.36 | - | 1.23 | - | 1.42 | - | 1.17 | - |
竜ケ崎第一高等学校 | 1.09 | ※0.90 | 1.15 | 1.29 | 1.12 | 1.25 | 1.16 | 1.40 |
土浦第二高等学校 | 1.34 | - | 1.15 | - | 1.25 | - | 1.22 | - |
牛久栄進高等学校 | 1.22 | - | 1.40 | - | 1.28 | - | 1.29 | - |
藤代高等学校 | 0.94 | 0.93 | 0.89 | 1.00 | 1.18 | 0.79 | 1.07 | 0.79 |
牛久高等学校 | 1.26 | 1.11 | 1.22 | 1.25 | 1.13 | 1.11 | 1.14 | 1.19 |
土浦第三高等学校 | 1.30 | 0.94 | 1.33 | 1.33 | 1.38 | 1.17 | 1.45 | 0.67 |
取手松陽高等学校 | 1.39 | 1.54 | 1.13 | 0.83 | 1.07 | 1.00 | 0.92 | 0.83 |
石岡第一高等学校 | 1.14 | 1.29 | 1.29 | 0.88 | 1.20 | 1.04 | 1.05 | 0.25 |
藤代紫水高等学校 | 0.75 | 0.63 | 1.05 | 0.85 | 1.02 | 1.04 | 0.99 | 1.01 |
取手第二高等学校 | 1.22 | 0.42 | 1.50 | 1.08 | 1.28 | 0.88 | 1.44 | 1.21 |
竜ヶ崎第二高等学校 | 0.95 | 0.08 | 1.05 | 0.33 | 1.09 | 0.50 | 1.13 | 0.25 |
※竜ケ崎第一高等学校の特色倍率は(体育)を記載しています。
土浦第一高等学校は、毎年1.2倍以下のことが多かったのですが、定員が削減されたこともあり今年は倍率が跳ね上がりました。
「一高が難しそうだから、1ランク下げて竹園にするか」と思っても、竹園高校も例年より高めとなっているので厳しそうですね。
また、竹園高校志望の方が土浦第ニ高等学校や牛久栄進高等学校に下げることも考えられるので、この2高校を第一志望としている方は、さらに激戦が予想されます。
例年高倍率となる高校
高校名 |
竹園高等学校 |
竜ヶ崎第一高等学校 |
牛久栄進高等学校 |
土浦第二高等学校 |
土浦第三高等学校 |
取手第二高等学校 |
出願先の変更について
「自分が出願した高校の倍率があまりにも高いので出願先を変更したい」という方もおられるでしょう。
もちろん可能ですが、ただし変更は1回限りです。また手続きは少し煩雑になりますのでご注意ください。
他校への出願先変更の手順
志願先高等学校の変更を希望する場合は、令和6年2月 16 日(金)および2月 19 日(月)(午前9時から午後4時)の志願先変更期間内において、次の手続により、1回に限り志願先(志望先)を変更することができます。
また、この期間内に特色選抜への志願を取りやめたり、新たに特色選抜に志願したりすることができます。
出願先変更の手順
まずはじめに中学校の担任(不在の場合は学年主任、教頭、校長など)に電話をします。
(1) 志願変更者は、志願変更届に、すでに交付された学力検査受検票を添えて、中学校長を経由して旧志願先高等学校長に提出します。
(2) 前記(1)の書類を受理した旧志願先高等学校長は、志願取消証明書を志願変更者に交付します。
(3) 志願変更者は、新たに入学願書を作成し志願取消証明書を添えて、中学校長を経由して新志願先高等学校長に提出します。この際、中学校長は新たに作成した調査書を併せて提出します。
なお、特色選抜に志願する方は、併せて志願理由書を提出します。
(4) 前記(3)の書類を受理した新志願先高等学校長は、志願変更者に、新たに学力検査受検票を交付します。
(5) 全日制課程から全日制課程、全日制課程から定時制課程及び定時制課程から定時制課程への志願変更については、新たに作成する入学願書に入学者選抜手数料分の茨城県収入証紙を貼る必要はありませんが、定時制課程から全日制課程への志願変更に限り、差額分1,250 円に相当する茨城県収入証紙を所定の欄に貼る必要があります。
変更するかどうかは慎重に検討して
志願先の変更は2月16日(金)、2月19日(月)9:00-16:00となっていますが、これは中学校の先生が高校に手続きをする日なので、「志願変更届」は早めに記入する必要があります。また提出後も書類に不備があった場合は中学校に行く必要があるので、志願先を変更すると決めた場合はいつでも中学校と連絡が取れるようにしておきましょう。
出願先変更は手続きの煩雑さから、中学校の先生からは出願時に「変更することのないよう、しっかり考えて志望校を決めなさい」と言われているようです。
合格最低点はどれくらい?
問題の難易度によっても違うので正確な数値ではありませんが、おおよその目安として見ていただければと思います。(平均点等、年によってかなり変動があります)
特に、土浦第一高等学校については、今年の倍率が例年になく高くなりましたので、合格最低点はもっと高くなる可能性があります。
高校名 | 合格最低点(目安) |
土浦第一高等学校 | 430~445 |
竹園高等学校 | 390~415 |
牛久栄進高等学校 | 355~380 |
藤代高等学校 | 300~325 |
牛久高等学校 | 290~315 |
土浦第三高等学校 | 275~300 |
石岡第一高等学校 | 260~285 |
まとめ
茨城県県立高校の倍率が発表されましたがいかがでしたか?
今年は例年よりも1.2倍を超える高校が多く、特に土浦第一高等学校、竹園高等学校、土浦第ニ高等学校は激戦となりそうです。
「思っていたよりもかなり高かった。どうしよう…」
そんなふうに戸惑っている方もおられるでしょう。
諦めずにチャレンジするか、安全策をとって1ランク下げるか悩むところではあります。
そのお気持ちもわかりますが、ここで自分が入りたいと決めた第一志望を諦めてしまうと
「やっぱり受験しておけばよかったな」
とあとで後悔することになるかもしれません。
例え倍率が高くても、入試は何が起こるかわからないもの。
安易にランクを下げるのではなく、もう一度よく考えてみてください!