皆様こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
前回に引き続き「留学しやすい大学」についてお伝えしたいと思います。
今回は日本学生支援機構のデータをもとに算出した「留学しやすい大学ランキングTOP20」に入った私立大学(主に関東地方)を中心に調べました。
<ご注意>
(1)留学期間が長期(1年前後)に亘るプログラムについて調べました。(1ヶ月未満の短期プログラムは除く)
(2)学生交換協定を締結している協定校について調査しています。(個人留学などは除く)
(2)調べるにあたって各大学の公式HPに記載されている情報をもとに調査しましたが、情報が掲載された時期についてはまちまちであるため、数値にばらつきがあることも考えられます。特に新型コロナウィルス関係により一時期留学者数が激減したので数値の変動は大きくなると予想されます。予めご了承ください。
早稲田大学
偏差値 | 70.0~62.5 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 9469人 ランキング1位 |
海外協定国数 | 約80カ国 |
海外協定大学数 | 約600校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約35%)、ヨーロッパ(約35%)、アジア(約25%)、その他(約5%) |
留学が必須が学部 | 国際教養学部 |
国際教養学部では学部での共通言語が英語であり、ほぼ全ての講義科目が英語で行われています。Study Plan1(SP1、日本語が母語の学生)の学生は1年間の海外留学が必修となっています。留学先は英語圏・非英語圏に限らず、自由に地域・国を選ぶことができます。
この他にも
・2 ~ 8 週間ほどの語学研修や文化体験プログラムから海外大学の学位を 1 ~2年かけて取得するダブルディグリープログラム
・教養重視の少人数制クラスのリベラルアーツカレッジ
・大規模大学や名門大学への交換留学
などとても多彩なプログラムが充実しています。
慶應義塾大学
偏差値 | 72.5~60.0 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 4586人 ランキング10位 |
海外協定国数 | 約30カ国 |
海外協定大学数 | 約143校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約25%)、ヨーロッパ(約50%)、アジア(約20%)、その他(約5%) |
留学が必須な学部 | なし |
慶應義塾大学が海外の大学と締結した全学レベルの学生交換協定に基づき実施する留学プログラムです。
1年間、世界トップレベルの協定校で大学生活が体験できます。
明治大学
偏差値 | 65.0~55.0 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 5900人 ランキング5位 |
海外協定国数 | 約57カ国 |
海外協定大学数 | 約367校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約20%)、ヨーロッパ(約30%)、アジア(約49%)、その他(約1%) |
留学が必須な学部 | なし |
留学が必須条件ではありませんが、洗練された国際感覚を身につけるため国際日本学部では海外留学に力を入れており毎年200名近い学生が留学しています。数週間の短期プログラムから半年~1年の長期留学まで、学部独自のプログラムが充実しています。
立教大学
偏差値 | 65.0~55.0 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 4652人 ランキング9位 |
海外協定国数 | 約45カ国 |
海外協定大学数 | 約237校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約30%)、ヨーロッパ(約30%)、アジア(約32%)、その他(約8%) |
留学が必須な学部 | 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科、経営学部国際経営学科、Global Liberal Arts Program (GLAP) |
異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科:2年次後期に、原則全員が半期の海外留学研修に参加します。
経営学部国際経営学科:1年次の夏季休業中に3週間の海外研修プログラム「Overseas EAP」に参加します。
Global Liberal Arts Program (GLAP):2年次の秋学期から3年次の春学期までの1年間、全員がGLAP生のために選ばれた海外の協定校に留学します。
青山学院大学
偏差値 | 65.0~52.5 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 230人 ランキング20位 |
海外協定国数 | 約40カ国 |
海外協定大学数 | 約170校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約40%)、ヨーロッパ(約32%)、アジア(約20%)、その他(約8%) |
留学が必須な学部 | 地球社会共生学部 |
地球社会共生学部では「留学準備セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ」が実施され、学部間協定校留学の制度や留学先地域・大学に関する基礎知識を含め、留学生活に必要な知識を学び、アジア地域の大学(タイ2大学、マレーシア3大学)への半期以上の留学します。
法政大学
偏差値 | 65.0~52.5 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 3841人 ランキング11位 |
海外協定国数 | 約18カ国 |
海外協定大学数 | 約49校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約22%)、ヨーロッパ(約43%)、アジア(約29%)、その他(約6%) |
留学が必須な学部 | 国際文化学部、法学部 |
学部を問わず、2・3年生の応募者の中から選考のうえ、3・4年次に奨学金を支給し、各協定大学に1年間か半期派遣する法政大学独自の留学制度です。 オーストラリア、韓国の大学へは春学期入学、その他の大学は秋学期入学の募集です。
芝浦工業大学
偏差値 | 60.0~47.5 |
学生派遣人数 | (2016~2021年度累計) 5039人 ランキング7位 |
海外協定国数 | 約25カ国 |
海外協定大学数 | 約61校 |
留学先地域 | 北米・中米・南米(約17%)、ヨーロッパ(約60%)、アジア(約23%)、その他(約1%) |
留学が必須な学部 | なし |
まとめ
日本学生支援機構(JASSO)の「日本人留学生留学状況調査結果」(2016~2021年度累計)のデータを基に、今回ランキングに選ばれた大学について詳細な調査を行いました。総合的に見て、海外留学が必須とされている大学はやはり留学生の数も増加しています。また特筆すべきは芝浦工業大学が理系単科大学にもかかわらず、積極的に海外留学を奨励している点です。
海外留学に興味をお持ちの方々に対して、志望校を選ぶ際にはどのような海外留学プログラムが用意されているのかなども検討材料に加えてみることをおすすめします。留学は個人の成長や視野の拡大に大いに寄与し、異なる文化や環境での学びは将来のキャリアや人間形成において非常に貴重な要素となることでしょう。