皆様こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
今回は「勉強の邪魔になる友人」についてお伝えしたいと思います。
人は集団に流されやすい生き物であるため、勉強ができるようになるためには、自分がどのような集団に所属しているのかも大きな要素です。
どんなに良い友人でも勉強の邪魔をする人とは距離を置いたほうがよいです。では勉強の邪魔をする友人とはどのような人なのか具体的に見ていきましょう。
1.「勉強やらない自慢」をしてくる友人
中学生や非進学校に通っている方に割りと多くいるのが「俺ぜんぜんテスト勉強してないし」と言う人。それが「勉強したけれどもテストの成績が悪かったらカッコ悪いので、保険をかける意味でやってないって言う」のであれば問題ないのですが、実際にやっていないのであれば問題アリです。
そしてそういう人間ほど人が一生懸命勉強しているのをひやかし、小バカにするのです。
あなたの周囲は「必死に勉強するのはカッコ悪い」という雰囲気になっていませんか?
自分がやらないのは自分に跳ね返ってくるだけなのでまだいいのですが「他人の努力を嘲笑う」のであれば害でしかありませんので、そういう友人とは距離を取りましょう。
進学校では「勉強をやらないほうが恥ずかしい」風潮➡だから成績が上がる!
茨城県にあるとある進学校では、実際、勉強をしない友人に対して「え?なんで勉強しないの?」と言うようです。進学校の生徒にとって、勉強は「将来なりたい職業につくための手段」です。勉強の目的が明確であるため、彼らにとっては高校受験はもちろん、大学受験も通過点でしかない。だから友人が勉強をしないのが不思議なのです。
また「目標のある勉強は苦ではない」「仲間と一緒に勉強しているから孤独ではない」という雰囲気が学校全体にあるので勉強をしていることを隠すなどという愚かなことはしません。それゆえ、生徒は通学時間はもちろん、休み時間でも単語帳を開きます。高校3年生になると昼休みも食事を済ませたらすぐに机に向かって勉強を始めます。これらはすべて自主的に行っているものであり、教員が指図をすることはありません。
つまり進学校に通っているから頭がいいのではなく、勉強をする環境が整っているからこそ成績が伸びているのです。もちろん県トップ校なので一部の最上位生徒は「一度教科書を読めば全て理解してしまうというレベル」の方もいますが、ほとんどは努力を積み重ねて勝ち得た最難関大学合格です。
進学校とか非進学校とか関係なく、勉強時間の長短が大学合格に大きく関わっていると言えるでしょう。よって勉強の邪魔をするような友人とは自然と距離を取ったほうがよいのです。
2.他責思考で愚痴の多い人
自分の成績が上がらないのを
「先生の教え方が悪い」
「参考書の解説がわかりにくい」
「いい塾が家の近くにない」
など環境のせいにしていませんか?
変えようがないことをグチグチ言うのは無駄ですし、他の人の意欲も下げてしまうことになります。
例え環境が悪かったとしてもそれをいかに克服するか、が重要なのです。それは受験勉強に限ったことではなく、今後社会人になったときにも問われる力です。自分の置かれた環境を嘆くのではなく、よりよくするためにはどうしたらよいのかと試行錯誤をして前進する力を身に着けてほしいものです。
よってそういうことでいつまでもグチグチいう友だちに引きずられることなく、自分は逆境をバネにする力を持って勉強に励んでください。
3.一緒に勉強するのに向かない友人
カフェなどで友達と一緒に勉強をしたいと思っていますか?確かに「好きでもない勉強を一人でやるには心が折れるけれども友人とならやり遂げられる」という考えもありますが、友人のタイプによっては勉強が捗らないこともあるので注意が必要です。
一緒に勉強をするのに向かない友人とは
①勉強中頻繁に話しかけてくる人
自分が集中して数学の問題を解いているのに、隣で「この文法、わからなくて~」としきりと質問してくる友人はいませんか?せっかく思考がまとまりかけていたのに集中力が途切れてしまってもったいないですね。
でもまだそれが勉強の話題ならまだいいのですが
「ねえねえ、のどかわかない?ドリンクバー行こう!」(→自分ひとりで行け!)
「あの店員さん、かわいいー」(→今それ重要?)
「ねえ見て、この動画おもしろいよ!」(→は?!勉強しないで何みてんの?)
というように、本当に勉強と関係ない話題を頻繁にしてくる友人は要注意です。
②スマホをしょっちゅういじっている人
高校生のスマホ所持率は97.3%(2022年)となり、ほとんどの高校生が所持しているようです。また高校生の平均利用時間は345分(5時間45分)で、高校の授業時間と同じくらい使用していることがわかりました。
(参考:令和4年度 青少年のインターネット利用状況|総務省)
高校生はスマホを使って「動画視聴」「ゲーム」「友人とのコミュニケーション」「情報収集」などを行っているようです。でも進学校の生徒など目標を持って勉強している人は
・リビングに充電器を置いて、自室にスマホを持ち込まない
・休憩のときしかスマホを見ない
など自制しているようです。しかし友人と一緒に勉強をしているときに、友人が常にスマホを見ているような人だったらどうでしょう。自分だって触りたくなってしまいますよね。なのでスマホ中毒の友人とは距離を置いたほうがよいでしょう。
4.自分の志望校を見下す人
早慶を目指す友人が「え?MARCH志望なの?(半笑い)」と言ってきたり、MARCH志望の友人が偏差値50くらいの友人に「今まだそんな簡単な参考書やっているの?」と言ってきたり…
そんなの余計なお世話!
自分が決めた目標に対してケチをつけてくるような友人はもはや友人ではありません。そのように人を見下すことでしか自分の存在を認められないような心の貧しい人とは距離を置きましょう。
自分の夢を嘲笑うような人の言葉は信じない、気にしないこと、これが重要です。
他人の言葉に惑わされないで
早慶を目指す人が使う参考書、MARCHレベルの参考書、日東駒専レベルの参考書等、それぞれ自分のレベルに合ったものを使わないと勉強をしても意味がありません。つまり、背伸びをして難しい参考書に手を出しても、基礎ができていなければバツのオンパレードで、しかも解説を読んでもさっぱり意味がわからず時間を無駄にしているだけです。
自分よりも上位の大学を目指す友人が優越感から「この参考書がいいから使ってみなよ」などと言ってきてもスルーすることが重要です。
大事な友人を失わないために
今まで「勉強を阻害する友人とは距離をとれ」をお伝えしましたが、それは勉強に対するスタンスが違うだけであって、勉強以外ではとてもいい友人だと思うのです。なので
「自分は第一志望に受かりたいから、真剣に勉強したい」
と友人に自分の気持を真摯に伝えてみてはいかがでしょう。
【勉強をするときのルール】 ・勉強のときは集中したいから、話しかけるのは休憩時間のときだけにする ・「今日はここまで終わらせる」とお互いに宣言をする ・スマホはできるだけ触らない |
このように取り決めをすることで、友人もあなたと一緒により高いレベルに行くことができます!
まとめ
公立進学校では「勉強館」というものがあって、朝から夜まで勉強できるスペースを提供していますし、私立進学校では特別進学コースの人は20時頃まで学校に残らせています。つまり、本来であれば勉強は孤独でつらいものですが、それを「全員で勉強を乗り切ろう!」「受験は団体戦」という雰囲気にすることで、最後まで頑張れるようにしているのです。
なので友人同士で勉強をすることはとてもよいことだと思います。
お互いを高めあえる友人と一緒に勉強することで、第一志望大学に合格できるようがんばってください!