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【高校生からの就活①】部活参加で大学時代の就活が有利になる?!

皆様こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。

今日は、高校時代にできる大学生の就職活動についてお話します。……と書くと、

「え?行く大学もまだ決まってないのに、いきなり就活?!」

「さすがにそれは気が早すぎ!」

と思っている方も多いはず。確かにおっしゃる通りなのですが、実は就職活動のベースは、すでに高校生のころから始まっているのです。つまり、高校時代のあなたの行動次第で、就職活動を有利にするか、不利にするか、大きく左右されると言ってもいいでしょう。

今高校生である皆さんは、ほんの少し意識を変えるだけでこの先に人生が大きく変わるので、今回は主にエントリーシートに即した内容について、ご説明したいと思います。

 

エントリーシートとは

エントリーシート(ES)とは、就職活動の際、企業に提出する応募書類のことです。面接の時の参考資料となる他、書類選考の資料として使われることも多いようです。

エントリーシートの内容で第一次選考に合格するかどうかが決まるので、人となりを知ってもらうために丁寧に仕上げる必要があります。

 

どんなことを書くの?

基本的な質問内容は、志望動機、入社したらどのように活躍したいか、能力、学生時代の経験などです。学歴や資格なども記載しますが、性格や思考を問う質問も多いようです。

 

学生時代の経験とは

エントリーシートでよく質問されるのが「学生時代の経験」です。

例えば以下のような質問が多く聞かれております。

・学生時代に頑張ったこと

・今までに一番困難だと感じた経験と、それをどう乗り越えたか

・今までで一番大きな成功体験と、それに至るまでの行動

・どのようなことに挑戦してきたか

・挫折した経験と、そこから学んだこと

・クラブ・サークル活動での自分の役割

・自ら学び考え、行動した経験を教えてください。

・他者を巻き込み、リーダーシップを発揮した経験

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現在も継続して頑張り続けているか

この「学生時代」というのは、基本的には「大学」のことです。よって基本的にはここに高校時代のことばかり記入してしまうと

大学時代には何も経験していないのかな」

「高校のころはやっていたけど、今やっていないということは飽きっぽいのかな

と思われてしまいふさわしくありません。

そう書くと

「高校時代の部活動とか関係ないなら、やってても意味ないよね」

と思われがちですが……それは違います!

「今も継続して頑張り続けている」場合は「持続力がある」とみなされ、かなり高いアピールポイントとなります。

 

特別すごいエピソードでなくてもOK

エントリーシートで評価されるのは

・運動部で全国大会に行った

・文化祭実行委員長をしていた

・海外留学をしていた

・英語スピーチコンテストに出場した

など、何か人よりも優れたものがないとダメなのかな…と思いがちですが、そんなことはありません。

高校の部活動で華々しい成績を残せなくても、「チームワークの大切さを学び最後まできちんとやり切った」という経験だけで十分評価に値します。それは文化部でも同じです。

また、部活でなくても、委員会活動(文化祭や体育祭実行委員会など)でももちろんOKです。

重要なのは、人ときちんと関わり成長してきたということ。企業はどれだけ人とかかわってきたのか、いわゆるコミュニケーション力があるかどうかを見極めているのです。

 

単なる「自慢話」にならないように

ここで気をつけたいのは、単なる自慢話で終わらないこと

「私はアメリカに短期留学しました」で終わってしまっては、面接官に「……で、君はいったい何を学んだの?」と思われてしまいます。

「〇〇をやりました」ではなく「〇〇から△△を学びました」というように話をもっていかなければなりません。なぜなら仕事というのは一人で行うものではなく、チームワークを非常に大切にします。そこで企業は「その強みがビジネスにおいて再現性されるものか」を重視しています。

あなたの学んだことが会社にとってどう活かされるのか、そこに企業は注目しています。

 

「偏差値の高い大学に入れば問題ない」と考えている方は要注意

進学校に通っておられる方の中には「授業についていくのが厳しいから部活は入らない」という声も聞かれます。また「部活なんてやってるヒマがあったら勉強して、いい大学に行って、立派な学歴を持っていれば就職活動は楽勝」なんて思っている方がおられたら、それは違います。

もちろん企業は優秀な人材がほしいです。その「優秀」には学力も含まれますが、それだけでは社会は通用しません。

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学力優秀な生徒=ガリ勉ではない!

茨城県でトップの県立進学校では、修学旅行がありません。その理由を先生に聞くと、「100年前の生徒が京都のお寺に落書きをしたから、それ以降廃止となった」と言われたようです。真偽のほどはわかりませんが、実際のところは授業時間が減るのは好ましくない、といった内情があったように思います。そこだけ聞くと「勉強ばっかりさせられてかわいそう」と思われるかもしれませんが実際はかなり違います。

 

自主性を重んじ、生徒は行事に積極的に参加

自主性を重んじるこの高校では、球技大会、運動会、文化祭などの行事は全て生徒が取り仕切り、先生は口を出しません。それらの大きな行事を仕切るには時間もかかり、特に文化祭は1年間かけて準備が行われています。

また合唱祭など、一見、高校生が「かったるい」と思いがちな行事でさえ、皆真剣に取り組むそうです。

優秀な生徒は学業だけでなく全てのことにおいて「努力する」「負けず嫌い」な生徒が多いようです。

つまり「やらされている」のではなく「自ら工夫して楽しみを見つける」のが上手なのでしょう。だから何事にも真剣に取り組めるのです。

こういった活動を行うと時には意見が対立したり、それを仲裁する側に回ったりという経験をすることになります。それが心を成長させ、そういった経験をしてきた人を企業は求めているのです。

 

何か興味のあることに参加しよう

別に委員長にならなくても、何かに真剣に打ち込んだという経験があればよいのです。今ここで何もせずダラダラ過ごしてしまうと、大学に入ったあとも同じような生活をしてしまうかもしれません。そうならないためにも、自分が興味をもったものに参加してみましょう!

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まとめ

念のために申し上げておきますが、

「就職活動に有利になるから部活に入りなさい」

という事が言いたいわけではありません。

まだ10代のみずみずしい感性をもったこの時期に、ただぼんやりと高校生活を過ごすのは本当にもったいないです。心から笑ったり、楽しんだり、冒険したり、時にはケンカをしたり泣いたりと、色々な経験を積んでほしいです。

企業は好奇心旺盛な人、探求心のある人を求めています。様々な経験を経たした人の話す言葉には説得力があり、自信に満ち溢れています。そういったオーラが就職の面接官の心をとらえ、「この人の話をもっと聞きたい」という気持ちにさせるのです。

それは大学時代だけで培われるものではありませんので、ぜひ今から、自分の興味のあるものに積極的に参加し、「自分磨き」をしてもらえたらと思います!

 

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