皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
近年、大学入試は多様化しており、志望校合格をつかむためには各自、自分に合った入試方法を見つけることが重要になっています。
そこで今日は
・2022年のスケジュールの確認
・主に1月に行うべき作業と要注意ポイント
についてお話したいと思います。
大学入試の流れ
大学入試には一般方式、学校推薦型選抜、総合型選抜の3つがありますが、今日は一般選抜の流れをみていきましょう。
スケジュール
黒字…国立大学・私立大学共通
青文字…国立大学
緑文字…私立大学
(※入試日程は急遽変更となる場合がありますので、HPなどで最新情報をご確認ください)
2021年
5月頃~ 7月末 (国)(私)選抜方法・入試科目等発表
8月~12月中旬 (私)大学ごとに「募集要項」(願書)が発表・配布
9月上旬 (国)共通テスト「受験案内」配布
9月末~10月上旬 (国)共通テスト出願受付
11月 (国)(私)自宅から遠いところを受験する場合にはホテルの予約
(共通テストの結果次第で受験校が変わる場合は、それぞれホテルを予約する)
11月中旬 (国)(私)証明写真の撮影
~12月中旬 (国)大学ごとに「募集要項」(願書)発表・配布
12月中旬 (国)(私)高校に調査書作成を依頼、受験校決定
2022年
1月
1月上旬 (私)一般選抜(共通テスト利用入試を含む)出願受付
1月15日(土)16日(日) (国)大学入学共通テスト(本試験)
1月17日(月) (国)共通テストリサーチに自己採点結果を提出
1月19日(水)頃(国)共通テストリサーチの成績開示
1月24日(月)頃(私)出願を締め切る大学が出てくる
1月24日(月)~2月2日(水)(国)個別(二次)試験出願受付
1月29日(土)30日(日)(国)大学入学共通テスト 追試験
1月下旬~ (私)一般選抜
2月
2月上旬 (私)一般選抜合格者発表(試験日の4日後~10日後くらい)入学手続き
2月上旬~3月下旬 (私)追加合格発表
2月下旬~3月下旬 (私)後期試験や二期募集
2月25日(金)~ (国)前期日程試験
3月
3月6日(日)~3月10日(木) (国)前期日程合格発表
<国立大学合格の場合>
~3月15日(火) 前期日程入学手続き
<国立大学不合格の場合>
3月12日(土)以降 後期日程試験
3月20日(日)~3月24日(木) 中・後期日程合格発表
3月下旬~4月上旬 (私)後期・二期募集の合格発表・入学手続き
要注意ポイント
年明けすぐに出願準備を
1月上旬 (私)一般選抜 出願
インターネット出願を行っているところが多いので出願書類を入手する必要はありませんが、必要事項をPCで入力したあと、その書類をプリントアウトして各大学に送付する必要があります。プリンターが壊れている、インクが切れた…なんてトラブルが発生しないとも限らないので、早めにご用意したほうが無難です。年明けの、ちょっと気が緩みがちな日にこういった作業をするとよいでしょう。
出願締め切り日は特に注意
共通テスト利用入試を行っている大学の場合、その形式のみ共通テストの前日が締切日となっていることもあるので、締切日(当日消印有効なのか必着なのかも含めて)に細心の注意を払いましょう。
1月15・16日 (国)共通テスト
帰宅後すぐに自己採点を行います。1日目が終わったあと、速報で解答が出回りますが、2日目が終了したあとに全科目まとめて採点するほうがよいでしょう。(もし1日目が思うような点数を取れていなかった場合、そのダメージを引きずってしまってはいけないので)
1月17日
共通テストリサーチ
共通テストリサーチに提出をします。
武田塾の生徒の場合は「西北出版 大学入学共通テスト自己採点」への登録を推奨しています。
また、Kei-Net(河合塾)や東進合否判定システムなどに登録をすれば、自分が書いていない大学の判定も出ますので、ぜひ複数の登録をおすすめいたします。(判定が同じとは限りません)
1月20日ごろ
リサーチ結果表が返却されたら、その判定を基に出願校を決めます。
判定があまりよくなかった方は
このリサーチ判定は、「第一志望にしている方の中で自分はどの位置にいるか」を示しているので、通常の模試の判定よりもかなり正確に出ています。よってこの判定がC以下の方は、個別試験でかなり挽回しないとキツイでしょう。(共通テストの割合が高い学校ほどそれはきつくなります)
とはいえ、自己判断は禁物です!学科を変更すればその大学に受かる可能性が高まるなど、まだまだ打つ手はたくさんあります。こういうことは自分だけで判断するよりも、他人に客観的にみてもらったほうがよいので、学校や塾の先生など誰か相談にのってくれる人に面談を申し込みましょう。
私立大学の出願
共通テスト利用以外の私立大学の受験校を最終決定し、出願します。1回の申し込みでいろいろな受験方法に申込みできる大学が多いのですが、調査書は1枚でいいのか等、よく調べてから発送するようにしましょう。
またHPなどをよく調べてから対処し発送するのが基本ですが、時間がない場合には各大学の問い合わせ窓口にお電話するととても丁寧にご回答してくださいます。曖昧なまま送付してしまい不備があった、ということにならないよう気を付けて発送したいものですね。
1月24日~2月2日(日)
出願校決定
国公立個別(二次)試験に出願します。
出願開始日から2-3日経つと、大学のHPに出願人数が掲載される場合が多いので、そちらを見てから決めることもできます。(特に出願時に第二志望、第三志望を決める大学であれば、少し他の方の動向を見てから出願するという方法もあります)。
ただし注意してほしいのは、願書を郵送する場合は必ず日数に余裕を持たせること。「うちの地域から速達で出せば絶対に翌日に到着するから大丈夫」などと思っていても、速達には翌日に必ず到着するという保証はどこにもありません。よって締切日よりも3~4日くらい前には到着するくらいの余裕をもって投函しましょう。
ホテルの予約キャンセル
出願する大学が決まったら、宿泊しないホテルは即キャンセルをしましょう。「出願校選定したらほっとしちゃって、キャンセルするのを忘れてしまってキャンセル料を支払った」なんてことにならないように気を付けてくださいね。
予約しているホテルに電話
実際に宿泊するホテルに電話をして、加湿器や電気スタンドの貸し出しをお願いしましょう。加湿器は乾燥しがちなホテルには必須ですし、ホテルの照明はダウンライトが多く、勉強をするには暗いこともあります。これらの備品を貸出するホテルは多いですが数に限りがあるため、事前に連絡して予約しておくとよいでしょう。
まとめ
願書出願などは本当に気を使う作業なので(登録科目を間違えてしまうと受験できません)、お正月などちょっとゆっくりとした日にするとよいでしょう。
自分は勉強で忙しいから登録はご両親にお任せ、とはせず、最後はご自身で確認することも重要です。
また例え共通テストリサーチの結果が思わしくなくても、信頼のおける先生に相談することで希望は見えてくるので、必ずどなたかに相談をしましょう。
共通テストまであとほん少しですが、悔いの残らないようがんばってください!