皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
学校で行われる三者面談は、お子様の将来を決める上でとても重要です。
でも、先生との会話が弾まずに
「言いたいことがあまり言えなかった」
「予想外のことを言われて頭が真っ白になり何も言えず帰ってきた」
なんて方も時折いらっしゃいます。
そのようなことにならないよう、事前の準備をしっかりとして三者面談に臨みたいものですね。今日は三者面談を行う際に気を付けておきたいことをご説明いたします。
三者面談の目的
三者面談は「お子様が進みたいと思っている進路に行くためにはどのようにしたらよいか」について話し合う場です。学校によっては、保護者様との三者面談の前に先生と生徒による二者面談を行っているところもあります。そうなると、先生は先にお子様の意見を先に聞いているので、今度は先生と保護者様がメインで話し合う場となります。
三者面談までに準備しておきたいこと
1.成績の把握
定期テストの結果と模試の成績表は、最低限目を通しておきましょう。また推薦入学を考えている場合は、通知表も必要となります。推薦入学をしたいと少しでも考えている場合は、各学年の終わりに通知表が配布されたら、コピーをとっておくことをおすすめします。
通知表については、定期テストの成績がきちんと取れているにも関わらず評価が悪い場合には、その理由を先生に伺い、改善点があれば教えてもらうとよいでしょう。(担任の先生の担当教科ではなくても質問をすれば何かしらのアドバイスがもらえると思います)
2.ご家庭で進路について具体的に話し合う
まずはお子様のご希望をしっかりと聞きましょう。
事前に話し合っておきたい事項
・文系or理系
・国公立or私立
・希望する学部学科
・自宅通いor一人暮らし
・奨学金 借りるor借りない
・将来の職業
例えば、牛久市在住のご家庭で、お子様(女の子)が
「私立理系、一人暮らし」を希望されたとします。
牛久市からですと自宅から通える大学はかなりありますので、保護者様は「一人暮らしは金銭面もかかるし、女の子なのでやっぱり心配。できるだけ自宅から通えるところに行ってほしい」と思うかもしれません。
でも「反対って言っていいのか…特に金銭面のことはあまり子供に心配かけたくないから言わないほうがいいのかな」と思う方もおられるでしょう。
気になることはお互い包み隠さず話し合おう
そんなふうに遠慮してしまって言わないでおいて、直前に「やっぱり一人暮らしはダメ」なんて言われたら、お子様はどう思うでしょう。最後の追い込みで精神的にもキツイときに、最大の理解者であるご両親からそのようなことを言われたら本当につらいです。
言わなくてはならないことはなるべく早く伝え、親子でしっかりと話し合いましょう。
奨学金についてきちんと説明を
高校3年生になると、奨学金の説明が学校からされると思います。金銭面の問題なら奨学金を借りるという選択肢もあります。ただ借りる際にはメリット・デメリットをきちんとお子様に説明する必要があります。借りる金額が大きければ大きいほど返済が大変になるということを理解してもらった上で、借りるかどうか検討してください。
将来なりたい職業があるお子様には
「将来〇〇になりたい」という希望があれば、
・なぜその仕事に就きたいのか
・その仕事に就くにはどのようなことを学べばいいのか
・そのためには何学部何学科に行くのがいいのか
と、逆算して計画を立てていくとよいでしょう。
また、その学部学科に関する資料を取り寄せておくと、さらに詳しい情報が得られてより目標が明確になりますし、面談の際にも具体的は話し合いができます。
将来なりたい職業がまだ決まっていないお子様には
大学のオープンキャンパスや、高校生を対象としたインターンシップを開催している企業がありますので積極的に参加しましょう。また海外短期留学に行って、様々な刺激を受けることもとてもよい経験になると思います。
3.受験の仕組みを理解する
共通テストの導入に伴い、近年、大学受験制度は目まぐるしく変化しています。もちろん面談時に先生からも説明があると思いますが、事前に自分でも学んでおくと
・先生のお話をすぐに理解できる
・先生の提案を受けるかどうかその場で判断できる
・さらにふみこんだ質問をすることができる
・受験制度の説明が短くなり、その分他のお話ができるので時間を有意義に使える
といったメリットがあります。
ご注意いただきたいのが、ご自身の受験期の記憶を頼りに、もしくはお子様のお兄様、お姉様の時の現在の受験システムで考えること。ほんの数年前の受験システムでさえ過去のものとなっているというのが現状ですので、保護者様にはぜひ最新情報をチェックしていただくようお願いいたします。
4.話す内容を整理しておく
面談の時間は20~30分というところが多いようです。まずは先生のお話を聞いて、そのあと成績を見て…とやっていたらあっという間に終わってしまった、なんてことになりかねません。
そこで限られた時間を有効に使うために、事前に
・伝えたいこと
・質問したいこと
を洗い出し、メモしておくことが重要です。
5.お子様専用の受験ノートを用意する
まずお子様専用の「受験ノート」を用意してください。そこに何か気になること、気づいたことがあったらすぐに書き込めるようにしておきます。そして面談前に内容を整理しまとめると、面談直前になって慌てることがないでしょう。
また、リアルタイムでの受験情報や、大学のことなど様々な話題が出てきますので、これらの重要な内容を忘れないためにもメモすることはとても大切です。
6.持ち物
・受験ノート
・外部模試の結果(学校で受けたものも持参する)
・その他進路に関係する資料
・筆記用具
・スリッパ・名札(必要に応じて)
三者面談にふさわしい服装
ふさわしい服装
・スーツスタイル
・ブラウスにジャケットを合わせたオフィスカジュアルスタイル
・カットソーとスカート
基本的には清潔感のある服装を意識すれば問題ありません。ただし、アクセサリーには注意が必要です。華美になりすぎず、シンプルなものが無難です。
ふさわしくない服装
・ジャージ素材のもの
・トレーナー・Tシャツ+ジーンズなどカジュアルすぎるスタイル
・肌の露出が多いスタイル
あまりにもカジュアルすぎる服装や、派手な服装は避けたほうがよいでしょう。
(※小中学校の面談ではジーパンでもOKな雰囲気のところもあります。服装に迷ったら仲の良いお友達に聞いてみるとよいでしょう)
塾との連携
お子様を塾に通わせている方は、三者面談の日程が決まったら担当の先生にも連絡をするとよいでしょう。志望校選定など重要な時期ですと、学校の面談の前に塾の面談を設定してくれることもあります。
塾の面談で確認したいこと
・お子様の成績と志望校(チャレンジ校から滑り止めまで)
・受験システムの確認(出願の方法や必要な科目の確認)
塾で一度面談をしていると、学校の先生との面談でも気おくれせずに話ができますね。
塾への報告
学校の面談が終わったら、その時話し合われたことの内容を塾に伝えたほうがよいでしょう。学校に先生から聞いたことでよくわからなかったことを質問したり、別の視点からアドバイスをもらえることもあります。
まとめ
三者面談の主役はあくまで「お子様」です。お子様があまりしゃべらないからといって、ご両親ばかりは話すということにならないようにしましょう。
特に受験期のお子様に対しご両親のほうが前に出過ぎるとお子様の主体性が低くなり、「やらされている感」が強くなってしまいます。そうなると勉強に対するモチベーションにも関わってきますので、面談はあくまで「お子様が自分で将来を考え、それをサポートする場」という位置づけで準備を進めていくことが重要だと思います。
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