皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です!
保護者の皆様の中に、塾で行われる定期面談を「苦手だな…」と感じておられる方はいらっしゃいませんか?
「聞きたいことはあるけれども…でもこんなこと言ってもいいのかな?」
「何を言ったらいいのかわからず、結局先生のお話を聞くだけで終わってしまった」
「先生のペースにのまれてしまって、言いたいことを言えなかった」
という状態になってしまうこともあるようです。
面談は直接先生とお話できるとてもよい機会です。通常、年に2-3回しか行われないので、有意義な時間となるよう、今日は面談を受けるときのコツをお伝えいたします。
定期面談の回数と時期
〇定期面談の回数:年2-3回
〇定期面談の時期:春休み前(2-3月)
夏休み前(6-7月)
冬休み前(11-12月)
受験生は出願校を決めるため、共通テスト受験後~私立出願前までにもう一回面談を行うこともあります。
面談の際に持参するもの
模試の成績表
直近の模試だけではなく、1年くらい前からの分を持参するとよいでしょう。
成績の推移から、
・成績UP・DOWNの要因と分析
・今後どのように学んだらよいか、方針を立てる
ことができます。
また、模試だけでなく学校の定期テストの結果を持っていきましょう。その際、順位などの結果表だけではなく、テスト問題と解答用紙があるとさらによいです。
テスト結果で重要な見るべきポイント
テストが返却されると、つい順位や偏差値、合格率に目がいきがちですが、それよりも重要なのは「自分の弱点がどこなのか」を分析できるところです。
解答用紙を見ると先生はそのポイントがよくわかるので、解答用紙を必ず持参しましょう。
メモ帳(できれば面談専用)
面談の時に質問したいことを、日ごろからメモしておきましょう。
面談の時間は30分~1時間というところが多いので、時間内にテキパキと質問をする必要があります。
その場では思いつかず帰宅後に「あれを質問すればよかった」とならないよう、事前に準備しておきましょう。
また当日色々と書き込めるよう、質問と質問の間は少し空けてメモをするようにしましょう。
塾の面談の流れ
塾の面談が一般的にはどのような流れで行われるのかご説明いたします。
受講中の様子
まずは先生からお子様の日ごろの様子の説明があります。
内容は主に塾にちゃんと来ているか、学習の態度、質問に来るか等なので、お話を聞いて疑問に思うことがあればその都度質問をしましょう。
受講計画通りに進んでいるかどうか
前回取り決めた受講計画から外れていないかの確認をします。予定が大幅に狂っているようでしたら計画を立て直します。
宿題の達成状況
出された宿題をきちんとやってきているかの報告をします。
宿題提出状況が悪いようでしたら、どうしてできなかったのかを分析し、改善策を提案されます。
自宅での様子
塾に通えていない、宿題ができていない等、何か問題があれば生活習慣を見直す必要があります。
それにはご自宅での様子をまず把握する必要がありますので、先生のほうから生活スケジュールの質問があるでしょう。
模試の結果分析
模試の結果をもとに学力の推移を分析
・前回から成績が上がった分野、下がった分野とその理由
・できているけど苦手だと思われる分野
模試には結果だけではなく自分の解答用紙もついているので、先生はそれも見て分析してくれます。
このとき、持参した模試の結果があればそれも一緒に見せましょう。
複数の結果を見て、今学力が足りないところはどこか、どのように勉強したらよいのかを検討します。
問題全体を見ての感想
・落としてはいけない問題(簡単な問題)
・難しいけれども頑張って得点してほしい問題
・捨てるべき問題
はどこなのか、分析してもらいます。
解く順番や時間配分
お子様が実際にどうやって解いたのかを聞いてもらい、その順序で正しかったのか、時間配分にもっと慎重になるべきだったのか等、アドバイスをしてもらいましょう。
得点できなかった理由を掘り下げる
ただ「点数が悪かった」で済ませるのではなく、どうして得点できなかったのかをプロの目で詳しく分析してもらいましょう。
・わかっていたけれどもミスをした➡ミスをしない方法を教えてもらう
・わからなかった➡解けるようになるにはどうしたらよいのか具体的に教えてもらう
(例)数学の記述問題の場合
「ここまではできているね。ここから間違えたみたいだけど、こう考えることはできなかったのかな?それはどうしてかな?」とできなかった理由を分析し、次はどんな勉強をしたらよいのか教えてくれます。
その時、保護者様は「数学なんてわからないし…」と距離を置くのではなく
「その勉強をするにはどんな問題集を解いたらいいんでしょうか?」
「その問題集は、全部解くのか、ひとまず基本問題だけどんどんやっていくのかなど、使い方を具体的に教えてください」
とどんどん質問をしメモします。もちろんお子様にもメモをしてもらいますが、保護者様も勉強方法を理解していることで、後日、お子様がその問題集を取り組んでいるときに先生が言った通りのことができているかチェックすることができます。
模試の結果を受けて、次の目標設定
模試の結果を受けて、今後とるべき対策
参考書や問題集を追加するだけでは足りない場合は
・受講を増やす
・勉強のやり方を変える
などを検討する必要が出てきます。
特に受講を増やすとなると、お金がさらにかかってしまいます。
面談にご夫婦でなくどちらか一方で来ていた時、追加で受講料を支払うようになった場合に相談が必要なのかすぐに決断してもよいのか等、あらかじめご夫婦で相談しておいたほうがよいでしょう。
志望校の確認(場合によっては修正)
模試の結果をふまえて、現状の志望校でよいのか相談します。
成績がかなり上がっていたり、逆に下がっていたりした場合には志望校の再検討も必要となります。
その時、新しく提示された志望校がどんなところなのか、色々と質問をするとよいでしょう。
上記以外で質問すべき内容
受けたほうがよい模試や検定
自分が申し込んでいる模試以外にも受けたほうがよい模試があるかどうか質問をします。
また英語検定が入試に使える大学も多いので、自分が受験しようとしている大学がどのような状況にあるのか確認をしましょう。
全体的な入試状況の変化
今年はセンター試験から共通テストに変わって2年目です。
去年ほどの変革はないにせよ、塾関係者ならではの情報網で何か有益な情報があるかもしれないので、質問してみるとよいでしょう。
今後の勉強計画
今までに話したことを、最後に話をしっかりと整理してまとめます。
・次の模試であと〇点上げる、という目標の確認
・今優先してやるべき科目とその勉強方法
・優先すべき科目とそうでない科目との時間配分
・どんな問題集を、どれくらい時間をかけて、どのように解いていくか
など、勉強計画を3者で共有することが大切です。
まとめ
塾の面談は成績UPに大いに役立ちます。受け身の姿勢で臨むのではなく、積極的に先生に質問をして、お子様のやる気&成績UPにつなげていきましょう!