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【進路選択】理転はかなり厳しい?理転にひそむ危険と成功法について

皆さまこんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。

前回、文転(理系⇨文系)のお話をしましたが、今日は理転(文系⇨理系)についてお話します。

一般的に「理転はできない。できたとしても本当に厳しい。現役で合格は難しい」と言われていますが、それでも「文系を選んでしまったけれど、やっぱり理系に行きたい」というお悩みを抱えている文系の方に、ぜひ読んでほしいです。

 

理転は可能?

文転のときと違って、まずは「理転ができるのかどうか」についてお話しないといけません。

 

高校が許可しない可能性も

そもそも高2まで文系クラスにいて、高3から理系クラスに入るということを高校が許可しない場合もあります。

それは数学と理科の進度があまりにも進み過ぎていて独学で追い付くのはかなり難しいからです。

 

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科目別の問題点

数学

数学Ⅱまでは文系でもやりますが、理系は数学Ⅲを高校3年生の夏までに終えたいので、高校2年生の段階で、文系よりもかなり早いスピードで授業を進めています。

おそらく高校3年生になった時点では数Ⅲは半分くらいは終わってしまっている学校も多いでしょう。

となると、高校3年生から数Ⅲの授業を聴いても理解できないでしょうから、高校2年生の段階から自力で数Ⅲを学ぶ必要があります

 

理科

文転だと追加する科目が社会1科目でよかったのですが、理転は理科2科目を学ぶことになります。

文系だって理科基礎を学んでいるので大丈夫、と思われるかもしれませんが、基礎科目の理科と基礎のついていない理科では内容が大きく異なりますので、いくら基礎科目を学んでいたとしても新たに学び直す、くらいの気持ちでいたほうがよいでしょう。

 

理科基礎と理科の違い

理系の大学入試で主に扱われている理科は物理・化学・生物ですが、これらは理科基礎と比べると、

学ぶ範囲が広く、またかなり専門的になる
(高校によっては高校3年生11月くらいまでかかることもある)

理論や計算がかなり複雑化するため、難易度が圧倒的に高くなっている

といった点が挙げられます。

 

理転が難しい理由

理系科目は「積み重ねの学問」

日本史や世界史は古代から学ばなければ理解できない、といったことはありませんよね。

地理や現代社会でも、途中から学んでも授業についていけないということはありません

でも理系科目はそうはいきません。

数学、理科は「積み重ねの学問」と言われていて、基礎がしっかりとしていないとその次に進んでも理解できないようになっているのです。

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周囲よりも出遅れているという焦り

最初から理系を選択していれば、じっくりと基礎を学ぶ時間があったはずです。

しかしながら高校3年生から理系となると、その基礎が欠落した状態で皆と同じ授業を受けなければなりません

そうなると、なかなか勉強が捗らず、合格するためには差をつけなくてはいけないのに逆に差をつけられている…といった不安ばかりが募ってしまいます

 

理転を成功させるコツ

「それでもどうしても理系に行きたい!」というのであれば、成功する秘訣を教えます。
ただ秘訣と言いましても、何かラクして合格できるような裏技とかではなく、ご自身の熱意と努力が一番重要であるということは先に申し上げておきます。
また、そもそも「理系に行きたい」ということは、理科や数学が好きで、ある程度得意であるという前提でお話します。(見るのもいやなようでは勉強にならないと思いますので)

 

勉強計画

ただでさえ他の受験生より遅れていることは事実なので、そこからどう逆転合格を掴み取るか

もう1分たりとも無駄にできません。

この「無駄」というのは、「やらなくていい勉強をしてしまった」という「勉強の無駄」という意味です。(※遊んでしまったなどという時間の無駄ももちろんダメです!)

 

必要な計画内容

・入試まで、月ごと、週ごと、1日のスケジュールを立てる
自分に必要な参考書や問題集のみを使う
・勉強が偏らないよう、苦手科目に時間を割く
・模試の結果などから判断し、月1回くらいで計画の見直しをする
これらは自分で判断するよりも、だれかに見てもらったほうがより客観的に分析できてよいと思います。

綿密に立てた計画を実行することが、合格への第一歩と言えるでしょう。

 

理科基礎で学んだ理科を選択する

理系に行きたいと思った理由の中に「理科の講演会(テレビ)とかを聞いて、もっと深く知りたいと思った」というものがあると思います。

きっと今まであまり意識していなくても、そういった方面に多少なりとも興味があったのでしょう。
興味のある分野の勉強でしたら理科を学ぶこともそんなに苦痛ではないはずです。
理科基礎を学んでいても、同じ参考書や問題集に理科分野の問題も掲載されているので、定期テストの範囲が出たら理科分野もとばさず解きましょう

高校2年生のうちにいかに理科を攻略するかが、合格のカギとなるはずです。

 

数学は積み重ね

理科よりも積み重ね要素が大きいのは数学なので、こちらも2年生のうちからしっかりと対策を取った方がよいです。

可能であれば数学だけでも予備校などに通い、高校2年生のうちに数Ⅱを先取り学習し、数Ⅲに入っておいがほうがよいと思います。

 

理系科目の独学は危険

早めに塾の検討を

できれば数学だけでなく、理科も塾に通えるのであれば行った方がよいでしょう。

・他の生徒よりも遅れている
・内容が難しいので独学ではなかなか厳しい
・疑問や理解しにくいところを気軽に質問できる場がほしい
勉強計画表が適切であるかどうかの判断
これらを塾の先生に判断してもらって、無駄のない勉強をしたほうがよいと思います。

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浪人する覚悟も

高校3年生から理系クラスに入れなかったり、独学でやっていたけど進度が間に合わなかったりと、理転にはリスクがつきものです。

もしそれらを解決できなかった場合は、最悪のケースとして浪人することもありうるのでその覚悟も必要となります。

 

まとめ

文転よりも理転のほうがはるかに難しいですが、やり方次第では不可能ではありません。
もしどうしても理系に行きたいのであれば

・早めに両親と学校の先生に相談する
・綿密なスケジュール
・入塾の検討
・浪人する覚悟も必要

といった行動にうつすことをおススメします。

 

理転を成功させるのは、何よりもご自身の強い意志と覚悟です。

 

 

 

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