皆様こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
受験生の保護者様、大学受験の費用ってどれくらいかかるかご存じでしょうか?
「受験料って滑り止め入れても30万円くらいでしょう?それに入学金と授業料とで…うちは自宅から通える大学しか受けないから、100万円くらいあればいいんじゃない?」なんて考えていらっしゃいませんか?
もちろん、お子様の将来のために貯蓄をしたり学資保険をかけたりと対策なさっていることと思います。でも1月から4月にかけていきなりまとまったお金が出て慌てることのないよう、今から少しずつ準備をしておくのもよいのではないでしょうか。
今日は秋からかかる受験費用を時系列順にご説明して参ります。
シュミレーション
今回は牛久市ひたち野うしく在住の理系受験生の場合で考察しました。
【受験校】
国立大学前期:筑波大学(第一志望) 不合格
国立大学後期:茨城大学 合格
私立大学
第一志望 東京理科大学 工学部(神楽坂キャンパス) 不合格
第二志望 中央大学 理工学部(後楽園キャンパス) 合格
第三志望 芝浦工業大学 工学部(大宮キャンパス) 合格
第四志望 日本大学 理工学部(駿河台キャンパス) 合格
【通う大学】
中央大学 理工学部
スケジュールと費用
9月
(1)共通テスト出願 18000円(3教科以上)
10月
(2)模試(3回 2万円))
11月
(3)証明写真 撮影(3000円)
(4)出願できるインターネット環境整備(パソコン、プリンター購入)15万円
1月
出願
(5)私立大学(4校 30万円)
(6)国立大学(2校 34000円)
(7)願書郵送料(5000円)
2月
(8)交通費(12000円)
(9)ホテル宿泊代(2泊 2万円)
(10)入学金(滑り止め1大学分 30万円)
3月
(11)スーツ一式(10万円)
(12)ノートパソコン+プリンター(大学生協で購入 20万円)
(13)入学金+授業料(半期分)(100万円)
4月
(14)通学定期(6か月 8万円)
(15)教科書(4万円)
詳細
(1)共通テスト出願 18000円(3教科以上)
共通テストの受験費用は、
2教科:12200円
3教科:18000円となっております。
また成績通知を希望する方は800円を追加でお支払いいただくことになります。
(2)模試(3回分 2万円)
10月以降、国立大学の傾向に沿った「〇〇大模試」などの冠模試や、私立大学対象の模試などがたくさん開催されます。特に国立の冠模試はその大学を目指す人が集まるので、自分の実力を測るのにとても重要な模試となります。日程が合えば申し込みをしたほうがよいでしょう。
(3)証明写真 撮影(3000円)
WEB出願が主流となったので写真を直接願書に貼る大学は減りましたが、写真のデータは送りますので証明写真は必ず必要となります。高校で一斉に撮影してくれるところもありますが、そうでない場合はご自分で写真館に行く必要があります。
(4)出願できるインターネット環境整備((パソコン、プリンター購入)15万円)
インターネット出願が増えてきているので願書の入手にお金はかかりません。しかしながらインターネット環境の整備が必要となります。願書は必要事項を入力したあと印刷し、それを大学に送付する必要がありますので、プリンダーをお持ちでない方は早めにご準備されておいたほうがよいでしょう。
(5)私立大学(4校 30万円)
私立大学の本命が東京理科大学なので、そちらは共通テスト利用方式、大学独自試験方式、グローバル方式(英検利用)と複数出願します。
その他の私立大学は共通テスト利用方式と大学独自試験の2種類に出願します。
(6)国立大学(2校 34000円)
前期は筑波大学、後期は茨城大学に出願します。
(7)願書郵送料(5000円)
大学からの指定で
・定形外(A4の大きさの封筒) 140円
・一般書留 435円
・速達 290円
となっている場合が多く、合計すると865円となります。
私立国立合わせて6校に送付するので5190円となります。
(8)交通費(12000円)
1校あたり往復約1000円前後なので、12000円くらいかかります。
(9)ホテル宿泊代(2泊2万円)
JR常磐線は冬、強風や雪の影響でダイヤが乱れることがあります。「入試会場に遅れても交通機関の乱れなら配慮してくれるから大丈夫」とお思いかもしれませんが、多少の遅延ですと配慮がない場合もあるようです。そうなると試験会場時間よりもかなり早くいく必要があります。また常磐製が止まってしまった場合は、他の交通機関を利用することも考慮しなくてはならず、そういったことを考えると続けて試験がある日や第一志望は前日から宿泊するということも選択肢としてあってもよいと思います。
(10)入学金(滑り止め1大学分30万円)
芝浦工業大学の入学金支払期限が中央大学や東京理科大学の発表よりも前にあったので、振り込み手続きをする必要がありました。
(11)スーツ一式(10万円)
大学入試が全て終わったらすぐに入学式用のスーツを購入しに行った方がよいと思います。スーツだけでなくYシャツ、ネクタイ(男子)、革靴、カバンなどをそろえると10万円くらいはかかるでしょう。
(12)ノートパソコン+プリンター(大学生協で購入20万円)
ノートパソコン+複合機プリンター
新型コロナウィルスの影響で、今年は入学時からZOOM授業に対応できるノートパソコンとプリンターの購入が求められました。大学側からスペックの提示があり、特にプリンターは手書きで書いたレポートをPDFにして送信する必要があるためスキャナー付きのものを購入しないといけないケースもあるようです。
大学の生協などで斡旋しているものを購入すれば、パソコンに不慣れな方でも色々と手厚くサポートをしてくれるようなので、パソコンに不慣れな方や一人暮らしの方にはお勧めですが、費用は若干お高めになるようです。
(13)入学金+授業料(半期分)(100万円)
中央大学理工学部に入学すると、入学金+学費等で初年度前期105万円が必要となります。
(14)通学定期
中央大学理工学部があるのはJR水道橋駅なので
JRひたち野うしく-JR水道橋の定期代 6カ月78220円
となります。コロナ禍ではありますが対面授業も週3日くらい入ってきたりしますので、定期を購入しておいたほうがお得になることもあります。
(15)教科書(4万円)
4月に入ったらすぐにカリキュラムを組み、必要な教科書を購入しないといけません。大学の教科書は1冊3000円前後するものが多いので、10冊くらい購入するとして、3万円~4万円くらいはみておいたほうがよいでしょう。
総額は…
以上ざっくり計算して約230万円となりました。
ここからマイナスされるものとしては
・パソコンの環境は整っているので一切購入の必要なし→35万円減
・国立大学に行くことになった→20万円減
・滑り止めの私立大学に入学金を支払う必要がなかった→30万円減
合計85万円が考えられます。
それでも145万円は必要となりますので、150万円くらいはすぐにご用意いただけるようにしておいたほうがよいかと思います。
まとめ
まだ夏の時点ではどこに出願するのか、何校受けるのか、地方なのか都内なのかなど決まっていないことも多いかと思います。でも「200万円くらいの出費はあるかも」と思っておいた方がいざというときに慌てずに済みそうですね。
急にご入用になってもよいようにすぐに引き出せる場所にお金を移しておくなど、お時間に余裕のある今からご準備されることをお勧めいたします!