下手な考え休むに似たり
こんにちは!武田塾ひたち野うしく校です。
皆さんは「難しくて解けないな」と思ったとき、1問にどれくらいの思考時間をとっていますか?
問題にもよるので一概には言えないとは思いますが20~30分位かけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1問に30分以上かけて解けたときは、ものすごい達成感がありますよね。
でも解けなかったときは、モチベーションがかなり下がります。
また、30分間頭をフル回転させているならまだしも、途中で集中力が途切れてしまうこともありませんか?
1時間勉強したのにたったの2問しか解いてないという状態では、試験までいくら時間があっても足りません。
「下手な考え休むに似たり」という言葉がありますが、これは「よい考えも浮かばないのに長く考え込むのは何の役にも立たず、時間の無駄だ」という意味です。
無駄にダラダラ考えるくらいなら、一度思い切って遊んで、リフレッシュしたほうがよいと思います。
答えを見るのはやってはいけない勉強法?
私たちは小学校のころから「答えをすぐに見てはだめ。しっかり考えないと成績は上がらない」と言われてきました。
もちろん「早く終わらせたいから丸写しする」というのは論外ですよ。
書写のようなことを意味がないどころか時間とノートの無駄です。
でも「理解を深めるために読む」という目的があるのならよいのではないでしょうか。
答えは「見る」のではなく「読む」もの
学校や塾では「テキストを読む→問題を解く→解答を確認する」という順序で勉強を進めるよう指導されていると思います。
もちろんこの方法が一番よいとは思うのですが、必ずしも毎回うまくいくものでもありません。
しかし、勉強が苦手でも、モチベーションが上がらなくても、時間がなくても、勉強する順序を変えることにより問題が解けるようになります。
解き方を知っていれば誰でも解ける
テストでよい点を取るためには、×を少なくし〇を多くすることです。
ではそのためにはどうしたらよいのでしょうか?
正しい解き方を覚える→できる問題を多くする
成績の悪い人は「自分はバカだから解けない」と言いますが、それは違います。
「バカだから」ではなく「やってないから」解けないのです。
成績のよい人は努力をし、解き方を知っているから問題が解けるのです。
運動も勉強も同じ「努力」
スポーツの世界を考えてみましょう。
一流アスリートはもちろん才能もありますが、小さいころから努力したくさん練習をしていますよね。
「4歳の頃には休日8時間以上練習していた」というエピソードがある選手もいます。
勉強も同じだと思います。
勉強は才能がなくても努力でかなりカバーできるという側面があるので、勉強の方が成果が出やすいと思います。大学入試の時に成績がよい人は、それだけ「勉強」という努力を積み重ねてきたという証でしょう。
「頭が悪い」と思うのではなく「解き方を知らないから解けない」というふうに捉えましょう。
きちんと「解き方」を学べば誰でも解けるようになりますよ!
模範解答を写す→あとでもう一度解く
自分の学力以上の難しい問題を解かなくてはいけない場合は、模範解答を「写す」ことからはじめるとよいでしょう。
模範解答には「正しい解き方」が書かれています。
つまりそれを覚えればよいのです。
しかしながら、もちろんただ丸暗記すればよいというわけではありません。
解く→全くわからない→じっくり解答を読む
→模範解答を理解しながら書き写す(自宅ノート※丸写し厳禁)
→1日おいて理解しているか判断するためにもう一度解く(学校提出用)
模範解答は自分はどこまで理解できていたのか、どうしてこれがわからなかったのか、反省しながら写します。
もちろんこれは練習のための「写し」なので、学校提出用のノートに書いてはいけません。
「解答を読むだけでいいじゃないか」と思うかもしれませんが、目で追っているだけでは理解できない問題も多いです。
「理解した気になっていただけで分かっていなかった」を防ぐためにも一度自分で写したほうがよいでしょう。
1問にかける時間の目安は?
解けない問題があったら□分はしっかりと考えましょう。この□の中は、問題の「解けなさ度」によって変わります。
全く解き方を思いつかない:1分で解答を見てしまって構いません。それ以上問題を見ても、頭の中に解法がなければ時間の無駄なので潔く諦め解答を見ます。
ちょっと解ける気がする:5分くらいまでなら悩んでもらって構いませんが、それ以上時間はかけないほうがよいでしょう。
丸付けを軽んじてはならない!
×は正解への近道 宝の山を見逃すな
丸付けをして、解きっぱなしの方、ただ〇×だけを気にしているだけの方はいませんか?それは本当にもったいない。
正解への足がかりを自ら捨てているのも同然ですよ!
丸付けとは、解いた後に「できた / できなかった」を選択すること
問題を解いた後、解答を見て納得するだけではなく、次同じ問題を解けるようにするにはどうしたらよいのかプランを立てますが、それには×をしっかりと分析することが重要です。
つまり自分の不得意とする分野を明確にしてくれるので、次はそこに注意して問題を解けばよいのです。
「どこがわからないのかわからない」で解くのとは大違いですよね。
勉強とは「できないものをできるようにする」ことです。
自分の「できない」を把握できてこそ、はじめて「できる」ようになるのです。
なので丸付けをしないなんてのは言語道断。
せっかく時間をかけて解いたものをそのまま放置してしまうのは時間をムダにしているのと同じこと。
それなら遊んだほうがまだマシかも。
丸付けは「できる」になるための第一歩なのでしっかり取り組んでください!
問題を解く前に「解答を読む」のもOK
一般的には「テキストを読む→問題を解く→解答を確認する」だと思いますが、それだと難度の高い初見問題を解くのはかなり厳しいですよね。
そういうときは「解答を見る→問題を見る→テキストを読む」でもよいと思います。
解けなかった問題も、解説を読むことにより理解できます。
そのあとでもう一度問題を解き、解答が再現できるか試します。
ここで再現できればひとまずOK、できなければまた解答をじっくり読みます。
先に解答を見ているので「わからない」ということがなくなり、勉強に対するハードルがグンと下がります。
解いたら爪痕を残す
間違えたときは参考書に「間違えた証」を残します。
①問題番号にマーカーで印をつけ日付を記入
②解答本に間違えた理由を詳細に書く
③後日解き直して、解けたら赤ペンで〇をつける。解けなかったらさらに日付を書き加える
「解けなかった」にもいろいろと理由があります。
解き方をすっかり忘れてしまっているのか、前回と同じミスをしてしているのか、前回よりも理解はしていたけれど凡ミスしてしまったのか…どんなミスだったのかを知ることはとても重要なのでぜひ記録しておいてください。
まとめ
①本当にわからない問題は模範解答を写し、翌日もう一度チャレンジする
②悩むのは1問5分くらいを目安に
③できなかった問題にはマーカーで印をつけ、解答書に間違えた理由も書いておく
解答は「見る」のではなくじっくりと「読む」ものです。
どんなに努力してもその方法を間違えていては学力は上がりません。
正しい勉強方法で学力をどんどん上げていきましょう!!
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