こんにちは、武田塾日立校です。
こちらでは物理の勉強方法について紹介をしていきます。
1.物理という科目の特徴
2.オススメ勉強法
3.オススメ参考書
1.物理という科目の特徴
さて物理というとどんな科目のイメージがあるでしょうか?
人によっては「難しそう」と思っているのではないでしょうか?
物理という科目の勉強をうまくできるかどうかは、「現象を正しく理解できているかどうか」が重要になってきます。
たぶん「物理は難しい」と感じている人は、この理解の部分が怪しいのではないでしょうか?
物理の勉強には段階がある!
物理の勉強をしていくうえで、大きく次の二段階があるかと思います。
1.公式を使って問題を解くことができる
2.その公式がどういった意味を持っているのかを理解している
1.公式を使って問題を解くことができる
まずは基本ですが、勉強をするときには公式を使えるようにしましょう。
この段階ではとりあえず、「どの文字にどういった数値を当てはめるのか」「どういった条件で使えるのか」ということを徹底的に暗記しましょう。
このとききちんと各文字が何を表しているのか(絶対温度、体積、重力加速度、など)もきちんと覚えておくようにしましょう。
これを覚えるだけでも最低限の計算問題は解けるようになるかと思います。
でもそれだけではいったい自分がどういう計算をしているのかがなかなかわかりにくいですよね。
そこでさらに上の段階へ進むために、次の状態を目指して勉強をしましょう。
2.その公式がどういった意味を持っているのかを理解している
公式を使えるようになったら、「その意味を考える」というステップを踏みましょう!
解説が詳しい参考書を見ると、その公式の意味や、どういった式がもとになって新たな公式ができているのかなどが説明されているかと思います。これを正しく理解してそれぞれの関係を理解しておくと問題を解くときにも非常に役立ちます。
例えば簡単な例として、初速が0の場合の速度と加速度の関係を考えてみましょう。
速度は「1秒あたりの速さ」、加速度は「1秒あたりにどれだけ速度が増すか」という値なので、この場合の速度は次の式で求めることができます。
速度(m/s) = 加速度(m/s^2) × 時間(s)
左右の単位に注目して考えてみると、当然ですがきちんとそろっているのがわかるかと思います。
当たり前のことではありますが、物理に苦手意識を持っている人はこの単位や各文字(速度、加速度など)がどういった関係になっているのかがあいまいなことが多いです。この関係を計算や説明を通して理解しておくと、公式の使い間違いや忘れることを防ぐことができます。
後半の内容ほど理解度が重要!
この理解するという段階がなぜ必要になってくるかというと、学習が進むにつれてやっていることが直感で分かりにくくなってくるからです。例えば最初に学ぶ力学の範囲に関しては、実際に自分の身の回りのものがどう動くかを考えることで速度が増える・減る、エネルギーがどうなる、といったことを想像しやすいかと思います。ただ後半になると電磁気や原子など、目では見えない世界のことを考える必要が出てきてしまいます。このときにただ公式を覚えて数字を当てはめるような考えだけで勉強をしていると、新たに学んだ知識がごちゃまぜになり、使い分けができなくなってしまう、というのがよくある物理が苦手な人のパターンです。
こういった部分に対応するために必ず理解をすることを大事にして、それをサポートするような参考書をうまく使っていきましょう!
2.オススメ勉強法
では実際に物理の勉強をする上でどのように勉強をすればいいのかを考えてみましょう。
1.まず各種説明を読む!
まずは当然ですが、きちんと各テーマごとの解説部分を読みましょう。
人によっては「とりあえず公式だけ覚えて使えるようにすればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、必ず一度はどうやって公式が成り立っているのか、抜けなく目を通すようにしてください。そのうえで説明のよくわからない部分に印をつけておきましょう。最初の段階ですべてを理解しようとすると先へ進められない場合もあるので、まずは疑問点をピックアップしておくだけで大丈夫です。
2.公式を覚える
では次に実際に公式を覚えて計算問題などを解いてみるようにしましょう。
このときの注意として、公式は迷わず2秒以内にかけるくらいになるまでしっかり覚えるようにして下さい。そのためにはまず練習問題を解く段階で、毎回使う公式と、その公式内で使用する文字が何を表しているのか(面積や加速度や圧力など)を必ず書き出してから問題を解くようにしましょう。
3.解説に書き込み
練習問題を解いたら、必ずその解説にも抜けなく目を通しましょう。このときにただ数字があっているだけでなく、自分の考え方があっているか、別の解法がないかなどもきちんと確認をしましょう。もし間違えた部分や覚えるべき知識などがあれば、そこはきちんと印をつけて暗記するようにしましょう。また間違えた問題に対しては、どこをどう間違えたか(計算ミス、公式の覚え間違い、条件の読み違いなど)を記録しておくようにしましょう。こうすることで、同じミスを繰り返しにくくなります。
4.理解のし直し
ここまで進めたならば、改めて基本事項の説明を読み直してみましょう。実際に問題を解くことで一度読んだだけではわからなかったことが、より理解しやすくなっていることがあるかと思います。
物理の勉強をするときは必ず、この「問題を解く→理解する」のサイクルを繰り返すようにしましょう。
3.オススメ参考書
武田塾でも使用している物理の勉強をする上でオススメの参考書を紹介します!
物理のエッセンス
こちらは物理の基礎的な問題からある程度までの発展問題までを網羅している参考書です。
載っている知識のレベルとしては、これをしっかり一冊やりこむことで共通試験や日東駒専までの受験で必要とされる知識は一通りそろえられるくらいのものが載っています。さまざまな過去問などに触れる前に、まずはこの参考書をしっかり極めるようにしてみましょう。
ただ注意点としては、この参考書では各種公式や現象の説明はやや少なめなので、解説が詳しい参考書を併用するのが良いでしょう。
使うものとしては↓で紹介している「宇宙一わかりやすい」シリーズがおすすめです。
宇宙一わかりやすい高校物理
こちらは物理の基本的な内容をイラストつきで分かりやすく説明してある参考書です。
解説の詳しい講義本として、物理のエッセンスと併用して使っていくのがオススメです。
宇宙一でまず理解する→エッセンスで問題を解く→もう一度宇宙一を読む、といった風に繰り返し読み返して理解を深めるようにしましょう。
またもしエッセンスから演習に入るのが難しいと感じる場合は、こちらの宇宙一わかりやすいには別冊問題集が一緒についてくるので、それをまず終わらせて基本事項の理解を済ませてしまうのも良いでしょう。
※別冊問題集には本当に基礎の確認レベルの問題がまとまっています。
最後に
物理の勉強方法についてまとめてみましたが、人によって躓くポイントや原因はさまざまだと思います。
もし勉強方法に困っていて悩んでいるのであれば、武田塾ではいつでも無料受験相談をおこなっているので、気軽にまずは相談してみましょう!
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