こんにちは、武田塾日立校です。
こちらの記事では東京薬科大学についてその特徴を紹介します!
東京薬科大学にある学部・学科一覧
薬学部
薬学部には次の三つの学科があります。
※いずれの学科でも6年間勉強をし、薬剤師国家試験を受けることが可能です。
医療薬学科
医療現場で求められる知識や能力を育成することに重点を置いた学科です。
臨床医や専門薬剤師などの外来講師を招いて、実際に現場でどのような仕事をしているか聞くことができる講義もあります。
医療薬物薬学科
薬剤師としての知識だけでなく、創薬にかかわる知識をしっかり学ぶことができる学科です。
治験や臨床開発の流れ、またそれにかかわるデータの分析などを学ぶことができます。
医療衛生薬学科
疾病の予防という観点からの薬へのかかわり方を学ぶことができる学科です。
具体的には疾患の原因や薬のメカニズムの理解、症例検討、患者さんへの説明、漢方薬、家庭での簡易計測の方法などを習得します。
生命科学部
生命科学部には次の三つの学科があります。
分子生命科学科
生命を支える仕組みについて学ぶことができる学科です。具体的には遺伝子・細胞・脳などについて学ぶことができます。
生命科学の知識は医療・食品・環境など、様々な分野で用いられています。
応用生命科学科
微生物、植物、動物、培養細胞などの生物を用いて、生命科学の基礎を学ぶことができる学科です。
また企業研究所出身の教授がいるため、実際に社会に出てから役立つ実践力を身に着けることも可能です。
生命医科学科
がん、自己免疫疾患、精神神経疾患、循環器疾患等などの難病メカニズムを学ぶことができる学科です。
また姉妹校である東京医科大学において卒業研究をすることが可能です。
医療現場をより身近に感じることができる貴重な機会が得られます。
東京薬科大学の特徴
高い薬剤師国家試験合格率
第106回薬剤師国家試験(2020年)での新卒合格率は90.99%となっており、これは全国の合格率平均の85.55%という数字と比べても高い値です。
薬学部を卒業することで得られるのはあくまで薬剤師国家試験の受験資格なので、この合格率がどれだけ高いかはそのまま就職へもつながります。
世界大学ランキング 国内私立大学で1位
2021年度のCWUR(The Center for World University Rankings)において、東京薬科大学は日本国内で123位にランク入りしています。
これは私立大学では唯一のランク入りで、大学の持つ研究力の部分が評価されたことが反映されているようです。
東京都で最も広い薬用植物園
東京薬科大学の薬用植物園は面積が41,000㎡あり、東京都で最も広い薬用植物園です。植物園内では約1,500種の植物が栽培されています。
東京薬科大学の入試方式
東京薬科大学の入試方式は学部によって使える科目などが異なるので、注意しましょう。
配点は次の通りです。
薬学部 | 数学 | 理科 | ※英語 | 国語 | 備考 | 満点 |
A方式(共通利用) | 200 | 200(化・物・生から1) | 200 | 600 | ||
B方式(学部個別) | 100 | 150(化学) | 100 | 350 | ||
S方式(共通・個別併用) | 100 | 200(化学) | 100 | 400 | ||
生命科学部 | ||||||
A方式Ⅰ期 | 200 | 200(化・物・生から1) | 200 | 200 |
英・国・数から2科 + 理から1 |
600 |
A方式Ⅱ期 | 100 | 200(化・物・生から1) | 300 | |||
B方式Ⅰ期 | 100 | 100(化・物・生から1) | 100 | |||
B方式Ⅱ期 | 100 | 100(化・生から1) |
数・生・化から2 |
200 | ||
C方式 | 100 | 100 | 200 |
英語の得点はリーディング・リスニング100点をそれぞれリーディング160点、リスニング40点に換算して200点満点とします。
薬学部
A方式(共通利用)
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月14日(金)17:00
試験日:2022年1月15日(土)・16日(日)
A方式はいわゆる共通試験利用です。
こちらは共通試験の成績を利用するため、個別の試験を受ける必要がありません。
薬学部ではA方式のみ生物・物理を使用することが可能です。
※他の方式で使える理科は化学のみ。
B方式
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月23日(日)17:00
試験日:2022年2月6日(日)
B方式は学部個別の試験をもとに合否を判定するものです。
化学の配点が大きくなっているので、ここで稼げるようにしましょう。
S方式
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月18日(火)17:00
試験日:2022年1月30日(日)
共通テストの英数と個別試験の化学で合否判定を行う仕組みです。
こちらも化学の配点が大きくなっているのが特徴です。
生命科学部
A方式Ⅰ期(共通利用)
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月14日(金)17:00
試験日:2022年1月15日(土)・16日(日)
Ⅰ期の特徴は、唯一国語(現代文のみ)を使用することができる点です。
英・国・数から2科目 + 理科(化学・物理・生物)から1科目で受験することができます。
もちろん大学に入ってからの勉強のことを考えると英・数・理を鍛えておくべきですが、共通試験模試などから現代文の方が高得点が狙えそうな場合の戦略として使うことができるかと思います。
A方式Ⅱ期(共通利用)
出願期間:2022年2月11日(金)9:00~2月23日(水)17:00
試験日:2022年1月15日(土)・16日(日)
Ⅱ期では、数学(ⅠA・ⅡBから1科目)+理科(化学・物理・生物から1科目)のみで合否を判定することが可能です。
理系科目が得意な人の選択肢てとして活用できることを押さえておきましょう。
B方式Ⅰ期
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月21日(金)17:00
試験日:2022年2月2日(水)
B方式Ⅰ期では数学(ⅠA・ⅡB)+理科(化学・物理・生物から1科目)+英語での受験が可能です。
それぞれ60分の試験となっているので、過去問を解いてしっかり対策をしましょう。
B方式Ⅱ期
出願期間:2022年1月4日(火)9:00~1月23日(日)17:00
試験日:2022年2月6日(日)
B方式Ⅱ期では生物・化学・数学から2科目での受験が可能です。
この中に得意科目があるのであれば、こちらの受験方式も選択肢に入れて考えましょう。
C方式
出願期間:2022年2月12日(土)9:00~2月28日(月)17:00
試験日:2022年3月9日(水)
C方式は英語・数学のみでの受験が可能です。
3月の試験ですので、他の受験校の結果などを参照しながら受験を検討するようにしましょう。
東京薬科大学の過去問分析
薬学部
B方式一般入試 英語
出題形式は読解が2題、文法・語彙が2題、発音が1題の合計5題、試験時間は60分です。
環境や医療分野から長文の問題が出題されやすいですが、専門的な用語には注釈がしっかりついています。その他の語彙や文法は標準的なレベルなので、基本的な語句を押さえておけば読むのには困りません。
マーク形式で並べ替えや文法の選択問題などが出ますが、発音も出題されるのできちんと対策をしておきましょう。
全体的な難易度としては、標準的です。
B方式一般入試 数学
大問5題、80分でⅠA・ⅡBの範囲から出題される。
出題される問題は満遍なくどの範囲からも出題されますが、難易度自体は標準的です。
その分取りやすい問題でのミスをしていはいけないので、基本の公式・典型的な問題の解き方を抜けなく押さえておきましょう。
B方式一般入試 化学
大問4題、70分で、理論、無機・有機すべての分野から出題されるが、理論分野からの出題が比較的多めです。
一部難易度が高めの問題があるものの、全体的な難易度は標準的。基本的な知識や考えかたを問う問題を、いかに外さないかが重要になってきます。
S方式一般入試 化学
大問5題、90分となっている。
出題の傾向などはB方式を参照。出題量・試験時間が長めになって化学の点数配分が大きくなっているので、そこに注意が必要です。
生命科学部
B方式一般入試 英語
大問5題形式、読解以外にも文法・語彙も問われる。
難易度は標準的なため、きちんと過去問で全体を解き終えることができるように対策をしておけば良いでしょう。
B方式一般入試 数学
大問5題、大問4,5は選択式なため4題を60分で解くこととなる。
基本的にⅠA・ⅡBの範囲から出題されるが、最後の選択問題で数Ⅲの範囲を含む問題も選択可能。
出題される問題は標準的なものなので、基本の公式・典型的な問題の解き方を抜けなく押さえておきましょう。
B方式一般入試 生物
大問5題、60分。内容としては基本的な知識や計算能力を問う問題なので、基本的な知識をしっかり固めておくことで対応ができます。
選択問題では「誤っているものを2つ選ぶ」といった複数選択させるものもあるので、そこに注意してマークミスなどをしないようにしましょう。
B方式一般入試 化学
大問5題、60分。こちらも問われている知識は基本的なもの。
複数回答を選ぶ問題も他の科目と同様にあるので、過去問を通して出題形式に慣れましょう。
B方式一般入試 物理
大問3題、60分。
マーク式ですが計算が必要なものに関しては選択肢が8~9個ほどあるため、自分で計算をして正しい答えを導き出す必要があります。
また一部記述で答える問題もあるので、普段からただ計算するだけでなく、解答根拠を理解しておくようにしましょう。
東京薬科大学に合格するには?参考書のご紹介
全体的に基本的な知識を広く正しく理解しているかが問われる内容になっています。
教科書に載っているような内容を抜けなく覚える・使いこなせることが重要ですので、そこを練習できるような参考書を使用しましょう。
英語
ネクストステージ
一通りの文法問題を網羅している一冊です。
まずは知識で答えられる文法事項を固めてしまいましょう。
また発音に関しての問題も収録されているので、この一冊で必要な知識が幅広くそろうかと思います。
数学
基礎問題精講
一通りの演習が網羅されている参考書です。
例題をしっかり理解して解けば、まずこのレベルの演習を一通りできるようにしてから過去問に入れば、実際に過去問で使われている解法もスムーズに理解できます。
生物
リードライトノート生物
こちらも基礎的な知識を網羅している参考書です。
まずは用語をしっかり覚え、そのうえで過去問に挑みましょう。
化学
リードライトノート化化学
基礎知識をそろえられる一冊です。
書き込みもしやすいので、必要な情報を書き足して、これ一冊で自分に必要な情報がそろうようにしましょう。
物理
物理のエッセンス
物理の基礎的な知識を網羅できる参考書です。
*印がついている問題はやや難しいものがあるので、そこはまず飛ばして基本の問題だけ解けるようにし、過去問をやって必要だと感じたら解いてみるようにしましょう。
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