ブログ

医学部合格のために実践してほしい 模試の正しい活用法

皆さんこんにちは!

広島駅南口より徒歩3分
 日本初!授業をしない。

IMG_9957

 逆転合格を目指す大学受験専門予備校・個別指導塾の武田塾広島校です!

今回のテーマは「模試の活用法」です

優れた教材である模試を正しく活用して

その学習効果を最大限に引き上げてください

 

 

 

【1】模試を受ける目的

① 試験の受け方を練習する

広い試験範囲について、時間を測って受けることは

入試本番にうってうけの練習機会です。

本番で行うことを決めるために模試を使ってください

 

たとえば

・試験が始まったら、問題数から時間配分を決めて、それを守る

・難しい問題や時間のかかりそうな問題は後に回す

途中の式や図は、戻ってきたときのためにわかるように書く

などです。

 

逆に言うと

模試で練習しなかったことは本番では実行しない方がいいです。

 

試験中のことだけでなく、休憩時間の使い方や食事のとり方などを含めて

模試でいろいろ試すことで、

自分の試験の受け方確立しておいてください。

 

また、試験の受け方による失敗を防ぐ練習でもあります。

受け方が悪かったことによる失敗には

 

試験時間がおして、焦ってしまった

解けない問題に拘ってしまった

・油断や思い込みで解ける問題で失点した

・緊張でメンタルがいつもと違った

・出題傾向が変わって動揺した

 

などがあり、これらによって合格可能性は2,3割変動すると言われています。

試験の受け方は教科の知識習得と同程度に重要です。

 

② 受けた後に模試を分析して復習個所を見つける

模試を受けたあとの分析はとても重要で学習効果が高いです。

問題を忘れないうちに取り組んだ方が時間効率がいいので、

試験後すぐに取り組むことをお勧めします。

 

【2】模試分析の進め方

問題の正誤確認のあと、

間違った問題を分類しましょう。

 

自滅型のミス

・解くための知識はあったが気付けなかった

・解くための知識がなかった

・解答解説をみても理解できない

 

そして、それぞれの失点について原因分析をし、

何を復習すればいいかを見つけてください。

そして、それを早めに実践しましょう。

 

【3】模試についての、間違った取り組み

① 難しい問題の解き直しをする

合格ボーダーが満点という入試は行われたことがありません。

模試もすべての問題が解けなければいけないということはありません。

 

それどころか、解いてはいけない

 

時間を多く使わせることで合計点を下げる問題をわざと入れることもあります。

 

ランキング上位を目指すという特別なこだわりがある人以外は

すべての問題の解き直し時間効率がかなり悪いのでやめた方がいいです。

 

模試の解き直しをするよりは、

間違いを分析したら

普段使っている教材で課題の見つかった箇所を復習した方がいいです。

模試の解答解説はとても詳しいですが

どうがんばっても知識の抜粋になりますから体系的な理解には寄与しません。

それに、わかりにくいことは時間のかかることです。

時間のかかることは勉強が遅れる原因になります。後回しにして構いません。

 

② 模試結果にメンタルを左右される

模試結果は受けてから返却までに早くても1か月程度はかかります。

その間に学習状況は変化しますから、

過去のある時点の成績評価にたいした意味はありません。

試験を受けてすぐに分析をし、学習計画を修正していれば

もう次のステップに進んでいることでしょう。

模試結果をみて、計画を修正すべきことは何もないはずです。

 

結果が悪かったときは、できるだけ判定や得点を気にしないことを勧めます。

易しければ上がり、難しければ下がる点数には何の意味もなく、

結果を気にしても何も変わらないので、

メンタルを維持することを優先して判定は放置してください。

 

模試結果をみてから、模試の復習をするのは

時間の無駄ですので避けた方がいいです。

 

 

③ 模試の過去問演習をする

模試の過去問を配って演習を勧める指導者がいますが、

模試の過去問演習は全くお勧めしません。

 

模試には明確な出題傾向があり、毎年よく似た問題構成になります。

過去のデータと比較するためにそういう仕様になります。

したがって過去問の答えを丸暗記しても結果は出ます。

しかし、本来の学力以上の結果を出すと、

そのデータに基づいて立てる、その後の学習計画が最適なものでなくなる可能性がかなりあります。

ゆくゆくは、模試結果も踏まえた出願も間違ったものになるでしょう。

 

模試は入試ではなく点検です。点検は本物と同じ条件で実施すべきです。

過去問演習というドーピングは成績評価を狂わせます。

「模試は良かったが、入試には弱かった」なんて未来はだれも望まないでしょう。

過去問演習はただちにやめることをお勧めします。

 

また、模試の重要な役割は、入試での問題の解き方の練習ができることです。

学力を超える問題初見問題と対峙しても

時間配分を守り冷静に受け続けられるかを試せます。

しかし、この中に過去問に酷似した出題があったり、

出題傾向がドンピシャだった場合は時間に余裕ができてしまうので、

入試同様の緊迫した時間との戦いといった状況が作れません。

これでは入試のシミュレーションにならず、模試を受ける価値が下がります。

【4】正しい模試対策

逆説的な言い回しになりますが、特別な模試対策をしないことが正しい模試の活用になります。

模試前も普段の勉強を続けましょう

模試前にいつもと異なる勉強を採用する人をみかけますが、

もしその勉強が成績向上を加速するなら、なぜ普段からその勉強を採用しないのでしょうか。

模試前に勉強時間が増えるというのも同じ疑問を持ちます。

 

そのトレーニングが短期的にしかできない負荷がかかる勉強だとしたら、

その後に回復期がいるはずで、長期で見れば学習習慣が崩れて勉強量を減らすリスクの方が大きいです。

意味があるとしたら、模試で高得点を取れるかもしれません。

しかし、総勉強量が減る方に作用すると

入試での得点期待値は下がります。

この選択はお勧めできません。

 

こういう短期決戦型の勉強は、

やるなら、入試直前に受験日の翌日から1週間寝込んでもいいという覚悟で

無理をするくらいでしょうが、

受験当日の体調を万全にするのは難しいことから、かなりのギャンブルです。

 

やはり、模試スケジュールに左右されず、

単調に普段の取り組みを続けるのが一番いいです。

模試は受ける前の取り組みにこだわるより、

当日の解き方の練習と受けた後の分析を重視してください。

【武田塾広島校 大学受験専門予備校・個別指導塾】

〒732-0821

広島県広島市南区松原町10-25

芙蓉ビル2階

https://www.takeda.tv/hiroshima/

TEL:082-569-7329

MAIL:hiroshima@takeda.tv

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる